【最新版】Facebook広告の目的と戦略に合わせた選び方とは?

自社の戦略に合わせてFacebook広告の「キャンペーンの目的」を選択できていますか?

広告の目的が最適でない場合、費用だけが膨らみ、見込んでいた成果が期待できない恐れがあります。

そこで今回は、Facebook広告の「キャンペーンの目的」という設定項目について詳しく解説していきます。

目次

Facebook広告の目的とは

Facebook広告における目的とは、キャンペーンの目的です。

Facebook広告のキャンペーンの目的は、ユーザーに期待する行動から選択することができます。

目標到達フェーズに応じて、認知、検討、コンバージョンという3つのフェーズと11の細かい目的に分かれています。

Facebook広告のフェーズ①認知

認知というフェーズは、潜在顧客との最初の接点です。

そのため、認知の目的は、自社の商品や存在を知っていただき、検討段階に入っていただくことになります。

ブランドの認知度アップ

「ブランドの認知度アップ」という目的は、自社の商品やサービスに興味や関心を持つ可能性のある方に配信されます。

配信後、広告を見てから2日以内に広告を思い出してくれそうな人数を表す推定広告想起リフトという指標が手に入ります。

とはいえ、推定広告想起リストはあくまで推定なので、正確な計測をするためには、ブランドリフト調査を行う必要があるでしょう。

参考:ブランド認知度アップの目的について|Metaビジネスヘルプセンター

リーチ

「リーチ」という目的は、広告を閲覧する方(リーチ)もしくは広告の表示頻度(インプレッション)を最大化することです。

そのため、新商品を多くのユーザーに知っていただきたい場合や実店舗ビジネスで近隣住民の方に知っていただきたい場合に有効です。

参考:リーチの目的について|Metaビジネスヘルプセンター

Facebook広告のフェーズ②検討

検討というフェーズは、すでに自社の商品やサービスを認知しているユーザーを対象としています。

コンバージョンにつなげるためにも、商品やサービスに対する深い理解を促すことが広告の

目的となります。

トラフィック

「トラフィック」という目的は、自社のウェブサイトやアプリ、Messengerなどにユーザーを誘導することです。

ブログのPV数を伸ばしたい場合や広告では伝わりきらない商品やサービスの魅力を伝えたい場合に有効と言えます。

アプリやMessengerなどに誘導したい場合は、「アプリのインストール」や「メッセージ」という目的もあるので注意が必要です。

参考:トラフィックの目的について|Metaビジネスヘルプセンター

エンゲージメント

「エンゲージメント」という目的は、Facebookページや投稿を見せて、投稿へのコメントやシェア、ページへの「いいね!」を増やすことが狙いです。

本記事では、「エンゲージメント」、「ページへのいいね!」、「イベントへの参加」を合わせて、「エンゲージメント」としています。

エンゲージメントが多い投稿は、社会的証明につながり競争の激しい市場で、商品やサービスを売りたい場合に有効と言えます。

社会的証明とは、自分の意見よりも多くの人が賛同している意見の方が、妥当性が高いと判断してしまうことです。

参考:Facebook広告における投稿のエンゲージメントについて|Metaビジネスヘルプセンター

アプリのインストール

「アプリのインストール」という目的は、AppStoreやGoogle Playなどに誘導し、アプリのダウンロードを促すことです。

Facebook for Developerサイトに登録したアプリではないと、ダウンロードする目的ではなく、広告をクリックする目的に最適化されてしまうので注意が必要です。

参考:広告の目的「アプリのインストール」|Metaビジネスヘルプセンター

動画の再生数アップ

「動画の再生数アップ」という目的は、動画の再生数を増やし、自社の商品やサービスを深く知っていただくことです。

そのため、広告は、「2秒または15秒以上継続して視聴する可能性が最も高い利用者」に広告を配信します。

情報を伝えやすいというメリットもありますが、動画を見ただけになりやすいというデメリットもあります。

引用:広告マネージャの「動画の再生数アップ」の目的について

リード獲得

「リード獲得」の目的は、自社の商品やサービスに興味を持ちそうな潜在顧客の氏名や電話番号、会社名などの情報を集めることです。

潜在顧客の情報を集め、インサイドセールスにつなげる際に有効です。

「定型の質問」は自動で入力されたり、ホームページなどが無くても始められたりすることがFacebook広告のリード獲得のメリットと言えます。

参考:リード獲得広告について|Metaビジネスヘルプセンター

メッセージ

「メッセージ」という目的は、Messengerに誘導し、コンバージョンにつなげる事です。

作成できる広告は、Messenger誘導広告と広告メッセージという二種類です。

Messenger誘導広告では、広告をタップするとMessengerスレッドが開き、返信の可能性が高い人に広告が配信されます。

一方、広告メッセージでは、すでにスレッドが開いている既存の顧客にメッセージを送信します。

Messengerに誘導したい場合は、目的を「トラフィック」ではなく「メッセージ」にした方が有効です。

参考:広告目的「メッセージ」|Metaビジネスヘルプセンター

Facebook広告のフェーズ③コンバージョン

コンバージョンというフェーズは、自社の商品やサービスを既に知っており、購買意欲の高い方に向けて広告を配信します。

広告の主な目的は、購入したい方の後押しやリマインドを送ることです。

参考:All Facebook Ad Objectives Explained|revealbot

コンバージョン

「コンバージョン」は、Webサイトとアプリで目的が違います。

Webサイトでは、申し込みやお問い合わせを増やすことなどが目的です。

FacebookピクセルやコンバージョンAPIを設置することで、コンバージョンの達成状況を確認できます。

一方、アプリではダウンロードすることなどが目的です。

アプリイベントを作成することで、コンバージョンの達成状況を把握できます。

参考:「コンバージョン」の目的について

カタログ販売

「カタログ販売」では、Facebook上に自社の商品を登録し、ユーザーの興味に合わせて自動で登録された商品を表示します。

そのため、賃貸物件や中古車販売など商品が複数ある場合に有効です。

カタログの作成や管理を行うために、コマースマネージャーというプラットフォームがあります。

参考:カタログについて|Metaビジネスヘルプセンター

来店数の増加

「来店数の増加」は、実店舗の来客数の増加や売上の向上が目的です。

選択するためには、複数の店舗があり、Facebook上に所在地を追加していることが条件となります。

「来店数の増加」という目的の広告を作成すると、設定した距離内にいるユーザーに広告を配信したり、道順を表示したりすることができます。

一店舗だけ広告を表示させたい場合は、「来店数の増加」という目的ではなく「リーチ」を選択した方が有効です。

参考「来店数の増加」の目的について|Metaビジネスヘルプセンター

途中で目的を変更したい場合は?

Facebook広告では、「キャンペーンの目的」を途中で変更することは出来ません。

ですが、一からオーディエンスの設定やテキストの文章を作成する事を回避するため、キャンペーンの複製を行いましょう。

手順は、まず初めに、広告マネージャを開き、広告セットから複製をクリックします。

複製をクリックした後、新規キャンペーンを選択し、目的を変更するだけです。

新しい広告を配信した際には、古い広告の配信を中止にしましょう。

参考:11 Facebook Ads Campaign Objectives and When to Use |Social Media Examiner

Facebook広告の目的に合わせたフォーマット

Facebook広告では、画像、動画、カルーセル、コレクションというフォーマットが用意されています。

カルーセルは、一つの広告で最大10枚の画像や動画を載せることができるフォーマットです。

それぞれの画像や動画に見出しやリンクなどを表示できるため、複数の商品やサービスを紹介したい場合に適しています。

コレクションは、ビジュアル中心の没入感の高い広告で、簡単に商品やサービスを発見、購入することができるフォーマットです。

広告の目的によって、使えるフォーマットが異なります。

下記の表では、Facebookインスタント記事に配信する場合のフォーマットを紹介します。

参考:コレクション広告について|Metaビジネスヘルプセンター

参考:Facebook広告ガイド|Metaビジネスヘルプセンター

参考:マーケティングの目的に対応した広告配置|Metaビジネスヘルプセンター

Facebook広告どこに掲載される?

Facebook広告は、FacebookやInstagramだけでなく、Audience Networkと言われる媒体にも配信されます。

Audience Networkとは、「東洋経済オンライン」や「食べログ」など様々な掲載パートナーの総称です。

そのため、日本国内で月間2450万人以上の方に広告を配信しています。

Facebook内の広告掲載場所

Facebook内の掲載場所は、以下の通りです。

  • フィード

フィードとは、自身や友人が投稿した動画やコメントなどが表示される場所です。Facebookを開く端末により、デスクトップモバイルフィードとモバイルニュースフィードに分かれます。

  • Facebook Marketplace

Marketplaceは、個人や会社がFacebookに出品された商品を購入したり、販売するための場所です。広告はMarketplaceのホームページまたは、FacebookアプリでMarketplaceを閲覧している利用者に表示されます。

  • インストリーム動画

インストリーム動画とは、動画サイトやアプリの動画コンテンツの視聴中に表示される広告の事です。広告は、Facebookのオンデマンド動画と一部の承認されたパートナーのライブストリームに表示されます。

  • インスタント記事

インスタント記事とは、モバイルアプリですばやく開くコンテンツのことです。広告は、モバイルアプリのみに配信されます。

  • Facebookの検索画面

 広告は、FacebookおよびMarketplaceの関連する検索結果の横に表示されます。

  • Messenger

広告は、Messengerでこれまでにやり取りしたことがある利用者にメッセージとして表示されます。

  • 右側広告枠

広告は、Facebookの右側の広告枠に表示されます。右側広告枠に掲載される広告は、コンピューターでFacebookを閲覧中の利用者にのみ表示されます。

  • ストーリーズ

ストーリーズとは、24時間で消える画像や動画を組み合わせたコンテンツです。 広告は、ユーザーの投稿の合間に配信されます。

参考:広告マネージャの配置について|Metaビジネスヘルプセンター

Instagram内の広告掲載場所

Instagram内の掲載場所は、以下の通りです。

  • フィード

フィードとは、自身や友人が投稿した写真や動画などが表示される場所です。Instagramフィード広告は、Instagramアプリを閲覧している利用者にのみ表示されます。

  • 発見タブ

広告は閲覧中の利用者が写真や動画をクリックすると表示されます。

  • ショップ

広告はInstagramショップタブのトップページに表示されます。

  • ストーリーズ

ストーリーズとは、24時間で消える画像や動画を組み合わせたコンテンツです。 

広告は、ユーザーの投稿の合間に配信されます。

  • インストリーム動画

インストリーム動画とは、動画サイトやアプリの動画コンテンツの視聴中に表示される広告の事です。広告はInstagram動画コンテンツ内に表示されます。

  • リール

広告はInstagramのリールタブに表示されます。

まとめ

本記事では、Facebook広告の「キャンペーンの目的」という設定項目について解説していきました。

広告の目的によって、配信される場所や最適化される箇所が異なります。

そのため、ユーザーの行動から逆算して目的を決めるようにしましょう。

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