Youtube広告(Trueview広告)の費用はいくらかかる?課金方式含め徹底解説!

目次

Youtube広告(Trueview広告)を配信する目的と種類

Youtube広告(Trueview広告)には、以下2つの目的があります。

  • コンバージョン:サイトを訪れたユーザーが、購買やお問い合わせなどなんらかの行動を起こす
  • 認知拡大:企業そのものの情報や商品、サービスなどを広く知らしめる

目的によって、配信する広告の種類は大きく異なります。自社の目的に沿って、配信する広告の種類を見極めましょう。

詳しくは以下のようにわけられます。

種類目的
インストリーム広告コンバージョン
インフィード動画広告(旧:ディスカバリー広告)コンバージョン
バンパー広告認知拡大
アウトストリーム広告認知拡大
マストヘッド広告認知拡大
オーバーレイ広告認知拡大

例えば、自社ブランドを広く知らしめたい場合、バンパー広告やオーバーレイ広告などがおすすめです。これらはコンバージョンにつながらない一方で、比較的安価に広告を出すことができ、ユーザーの目に留まりやすいという特徴があります。

このようにYoutube広告(Trueview広告)を成功させるには、まず広告の目的と種類を明確化することが重要です。

Youtube広告(Trueview広告)の費用目安について

Youtube広告(Trueview広告)は主に6種類あります。それぞれの費用相場と課金形式は以下のとおりです。

広告の種類費用相場課金形式
インストリーム広告<スキップ可能なインストリーム広告>
3~20円

<スキップ不可のインストリーム広告>
400~600円/1,000回
<スキップ可能なインストリーム広告>
CPV(視聴課金)

<スキップ不可のインストリーム広告>
CPM(表示課金)
インフィード動画広告(旧:ディスカバリー広告10円〜20円CPC(クリック課金)
バンパー広告300〜700円/1,000回CPM(表示課金)
アウトストリーム広告3~20円CPV(視聴課金)

※その他の特殊な広告

広告の種類費用相場課金形式
マストヘッド広告(純広告)1日数百万円になる可能性もある※1CPM(表示課金)
オーバーレイ広告(バナー広告)300〜700円/1,000回
または3円〜20円/クリック
以下の2つから選べる
・CPC(クリック課金)
・CPM(表示課金)
※1:純広告という固定で枠を購入し、一定量の配信をする必要がある

YouTubeで動画広告を出すには、希望する広告枠に対して、希望上限額を設定します。すると、広告の掲載枠を巡ってオークションがおこなわれます。オークションは自動でおこなわれ、入札額や広告の品質によって配信される広告が決定するという仕組みです。

入札金額が低くても、品質スコアが高ければ広告が表示される可能性があります。そのため、広告費とともに広告のクオリティもしっかりと担保しなければなりません。

Youtube広告(Trueview広告)の種類について

Youtube広告(Trueview広告)には上述した6種類があり、それぞれにメリット・デメリットが異なります。自社にとって必要な広告を選定するためにも、各広告の特徴と「どのようなメリット・デメリットがあるか」を把握しておきましょう。

インストリーム広告

画像出典:YouTubeヘルプ|動画広告フォーマットの概要

インストリーム広告とは、動画の再生前や再生中、再生後に表示される広告です。以下の2種類があります。

  • スキップ可能なインストリーム広告
  • スキップ不可のインストリーム広告

スキップ可能なインストリーム広告は再生開始から5秒が経過するとスキップできます。スキップ不可のインストリーム広告は15秒以下の動画広告で、その名のとおりスキップすることはできません。

それぞれで課金方法が異なる点に注意してください。

課金方法
スキップ可能なインストリーム広告CPV(視聴課金)
スキップ不可のインストリーム広告CPM(表示課金)

スキップ可能なインストリーム広告は、以下のタイミングで料金が発生します。

  • ユーザーが動画を30 秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したとき
  • 30秒経つ前に動画を操作したとき

一方、スキップ不可のインストリーム広告は広告の表示回数に基づいて課金されます。

メリットデメリット
スキップ可能なインストリーム広告最低でも5秒間は広告を視聴してもらえる
冒頭の5秒間でどうユーザーの心を掴むか工夫が必要になる
スキップ不可のインストリーム広告最大で15秒間は広告を視聴してもらえるユーザーに煩わしく思われ、マイナスイメージを与える可能性がある

どちらも「動画でアプローチできる」という点が大きなメリットです。一方、内容を工夫しなければ、広告動画の制作費が無駄になってしまいます。

インフィード動画広告(旧:ディスカバリー広告)

画像出典:YouTubeヘルプ|動画広告フォーマットの概要

インフィード動画広告は動画のサムネイル画像とテキストで構成される広告です。ユーザーがサムネイルをクリックすると、広告動画が再生される仕組みです。

メリットデメリット
・YouTubeの画面に溶け込みやすく、ユーザーが関連商品と比較しやすい
・関連性が高い動画を視聴しているユーザーに広告を見てもらえる
・ユーザーが広告主のチャンネル登録や動画の共有・視聴をしやすくなる
・広告を視聴されない限りは、サムネイルだけでしかアピールできない
・サービスに関心がないユーザーからクリックされる恐れがある

インフィード動画広告の最も大きな強みは、画面に溶け込みやすいという点です。さらに、関連性が高い動画のなかに表示されるため、強い関心や興味を持ったユーザーに広告を見てもらえます。

一方で、サムネイルだけでしかアピールできません。広告の内容だけでなく「いかに訴求力のあるサムネイルを作れるか」が鍵を握ります。

バンパー広告

画像出典:YouTubeヘルプ|動画広告フォーマットの概要

バンパー広告は動画の再生前か再生中に表示される動画の広告です。以下の点がバンパー広告の特徴です。

  • 最長6秒間の動画を配信できる
  • スキップできない

CPM(表示課金)で、表示回数が1,000回に達すると課金されます。広告料は取り扱う広告ジャンルによって入札単価が異なりますが、400円〜600円(1,000回表示されるごと)が相場です。

メリットデメリット
・スキップできないため、多くのユーザーに認知してもらえる
・最長6秒であるため、ユーザーがストレスに感じにくい
・ワンポイントでPRできるため、動画広告を作りやすい
・分析しづらい
・最長6秒であるため、できることが限られてしまう

バンパー広告はスキップできません。また、比較的再生時間が短いため、ユーザーに悪く思われにくいというメリットがあります。一方で、最大6秒しかないという点から広告そのもののA/Bテストがしやすい反面、分析しづらいというデメリットがあるでしょう。

アウトストリーム広告

画像出典:YouTubeヘルプ|動画広告フォーマットの概要

アウトストリーム広告は音声なしで広告が再生され、ユーザーがタップするとミュートが解除される仕組みです。モバイルやタブレットのみに表示されます。

課金形態はCPV(視聴課金)で、2秒以上視聴された場合に課金が発生します。

メリットデメリット
・YouTube以外のSNSユーザー等にも広告を届けられる
・広告費を抑えられる
・コンバージョン獲得には向いていない
・ユーザーがタップしない限り音声が出ない

アウトストリーム広告は「YouTube以外にも配信される」という点が大きな特徴です。幅広いユーザーに届けることができるため、サービスやブランドの認知拡大に向いています。

一方、コンバージョン獲得には向いていません。また、ユーザーがタップしない限り音声が出ないため、場合によっては気付かれない可能性があります。

マストヘッド広告

画像出典:YouTubeヘルプ|動画広告フォーマットの概要

マストヘッド広告とは、YouTubeのトップページに表示される広告です。他の広告と違い、Googleの営業担当者を通さなければ配信できません。

メリットデメリット
・圧倒的に視認性が高い
・ブランドの認知度を高められる
・スマートテレビで表示されたときも目立つ
・広告費用が高い
・ユーザーにネガティブな印象を与える可能性がある

マストヘッド広告はYouTubeのトップページで最も大きく表示されるため、さまざまなユーザーに広告を届けられます。

一方で、他の広告より「費用が高い」というデメリットがあります。料金は明らかにされていませんが、1日で数百万円になる可能性もあるため注意してください。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告とは、動画の再生画面下部にバナーやテキストとして表示される広告です。パソコンでのみ表示されます。

課金方法は以下の2つから選べます。

  • CPC(クリック課金)
  • CPM(表示課金)

相場はクリックごとに3円〜20円か、1,000回再生ごとに400円〜600円です。

メリットデメリット
・長時間、ユーザーの目に留まりやすい
・広告作成の費用を抑えられる
・検証や改善が比較的簡単にできる
・すぐに広告を閉じられてしまう可能性がある
・バナーでしかアピールできない

オーバーレイ広告は閉じられない限り、長時間に渡ってユーザーの画面に表示されます。そのため、コンバージョン獲得よりも認知拡大に向いている広告です。

一方、場合によってはすぐに閉じられてしまうでしょう。しっかりとバナーを作り込む必要があります。

Youtube広告(Trueview広告)の課金方法について

Youtube広告(Trueview広告)にはそれぞれの配信方法に対して決められた3つの課金方法があります。

  • CPC(クリック課金)
  • CPV(視聴課金)
  • CPM(表示課金)

ここではそれぞれを簡単に解説し、メリット・デメリットを紹介します。

CPC(クリック課金)

CPC(クリック課金)とは、ユーザーが広告をクリックすると課金される方式です。

メリットデメリット
コストパフォーマンスが高い費用が高騰する可能性がある

CPC(クリック課金)はユーザーがクリックしない限り、課金が発生しません。クリックするのはある程度広告に興味を持ったユーザーであるため、購買意欲が高い層にリーチできるというメリットがあります。

一方で、広告費用が予想以上に伸びてしまう可能性もあるでしょう。例えば、以下の原因が考えられます。

  • 競合の動向等によりクリック単価が高騰する
  • 想定以上にクリック数が伸びてしまう

クリックによってコンバージョンが発生する場合は問題ありません。ただ、コンバージョンがないにもかかわらず課金が発生すると、無駄なコストが増えてしまいます。

CPV(視聴課金)

CPV(視聴課金)とは、広告を30秒以上視聴すると課金される方式です。

メリットデメリット
ユーザーに与える情報量が多い広告動画の内容で効果が大きく変わる

CPV(視聴課金)の大きなメリットは情報量の多さです。比較的長い広告を配信することができるため、ユーザーに自社のブランドやサービス、商品などをより正確に伝えられます。

一方で、広告動画の内容で効果が大きく変わってしまいます。広告のクリックにつながらなければ、広告動画の制作費が無駄になってしまう恐れもあるでしょう。

CPM(表示課金)

CPM(表示課金)とは、1,000回ごとの表示に応じて課金される方式です。

メリットデメリット
低コストで運用できるコンバージョンには向いていない

CPM(表示課金)はCPV(視聴課金)に比べて比較的安価です。

ただ、CPM(表示課金)は短時間の動画広告の「バンパー広告」やYoutube上にバナーを出す「オーバーレイ広告」などに採用されており、コンバージョンには不向きです。

Youtube広告(Trueview広告)の費用対効果を高める方法

Youtube広告(Trueview広告)は最低でも数十万程度のコストがかかります。失敗すると、短期間で大きな費用が無駄になってしまう恐れもあるでしょう。

そこで、ここからはYoutube広告(Trueview広告)の費用対効果を高める方法を紹介します。かならず知っておくべきなのが以下の2点です。

  • ターゲットを明確にする
  • 目的に合った広告動画を作成する
  • 動画アクションキャンペーンを作成する
  • 動画シーケンスを活用する

ターゲットを明確にする

かならず実践するべきなのが「ターゲットを明確にする」という点です。ターゲットを明確化することで、より顕在層に近いターゲットにアプローチできます。

YouTube広告には、オーディエンスターゲティングというターゲット設定機能が備わっています。主に、次のような項目があります。

アフィニティセグメント興味や習慣を指定することで、関連のトピックに強い関心を持っているユーザーに広告を表示できる
カスタムセグメント関連性の高いキーワードやアプリ、URLなどを自由に設定できるため、ピンポイントなターゲティングができる
詳しいユーザー属性年齢、性別、世帯収入、子どもの有無などの条件を設定できる
ライフイベント引っ越しや就職、結婚など人生の大きな節目を迎えているユーザーにリーチできる
購買意向過去の購入意向に基づいてユーザーにリーチできる
データセグメント自社のビジネスを利用したことがあるユーザーにリーチできる

オーディエンスターゲティングをしっかり設定し、A/Bテストを繰り返していくことが大切です。

目的に合った広告動画を作成する

目的に沿った広告動画を作成することでコンバージョンが上昇し、費用対効果が高まります。そのために必要なことがYouTube広告の効果検証です。YouTube広告は「出して終わり」ではなく、効果を検証し分析して改善していくことが大切です。

特に、以下の指標はかならず検証しましょう。

  • 視聴回数
  • 再生時間
  • 視聴完了率
  • クリック率

例えば視聴回数が多いにもかかわらずクリック率が低い場合、広告動画の商品訴求力が低いとわかります。このような上記の指標をもとに効果を測定し、広告動画の内容を微調整していきましょう。

動画アクションキャンペーンを作成する

動画アクションキャンペーンを作成することで、費用を最小限に抑えつつ、コンバージョン数を増やすことができます。動画アクションキャンペーンでは、ターゲットに最適な広告を配信するため、広告の組み合わせを複数生成することができるのです。

費用対効果を高める方法として、動画アクションキャンペーンを作成することは最適な方法といえるでしょう。

動画シーケンスを活用する

動画広告シーケンスでは、定義した順番で一連の動画をユーザーに配信することができます。その結果、ユーザーに対して商品やサービス等のストーリーを伝えることができ、その結果、ユーザーの関心の向上やメッセージ性を伝えることができます。

動画シーケンスには以下の4種類のテンプレートがあります。

  • 紹介して補強する
  • 興味をかき立て行動を促す
  • 引き付けて行動に導く
  • 魅了して差別化する

これらのテンプレートを目的に合わせて活用することで、費用対効果を高めることができるのです。

Youtube広告の課金方式と費用相場を理解しよう!

Youtube広告は絶大な効果を誇る一方で、種類と目的を把握し戦略を練らなければ、莫大な費用が無駄になってしまいます。まずはYouTube広告を通して「コンバージョンを高めたいのか」「認知を拡大したいのか」を明らかにし、今回紹介した6種類のなかから適切な広告を選びましょう。

課金方式にはCPC(クリック課金)、CPV(視聴課金)、CPM(表示課金)の3種類があります。Youtube広告の費用対効果を高めるためにも目的に合った課金方式を選んだうえで、ターゲットの明確化と目的に合った広告動画の作成を心がけましょう。

ポイントまとめ

Youtube広告の費用目安は?

CPC(クリック課金)とCPV(視聴課金)が3円〜20円、CPM(表示課金)が1,000回再生ごとに300円〜700円です。

Youtube広告の種類とは?

インストリーム広告、インフィード動画広告(旧:ディスカバリー広告)、バンパー広告、アウトストリーム広告、マストヘッド広告、オーバーレイ広告の6種類です。

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