Web広告トレンド【2025年11月号】

【媒体アップデート】Yahoo!広告 アップデート情報
検索広告
推定コンバージョン提供開始のお知らせ
推定コンバージョンは、Yahoo!広告で直接測定できないコンバージョンについて、
測定可能なデータを用いてモデルを構築し、推定したコンバージョン。
昨今、iOSをはじめとするプラットフォーム規制などで、広告によるコンバージョンの測定が困難になるケースが増えている。
測定できないコンバージョンを推定コンバージョンにより補完することで、より正確な広告評価が可能となる。

※推定コンバージョンの対象は以下のとおり。
検索広告:ウェブページコンバージョンのみです。アプリコンバージョンなどは対象外。
ディスプレイ広告:クリック経由のコンバージョンのみです。
動画視聴経由コンバージョンやアプリコンバージョンなどは対象外。
※取得した推定コンバージョンは、通常のコンバージョンと合算して表示。
※推定コンバージョンのみを抜き出した表示や、コンバージョン数との合算から除外。
出典:LINEヤフー社アップデート情報 【検索広告】推定コンバージョン提供開始のお知らせ
【媒体アップデート】Yahoo!広告 ディスプレイ広告 アップデート情報
ディスプレイ広告
ポートフォリオ入札機能が追加
「ポートフォリオ入札」とは、アカウント単位で入札戦略を作成し、複数のキャンペーンに設定できる機能。
■期待される効果
同一のポートフォリオ入札にまとめた複数のキャンペーンでは、ポートフォリオ入札単位で入札価格を最適化されるため、配信開始初期や実績の少ないキャンペーンでも、比較的安定した広告配信が期待できる。

※ポートフォリオ入札を利用する場合、設定した複数のキャンペーン全体で目標を達成できるよう配信を調整。
そのため、キャンペーンごとの利用金額やパフォーマンスには差異が生じる場合があり。
※キャンペーン目的「アプリ訴求」ではポートフォリオ入札を不可。
※キャンペーンエディター、およびYahoo!広告スクリプトから利用する場合は、最新バージョンにアップデートしてご利用。
※ポートフォリオ入札が設定されているキャンペーンの入札戦略および入札価格を古いバージョンのキャンペーンエディター・Yahoo!広告スクリプトから更新した場合、ポートフォリオ入札の設定は解除され、個別の入札設定として上書きされる。
出典:LINEヤフー社アップデート情報 【ディスプレイ広告(運用型)】ポートフォリオ入札機能追加のお知らせ
顧客データのオーディエンスリストに関連する機能改善
(1)顧客データリストに設定できるデータの有効期間の範囲を以下のとおり変更。
【変更前】1~60日間(初期値は60日間)
【変更後】1~180日間(初期値は180日間)
(2)類似ユーザーのリスト用の顧客データリストにおいて、データを参照できる最大期間を変更。
【変更前】28日間
【変更後】180日間
(3)顧客データファイルのアップロード履歴を確認できる期間を以下のとおり変更。
【変更前】30日間
【変更後】180日間
出典:LINEヤフー社アップデート情報 【ディスプレイ広告】顧客データのオーディエンスリストにおける機能改善
【媒体アップデート】Yahoo!/LINE広告 ディスプレイ広告 アップデート情報
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告のプラットフォーム統合について
LINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告を統合し、2026年春頃、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供。
Yahoo!広告は検索広告も含めて「LINEヤフー広告」に名称を変更。

出典:LINEヤフー社アップデート情報 【重要】広告プラットフォーム統合について
【媒体アップデート】LINE広告 アップデート情報
検索広告
「テキスト生成AI機能」の正式リリース
広告作成画面で生成AIを利用してタイトルやディスクリプションを作成できる。
生成したテキストは編集可能なため、0から作るのではなくアイデアが欲しいという場合にも便利。

※1アカウントにつき1カ月最大30回です。30回利用すると翌月まで利用不可。
※生成AIによって提案されたタイトル・ディスクリプションは、広告審査の承認を保証するものではない。
※LINE広告 生成AIサービス利用規約に合意のうえ利用が必要。
ディスプレイ広告
5年以上前のレポートデータの参照制限
LINE広告の全レポートにおいて、レポートの照会日から5年以上前のレポートが2025年10月29日(水)以降参照不可能に。
過去レポート数値の参照が必要な場合はあらかじめダウンロード必須。
※レポート照会日に管理画面に表示される日付選択画面はユーザー端末のOS(Windowsなど)の日時が基準となるが、5年間の判定は広告アカウントで設定されたタイムゾーン(同じ標準時を利用する地域や区分)が基準。
※広告グループ単位で出力した場合の判定は、一律で日本時間(JST, GMT+09:00)。
そのため、端末のOSの日時と広告アカウントのタイムゾーンが異なる場合、選択した日付と出力されたデータに差分が生じる場合があり。
出典:LINEヤフー社アップデート情報 LINE広告アップデート情報 2025年10月 テキスト生成AI機能を正式リリース!
【媒体アップデート】LINE アップデート情報
LINE
「ビジネスプロフィール」の提供を開始
「ビジネスプロフィール」は、企業や店舗の“ビジネスの顔”として、サービス・商品・企業情報などをひとつにまとめ、自社の「LINE公式アカウント」上で発信できる情報ポータル。
住所・営業時間・公式サイトURLなどの基本情報に加え、今後は来店予約や商品購入機能の実装も予定。
2026年以降実装予定で今回は全体的なデザイン変更と、それに伴う表示や設定項目の変更のみ。

出典:LINEヤフー社アップデート情報「LINE公式アカウント」のプロフィールを刷新し、「ビジネスプロフィール」の提供を開始
【媒体アップデート】Tiktok 広告 アップデート情報
SNS広告
Smart+2.0について重要なアップデート
■Smart+2.0でプレースメントの選択が可能に
今まで選択ができなかったプレースメントの制御が可能に。
こちらによってPangle面のみでの配信や、TikTok面のみでの配信が可能となります。
(TikTok面とTikTok Lite面の制御は引き続き不可)

※使用いただくにはSmart+2.0にアップデートが必要。
■リード目的でPangleデフォルト配信がONに
TikTokプレースメントに今後Pangle面も配信面に追加。
Pangle面に配信を出したくない場合は、変更内容①にあります通りアップグレード後、
プレースメントのチェックボックスを外す必要あり。
- 対象目的:リード目的(非カタログAds)
- 変更日: 2025年10月20日から段階的に適用
出典:TikTok for Business log 「Smart+について」
【SEO・LLMO】Google 最新動向
Search console
類似した検索クエリをグループ化
同じ意図を持つ複数の検索クエリをまとめて分析できるようにすることで、検索パフォーマンス分析の精度と効率を高めることが目的。

出典:Google Search Central Blog Introducing Query groups in Search Console Insights
Google AI Overviewの最新動向
AI Overviewの表示傾向がリサーチ目的中心に
2025年9月1日〜10月15日にBrightEdgeが実施した調査によると、GoogleのAI Overview(AI概要)は購買促進よりもリサーチや比較検討を目的とした検索で多く表示される傾向が確認されました。
一方で、実際の購入行動を促す検索結果は従来の検索(オーガニック検索)が引き続き担っています。
調査では、AI概要の表示率が9月に26%→10月に9%へ減少した一方、約30%のキーワードは引き続きAI概要に表示されました。

出典:海外SEO情報ブログ Search Console検索パフォーマンスレポートにメモを記録するアノテーション機能がテスト中
ChatGPTとGoogle AI Modeの最新動向
ChatGPTとGoogle AI Modeのブランド露出動向の比較
Semrushが2025年11月6日に公開した最新データによると、ChatGPTとGoogle AI Modeはブランドや情報ソースの扱いで異なる動きを見せています。
ChatGPTは直近3か月でブランド言及数が一時12%増加し、回答に利用する情報ソース数も10月に80%増加しました。
一方、Google AI Modeはブランド言及が4%減少し、参照元サイト数の増加も13%にとどまり、より限定的なブランド・情報を重視している傾向が見られます。
特に、米国発の最大規模掲示板プラットフォームであるRedditの扱いが対照的で、ChatGPTではRedditを情報源とする割合が82%減少した一方、Google AI Modeでは75%増加し、Amazonに次ぐ主要な情報ソースとなりました。
約3分の2のブランドは両モデルで共通して登場しており、上位ブランドの安定性が確認されましたが、両者は情報の引用元やブランド露出の幅において異なる進化を遂げていることが明らかになっています。
出典:Search Engine Land ChatGPT boosts brand mentions as Google AI Mode narrows focus: Report

2015年株式会社イー・ステート・オンラインに入社。営業として主に不動産案件のサイトのアクセス解析や市場調査情報に基づいたメディアプランの設計、 販促ツールの導入支援を行う等、Webマーケティングの幅広い業務に従事。社内アワード複数回受賞経験あり。2021年、 Lifunextにジョイン。現在はオペレーションとしてコンサルタントの作業効率化・分析サポートなどを行っている。





