Web広告トレンド【2025年3月号】

【媒体アップデート】Google広告アップデート情報
検索広告
検索広告とランディングページナビゲーションの関連性に関するアップデート
検索広告のランディングページにアクセスした際のナビゲーション エクスペリエンスの品質をより正確に把握する、広告品質システムをアップデート。
検索広告が予期しないリンク先に誘導され、予期しないリンク先に誘導や、ユーザーが目的の場所にたどり着けるナビゲーションがない場合、広告の表示回数は減少させる仕様に。

ログインページを探している
ユーザーがプロモーションにつながる
検索広告をクリックする


ユーザーはプロモーションを見ても、
ログインページへのリンクを
簡単に見つけることができる


ユーザーはプロモーションページから簡単に
ログインページにアクセスできる
出典:Google 広告とコマースブログ「検索広告とランディングページナビゲーションの重要性」
レスポンシブ検索広告の表示仕様の変更
パフォーマンスが見込まれる場合に広告見出し、説明文、その他のアセットの全体的な組み合わせを最適化。
①これまでサイトリンクのみ掲載可能だったスペースに、レスポンシブ検索広告の広告見出しを最大 2 個表示される仕様に。
②説明文などの特定のコンテンツを表示しないことをシステムが導入される可能性あり。

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の広告見出しにおいてパフォーマンスの向上が見込まれたため、サイトリンクのフォーマットで表示
出典:Google 広告 ヘルプ「アセットの柔軟性を高め、AI を活用した検索広告でパフォーマンスを高める」
ディスプレイ
ライフスタイルイメージを制作するのに役立つ新しいクリエイティブアップデート
テキスト プロンプトを使用して、P-MAX、デマンド ジェネレーション、ディスプレイ、アプリの各キャンペーンで大人の人物や顔を含む画像を生成可能に。

チャネルコントロールがすべてのユーザーにベータ版として展開予定。
YouTube、Discover、Gmail 全体で広告が表示される場所を正確に選択。

既存のキャンペーン ミックスにP-MAX キャンペーンを追加した場合の効果をテストできるテストを開始。
商品フィードを含むキャンペーンを展開しているものの、追加のクリエイティブ アセットをアップロードしていない小売業者向けにベータ版を導入。
テキスト、画像、動画アセット(生成 AI で作成されたアセットを含む)をキャンペーンに追加した場合の影響の確認可能に。
「広告主がライフスタイルイメージを制作するのに役立つ新しいクリエイティブアップデート」
アプリ広告
アプリのオフライン コンバージョンインポート
オフラインコンバージョン(OCI)を使用してアプリ内コンバージョンをインポートする場合、
2025年4月30日までに対応が必要。
データのアップロードに「conversion_environment」を含めることを義務付け。
このパラメータを使用すると、コンバージョンがウェブで発生したのかアプリ内で発生したのかを示すことができ、正確なアトリビューションに基づいてよりスマートに入札し、キャンペーンのパフォーマンスを最大限に高めることが可能に。
出典:Google 広告 ヘルプ「アプリのオフライン コンバージョン インポート(OCI)に必要な対応」
【媒体アップデート】Yahoo!広告 検索広告アップデート情報
ファビコンアセットの提供開始
サイトの内容を示すロゴを広告に表示する「ファビコンアセット」の提供を開始。
▼スケジュール

▼入稿規定

▼掲載イメージ

※現在ファビコンが掲載されている広告についても入稿が必須となります。
※現状のファビコンは4月2日にリセットされるため、未入稿の場合、地球儀マークが表示されてしまいます。
※キャンペーンに関連付けまでしないと配信されませんのでご注意願います。
※ファビコンアセットの画像は、最適なレイアウトで掲載されるようにトリミングされる場合があります。
※透過画像、画像の外側に枠線がある画像は掲載できません。
※入稿したファビコンアセットには審査が行われます。
※ファビコンアセットの画像は、最適なレイアウトで掲載されるようにトリミングされる場合があります。
出典:LINEヤフー社アップデート情報「【検索広告】 ファビコンアセットの提供開始について」
オークションランクの構成要素における指標の変更
広告の関連性の精度向上のため、オークションランクの構成要素を計算する指標の見直し。
①オークションランクの構成要素を計算する指標の見直し
└広告の関連性の精度向上のため、オークションランクの構成要素を計算する指標の見直し。

※アカウント内の数値に変動が起こる可能性があります。
お客様の設定状況により変動する数値が異なりますので、レポートにて各種数値のご確認をお願いします。
変動が起こる数値の例:クリック数、クリック率、インプレッションシェア損失率など
└実態に即した内容とわかりやすい表現とするため、オークションランクの構成要素と広告の品質の決定要素についてヘルプの表現を変更。
▼オークションランクの構成要素

▼広告の品質の決定要素

出典:LINEヤフー社アップデート情報 「【検索広告】オークションランクの構成要素における指標の変更について」
自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供終了
2025年6月下旬をもって、自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供を終了。
拡張クリック単価の提供終了に向け、以下の対応を予定。
・拡張クリック単価の設定終了:2025年6月中旬(予定)
・システムによる入札戦略の移行:2025年6月中旬~下旬(予定)
・拡張クリック単価の提供終了:2025年6月下旬(予定)

※「拡張クリック単価の設定終了日」「システムによる入札戦略の移行」は詳細な日程は決まり次第ご連絡いたします。
出典:LINEヤフー社アップデート情報 「検索広告】自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供終了について」
【媒体アップデート】Yahoo!広告 ディスプレイ広告アップデート情報
入札戦略「コンバージョン価値の最大化」(β版)の提供開始
入札戦略「コンバージョン価値の最大化」(β版)の提供を開始。
「コンバージョン価値の最大化」は、コンバージョン設定の「コンバージョンの価値」が最大になるように入札価格を自動調整する入札戦略。
コンバージョン数ではなく「コンバージョンの価値」を重視することで、複数の価格帯のコンバージョンが混在しているキャンペーンなどで売り上げや広告費用対効果の改善が期待できます。
・利用可能なキャンペーン目的
└コンバージョン
└商品リスト訴求

※:β版のため、挙動が不安定な場合があります。
※:入札戦略「コンバージョン価値の最大化」を利用するには、コンバージョン測定の設定が必要です。
※1:入札戦略「コンバージョン価値の最大化」(目標値あり)は、目標値の達成を100%保証するものではありません。
「【ディスプレイ広告(運用型)】入札戦略「コンバージョン価値の最大化」(β版)の提供開始」
オーディエンスリストターゲティングの機能変更
オーディエンスリストターゲティングにおいて、以下の変更を実施。
①共通オーディエンスリストのカテゴリー追加
└興味関心、購買意向、属性・ライフイベントの各分野についてカテゴリーを追加。
②共通オーディエンスリストで「除外」設定に対応
└これまで「配信」設定のみ可能だったのが、「除外」設定にも対応。
注意事項
カテゴリーの追加に伴い、一部の既存カテゴリーで広告の配信傾向が変わる場合があります。

※今回の変更に合わせて、ターゲティングの精度改善も実施予定です。このため、追加分とは関連しない既存カテゴリーをご利用の場合でも、精度改善により広告の配信傾向が変わる可能性があります。
出典:LINEヤフー社アップデート情報「【ディスプレイ広告】オーディエンスリストターゲティングの機能変更について」
スマートターゲティングの機能改善
スマートターゲティングにおいて、以下の機能改善を実施。
①スマートターゲティング設定の初期値を変更
広告グループ新規作成時のスマートターゲティングのデフォルト設定を「利用する」に変更。
対象ツール:広告管理ツール
対象のキャンペーン目的:コンバージョン、アプリ訴求
※作成済みの広告グループの設定値は変更されません。
②スマートターゲティングの利用を推奨する入札戦略に以下を追加
・コンバージョン価値の最大化(目標値あり)
・コンバージョン価値の最大化(目標値なし)
・推奨利用条件の変更
これまでに行った精度改善により一定の配信精度を確認できたため、以下の推奨利用条件を廃止。

出典:LINEヤフー社アップデート情報 「【ディスプレイ広告(運用型)】スマートターゲティングの機能改善」
LINEサービスへの広告配信追加
YDAからの出稿でLINE配信面にバナー広告、動的ディスプレイ広告の配信を開始。



※バナー広告(画像)のアスペクト比「1:2」は、配信対象外です。
※動的ディスプレイ広告のLINEファミリーアプリ、およびLINE広告ネットワークへの配信を希望する場合は、商品リストファイルで「Image URL」を設定してください。Image URLが設定されていない動的ディスプレイ広告はLINEファミリーアプリ、およびLINE広告ネットワークに配信されません。
出典:LINEヤフー社アップデート情報「【ディスプレイ広告(運用型)】LINEサービスへの広告配信追加について」
サイトリターゲティングの機能拡張
※2025年4月14日(月)より段階的に対応
※日程は変更になる場合があります。
ソフトバンク端末のIPアドレス情報を利用した機能拡張を実施。
サイトリターゲティングタグを通して、ソフトバンク株式会社へ広告主様のウェブサイト利用者のデータが送信される。
このため、電気通信事業法における外部送信規律の対象となる企業は、ウェブサイトに本件について記載する必要あり。
※ソフトバンク端末のIPアドレス情報を利用しない場合は、サイトリターゲティングタグの書き換えを行う必要あり。
画像・動画の
審査開始タイミング変更
審査プロセスの最適化を目的として、画像・動画の審査開始タイミングを以下のとおり変更。

※本件の実施後、画像・動画の審査期間は広告に設定した日から数えて約3営業日となります。
例:3月2日に画像をアップロードし、3月10日に該当の画像を広告に設定した場合、審査期間は3月10日から約3営業日かかります。
【媒体アップデート】Yahoo!広告 アプリ広告アップデート情報
デバイスターゲティングにおけるOSバージョンの更新
「アプリ訴求」目的キャンペーンのデバイスターゲティングで、スマートフォンやタブレットを選択した際に指定可能なOSバージョンの範囲を以下のとおり更新。
・iOS
(変更前)4.0~11.0
(変更後)12.0~18.2
・Android
(変更前)2.0~8.0
(変更後)6.0~15.0
※キャンペーンエディターをご利用の場合、実施日以降にデータの再ダウンロードが必要です。
※Yahoo!広告 API ディスプレイ広告 APIにおける本変更の適用対象は、公開中の全てのバージョンです。
「【ディスプレイ広告(運用型)】デバイスターゲティングにおけるOSバージョンの更新について」
【媒体アップデート】Microsoft広告 アップデート情報
オーディエンス広告のマルチフォーマットキャンペーン
①レポート:
オーディエンス セグメント別にパフォーマンス分析が可能に。
②コンバージョン値のルール:
場所やデバイスの使用状況などのビジネス固有の要素に基づいてリアルタイムで値を調整可能に。
③新規顧客獲得目標戦略:
新規顧客への入札額を増やすか、新規顧客の獲得のみに注力するかを選択が可能に。

新規顧客獲得の最適化に重点を置いて、
Microsoft Advertising で新しいパフォーマンス最大化キャンペーンを設定
P-MAXツール関連のアップデート
ネイティブ、ディスプレイ、ビデオ、さまざまな広告フォーマットでキャンペーンを管理するマルチフォーマットキャンペーン作成が可能に。

【媒体アップデート】SmartNews広告 アップデート情報
商品購入イベントのリピート購入を計測
コンバージョンキャンペーンで「商品購入」を選択すると、同じユーザーが繰り返し商品を購入した場合も計測可能に。
1回の広告クリックから複数回の購入があった場合、それらすべてを追跡する仕様。
1ヶ月あたりの請求対象となる最大額の仕様変更
「1ヶ月あたりの請求対象となる最大額」の仕様を変更。
▼例
1月1日の午前中に日予算を20万円に設定し、
その日の午後に日予算を1,000円に変更した場合。(午前中に15万円消化済み)
→1月の請求対象となる最大額
:15万円 + 1,000円 x 31日 = 18.1万円
※月初(◯月1日)に日予算を変更した場合も同様。

2015年株式会社イー・ステート・オンラインに入社。営業として主に不動産案件のサイトのアクセス解析や市場調査情報を基づいたメディアプランの設計、 販促ツールの導入支援を行う等、Webマーケティングの幅広い業務を従事。社内アワード複数回受賞経験あり。2021年、 Lifunextにジョイン。現在はオペレーションとしてコンサルタントの作業効率化・分析サポートなどを行っている。