Facebook広告|ブランド認知度アップの基本!仕組みや基本とは?

ビジネスの集客で大きな効果が期待できるFacebook広告ですが、その中に自社のブランド認知拡大を目的としたメニュー「ブランド認知度アップ」があるのをご存じでしょうか?

「ブランド認知度アップ」を活用することで、自社に興味のあるユーザーに向けて低コストでのアプローチが可能になるかもしれません。

仮に現在、自社のブランドや商品の認知度が低い場合、インターネット上で広告を打ち出したとしてもユーザーの反応が薄く、期待通りの効果が見込めない可能性が高いでしょう。

そのような時、まずは「ブランドの認知度アップ」を利用してユーザーの認知度を高めた後に、トラフィック広告やコンバージョン広告に切り替えるという方法がおススメです。

この記事では「ブランドの認知度アップ」をより効果的に活用していただくために目的や効果、仕組み、設定方法・費用などを解説していきます。

目次

「ブランド認知度アップ」の目的

「ブランドの認知度アップ」の目的はその名の通り認知度を向上させることにあります。

仮にどれだけ魅力的な広告を製作したとしても、ブランドや商品に対するユーザーの認知度が低ければ、広告への反応はあまり期待できません。

広告の反応が期待できなければ、サイトへの集客や商品の販売など自社が達成したい目的も叶うことはないでしょう。

そのような状況の時に活用できるのが、ブランド認知拡大を目的にしたFacebookの広告メニュー「ブランド認知度アップ」です。

「ブランドの認知度アップ」では、インプレッション(※1)やフリークエンシー(※2)に着目し自社の広告に関心をもってくれる可能性が高いユーザーのみを対象にして広告を表示します。

※1:インプレッションとは、広告が表示された回数を表す言葉でWeb広告における指標のひとつです。(参考:インプレッション | Facebook Businessヘルプセンター

※2:フリークエンシーとは、ひとりのユーザーに対して平均してどのくらいの回数、広告が表示されたかを示す指標です。(参考:フリークエンシー | Facebook Businessヘルプセンター

具体的には、推定広告想起リフト(人)という指標を用いて、広告を見てから2日以内に広告を思い出す可能性が高いユーザーに対して広告が配信される仕組みとなっています。

広告を思い出しそうなターゲットに対して配信するため、そのタイミングで広告を受け取ったユーザーの記憶に深く残るようになるでしょう。

このように効果が最大になるような広告配信が行われていくため、認知拡大に期待ができるのです。

「ブランド認知度アップ」で期待される効果

つぎに「ブランドの認知度アップ」を利用しブランド認知が高まると、どのような効果があるのかを解説していきます。

ブランドの認知力を高める事によって自社ブランドの信頼性が高まると、自社のブランドをユーザーから選んでもらえるようになります。

例えばこの記事を読まれている方の中にも「ビールを飲むならこのブランド」のように、ある製品に対して特定のブランドを連想される方もいるのではないでしょうか?

ブランド認知を高めていくことは同時にブランドへの信頼度向上へとつながります。

ユーザーの信頼度が高まると、「○○を買うならあのブランド!」といったように、商品購入の際にユーザーの中にブランド名が浮かび上がるようになります。

その後リピートを通し、最終的に自社ブランドのファンになってもらうことにも期待ができるのです。

多くのユーザーをファンとして取り込むことができれば最終的には競合他社との価格競争に巻き込まれるリスクも減少します。ファンのユーザーからの安定した収益が見込めるようになるため、過度に値下げするなどの対策を必要としなくなり、適正価格で競争を進めることも可能となるでしょう。

加えてブランドの信頼度が高いほど安心してユーザーに受け入れられるため、宣伝活動やマーケティングの効果が高まるというのも大きなメリットとなります。

「ブランド認知度」アップの仕組み

「ブランドの認知度アップ」は、広告に関心を持つ可能性が高いユーザーを対象に広告を表示させるというものですが、いったいどのような仕組みになっているのでしょうか?

実はFacebookでは、キャンペーンの広告を見たことを覚えている人の人数が最大になるようにユーザーを次の2つ要素に基づいて選択しています。

・行動

ユーザーと類似ブランドのこれまでの関係、広告でアクションを起こす可能性、興味のあるコンテンツやフォロワーの特徴など、1,000以上のシグナルから測定しユーザーの行動特性を推定します。

・アンケート

様々なキャンペーンから無作為にサンプルを抽出し、ユーザーに対して広告想起の可能性があるかのアンケートを毎日実施。膨大なデータから定期的に予測の調整を行っています。

このアンケートのデータから「推定広告想起リフト(人)」を算出します。

ブランドの認知度アップではデフォルトとして5日間に最大2回までターゲットにアプローチをします。

仮に4週間のキャンペーンを行うとするならば、通算10回程度表示されることになります。

広告に関心がある可能性が高いであろうユーザーだからといって、闇雲に表示されるということはないのでご安心ください。

「ブランド認知度アップ」の指標、推定広告想起リフト(人)とは?

「ブランドの認知度アップ」の指標として、「推定広告想起リフト(人)」というものがあります。

「推定広告想起リフト」とは、広告を見てから2日以内に広告を思い出す(想起する)と考えられる人数を推定した指標です。

キャンペーンの目的を「ブランドの認知度アップ」「動画の再生数アップ」「ページ投稿のエンゲージメント」に設定すると、この指標で広告の成果を図ることができます。

広告接触グループ(広告を見た人)と広告非接触グループ(広告を見ていない人)の両方に同じ質問をし、比較・算出することによって、広告を見てから2日以内に広告を想起すると推定される人数「推定広告想起リフト(人)」を割り出す仕組みとなっています。

Facebookでは「推定広告想起リフト(人)」の効果を最大限にするためにもターゲット探索の範囲は広めに設定することを推奨しています。

その理由として、範囲を広くとることで広告を想起する可能性がより高い利用者を見つける確率が高いと推測されるからです。

「ブランド認知度アップ」にかかる費用

「ブランドの認知度アップ」にかかる費用は、広告の配信量に応じて課金がなされるインプレッション単価制という仕組みをとっています。

Facebook広告の課金方式には「クリック課金(CPC)」「クリック課金(CPC)」「アプリのインストール(CPI)」「動画の再生(CPV)」などの種類があります。

ブランド認知度アップに使われるのは、インプレッション課金です。

別名、CPM(Cost Per Mille)とも呼ばれ、クリックされた回数に限らず広告が1,000回表示されるごとに課金される方式になります。

CPMでは、できるだけ多くのターゲット層に広告が表示されるよう最適化されます。

ブランドの認知度アップの広告では、広告を想起する可能性が高いユーザーにターゲットを絞って配信をおこなうため、ユーザーの反応が比較的高くなりやすいです。

「ブランド認知度アップ」の設定方法

次に「ブランド認知度アップ」の設定方法についてご紹介していきます。

設定方法はいたってシンプルで、ラジオボタンの項目を一ヶ所チェックすれば設定終了となります。

下記の画像の順番でキャンペーン作成をクリック後に表示される「キャンペーンの目的」の中にある「ブランド認知度アップ」にチェックを付けていきましょう。

その後、キャンペーン名の設定や掲載期間を設定して広告を作成する流れとなります。

ブランド認知度アップ広告では、広告フォーマットを画像、動画、カルーセル、スライドショー、コレクションの5つから選択することになります。

なおデフォルトでは、FacebookとInstagramに対して最適化されています。

「ブランド認知度アップ」で成果が出た公式事例

「ブランド認知度アップ」で実際に成果が出た事例を紹介していきます。

・LIFEWTR

飲料水ブランドの「LIFEWTR」は、ブランド認知度を高めブランドをアートやクリエイティビティと結び付けることで、ブランドに対してポジティブな感情を生み出したいと考えていました。

印象的なビジュアルでストーリーとブランドを結び付けた5~15秒の動画広告を配信するキャンペーンでは、「認知度が2倍に増加」「広告想起が1.9倍上昇」「認知度上昇率1ポイントあたりの増分コストが43%減少」などの成果をもたらしました。

・京都やまちや

健康食品ブランドの「京都やまちや」は、日本国内に留まらず香港のマーケットにいる関心の高いユーザーへの効果的なアプローチ方法を模索していました。

25歳から60歳までの幅広い人たちにターゲットを設定し、上質な商品を強調するように販売戦略を固め、ユーザーが閲覧しやすいようにモバイルデバイス向けにデザインした写真広告と動画広告を活用したキャンペーンを行いました。

モバイルファーストを重視したキャンペーンによりパフォーマンスを効果的に向上させることに成功しました。

その結果、「利用者が広告コンテンツを見た際の売上が45%増加」「カートへの追加が2.8倍増加」などの成果を達成し、ブランド認知向上にも大きく貢献しました。

まとめ

Facebook広告の「ブランドの認知度アップ」について見てきました。

「ブランドの認知度アップ」を活用することで自社の広告に興味を示すであろうユーザーを対象にして効果的なアプローチが期待できます。

ユーザーへのブランド認知を拡大し信頼度を向上させることで、宣伝活動やマーケティングの効果が高まり、より効果的な広告施策を打ち出していくことが可能となるでしょう。

そのためには適切なターゲット設定戦略とテストを実施し「推定広告想起リフト(人)」を最大限に活かせる環境を作っていくことが重要となります。

多くのユーザーからの反応が期待でき、設定方法もシンプルな「ブランドの認知度アップ」を利用し効果的なFacebook広告を運用していきましょう。

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