【YDN】サーチターゲティングとは?仕組みや特徴をご紹介!

サーチターゲティングとは、ヤフー株式会社が提供する「Yahoo!ディスプレイ広告(旧YDN)」で利用できる、広告を配信するユーザー(ターゲット)を絞り込む方法の1つです。

サーチターゲティングを活用することで、効率良く見込み客を獲得できるだけでなく、広告費を削減することが可能になります。

このサーチターゲティングは、企業の広告担当者やWeb担当の方に、ぜひチェックしていただきたいシステムの1つです。

この記事を参考にして、あなたの会社の商品やサービスをより効果的に広告配信できるサーチターゲティングをご活用ください。

以下では、サーチターゲティングの仕組みや特徴をご紹介します。

目次

サーチターゲティングとは?

サーチターゲティングとは、Yahoo!ディスプレイ広告(旧YDN)を出す際に、広告配信を行うユーザーを絞り込む手法の1つです。

サーチターゲティングは、広告主が登録したキーワードを『過去に検索したことがあるユーザー』に対し、Yahoo!ディスプレイ広告に効率良く広告配信できるサービスとなっています。

例えば、広告主が『ラーメン 札幌』というキーワードをサーチターゲティングに登録した場合、以下の様な検索履歴のユーザーに広告が配信される仕組みです。

ユーザーの検索履歴

〇 美味しい ラーメン 札幌

〇 札幌 人気 ラーメン

〇 ラーメン 札幌 海鮮

✖ ラーメン 北海道 

このように、広告主の意図するキーワードにマッチするユーザーのみに広告が配信されます。

また、このサーチターゲティングと混同されやすい広告方法には『サイトリターゲティング』や『リスティング』があります。

これらの広告方法の特徴を以下の表にまとめましたので、比較の参考にしてください。

広告方法ターゲティング(絞り込み)方法広告の配信先広告の形式
サーチターゲティング検索履歴ディスプレイ枠内テキスト(文字)と画像
サイトリターゲティングサイトの訪問履歴ディスプレイ枠内テキストと画像
リスティング検索キーワード検索結果のページ内テキストのみ

サーチターゲティングの特徴

サーチターゲティングの特徴は、広告主が意図するキーワードを検索したことのあるユーザーのみに絞り込んで、広告を配信できる所です。

以下では、そんなサーチターゲティングの特徴について、より具体的に解説します。

クリック単価を抑えられる

サーチターゲティングは、CPC(Cost Per Click・クリック単価)が比較的安い傾向があります。Web広告で広く使われているリスティングでは、その人気の高さから競合が多くなっており、現在はクリック単価も高額です。そこで、サーチターゲティングを上手く活用して、幅広くユーザーにアプローチしながら見込み客の獲得に努めてください。

新規見込みユーザーへのアプローチ

サーチターゲティングは、新規の見込み客の獲得に有効な広告方法です。リターゲティングの場合、アプローチするユーザーが以前にサイトを訪れたリピーターであるため、新規の顧客獲得には不向きとされています。その点、サーチターゲティングは過去の検索履歴を参考にターゲティングするため、新規・リピーターを問わず広告の配信が可能です。

デバイスの横断が可能

ユーザーの検索履歴に対してターゲティングを行うサーチターゲティングでは、同じアカウントで登録している複数のデバイス(PCやスマートフォン、タブレットなど)を横断して広告が配信されます。

そのため、PCで検索したキーワードの広告がスマートフォンにも配信され、ユーザーへのアプローチの機会を増やすことができます。

再アプローチが可能

リスティングでは、登録したキーワードにマッチした広告が配信されても、クリックされなければ再度ユーザーがキーワードを検索するまで広告表示はされません。

しかし、サーチターゲティングを使えば、ユーザーの検索履歴に基づいた配信が行われます。

そのためリスティングでスルーされたユーザーに対し、画像付きの魅力あるディスプレイ広告で再度アプローチできるのです。

緊急性の高い商材には向いてない

サーチターゲティングで配信される広告は、過去に検索したキーワードに基づいて配信されるため、今すぐに何かを購入したりサービスを受けたいユーザーには不向きな広告方法です。

ここで言う緊急性の高い商材とは、車の修理や鍵の紛失といった予期せぬトラブルなど、急を要するサービス商材のことを指します。このような商材を扱う企業では、サーチターゲティングの広告効果は期待しにくいでしょう。

サーチターゲティングの仕組みと設定方法

それではここで、実際にサーチターゲティングの仕組みと設定方法を解説します。

以下の手順に沿ってサーチターゲティングの登録をしてください。

①サーチキーワードを作成する

1.まずはサーチキーワードを作成するために『Yahoo!ビジネスマネージャー』にログインします。

2.ログインができたら、管理画面右上にある「ツール」をクリックし、共有ライブラリーの「サーチキーワードリスト」をクリックします。

3.サーチキーワードリストの左上にある、ブルーの「+サーチキーワードリスト作成」をクリック。

4.「サーチキーワードリストを作成する」のページでリスト名を入力。

5.サーチキーワードリストの説明を入力。(任意ですがメインのキーワードとコンバージョンの目的などを入力すると良いでしょう)

6.サーチキーワードを登録します。サーチキーワードはキーワードかURLから選択して探します。

7.今回あなたが設定したいキーワードを入力します。

8.キーワードを入力したら「候補を表示」をクリックします。(※完全一致でキーワードを設定したい場合は「入力したキーワードに完全一致」にチェックを入れます)

9.次に「検索時間」を選びます。検索時間は、キーワードリストごとに有効期限を選択します。

期間は「30日以内」「14日以内」「7日以内」「3日以内」「1日以内」の中から選び、その期間内に

設定したキーワードを検索したユーザーに対して広告を配信する仕組みです。

10.次に選ぶのは「検索回数」です。「検索回数」とは、先ほどあなたが選択した「検索時間」内に「1回以上」「2回以上」「3回以上」のキーワードを検索したユーザーを選び、そのユーザーに対して広告配信する仕組みです。

11.次に「サーチキーワード候補をダウンロード」をクリックするとCSV形式でデータをダウンロードできます。

12.「サーチキーワード候補をダウンロード」すると、Yahoo!JAPANで検索されている関連キーワードが表示されます。その中から、あなたが登録したいキーワードを任意で選択します。すると選んだキーワードが右側の欄に表示されます。

13.もう一度、あなたが選択した「検索期間」と「検索回数」が間違いないか確認してください。

14.最後に「作成」をクリックすればサーチターゲティングリストは完成です。

②キャンペーンを作成する

サーチターゲティングリストの作成が完了しましたら、再度管理画面に戻り、サーチターゲティングリストを「キャンペーン」と「グループ」に紐付けます。

1.画面左から2列目にあるメニューの項目から「サーチキーワード」をクリック。

2.該当する広告キャンペーンとグループを選択すると、サーチターゲティング一覧が表示されるので、紐付けるリストを選択してください。

3.選択した項目を確認し、間違いがなければ「設定」をクリックして紐付け完了です。

③審査確認

キャンペーンの作成が終了したら、実際に配信する広告の内容や画像に審査が入ります。

この審査では、テキストの内容や文字量などがチェックされます。もしも広告のテキスト内容に薬機法違反などがあると、その広告は配信不可能となります。また、画像のサイズや鮮明度、明るさなども審査の対象です。テキストと画像に問題があった場合は、問題部分を調整の上、再度申請を行ってください。

広告の審査を通過したら配信開始です。審査期間は、直接依頼か代理店経由かによっても変わります。最初のサーチターゲティングでは、できるだけ早めに販促計画を行い、余裕を持って開始しましょう。

サーチターゲティングの注意点

サーチターゲティングでは、ユーザーが検索しそうなキーワードを予測し、ターゲットを効率良く絞り込むことが重要です。

以下では、サーチターゲティングを行う際のポイントや注意点を紹介します。

キーワードが自由に選択できない

サーチターゲティングの登録キーワードは、自由に作成し登録することはできません。

サーチターゲティングでは、使用できるキーワードが「Yahoo!ディスプレイ広告」の中ですでに決められており、広告主はその中から選択しなければなりません。

そのため、あまり検索されないようなキーワードの広告は出せない可能性があります。できるだけ多くのユーザーが検索しそうなキーワードでターゲティングを行い、その中から更にターゲットを絞り込んでいく戦略を立てていきましょう。

除外キーワードの設定ができない

サーチターゲティングでは、除外キーワードの設定ができません。除外キーワードとは、広告を配信する際に特定のキーワードを検索したユーザーをターゲットから外す機能ですが、サーチターゲティングでは使えません。そこで、できるだけ「完全一致」の機能を活用し、ユーザーが検索しそうなキーワードの組み合わせを考えて登録しましょう。あなたが提供する商品やサービスの種類にもよりますが、キーワードの組み合わせによる「完全一致」で、より効率良くCPCを下げることができるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?このように、サーチターゲティングは、Yahoo!ディスプレイ広告のみで利用できる効果的な広告方法です。

サーチターゲティングは、商品やサービスの種類によりますが、リスティングやサイトリターゲティングよりも安く広告を配信でき、比較的高いコンバージョン率が期待できます。

サーチターゲティングは、広告作成時にキーワードの組み合わせを考えたり、リストを作成する手間がかかるのがデメリットです。しかし、新規の見込み客の獲得や新しいユーザー層の創出にも広告の威力を発揮することでしょう。現在リスティングやサイトリターゲティングによる広告のみで運用している企業担当者の方は、ぜひサーチターゲティングをお試しください。

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