【事例】ダイナミック広告|配信面の相互除外でCTR118%・CVR115%改善!

弊社、株式会社Lifunext では、SEM広告運用を始めとした様々なマーケティング課題に対して、効果の改善と拡大のために様々な検証を行っております。

今回はアパレル業界において、複数媒体で配信していたダイナミック広告の配信面重複を解消し、広告効率を改善した事例をご紹介いたします。

目次

概要

  • 業界:アパレル
  • 媒体:Criteo / Google / Yahoo
  • メニュー:ダイナミック広告
  • 結果:CTR 118%改善、CVR 115%改善

本事例では、複数媒体で配信していたダイナミック広告の「配信面の重複」に着目し、媒体間での面の相互除外を行うことで、広告効率の改善を実現しました。

背景

今回の事例ではCriteo・Google・Yahooと複数媒体でダイナミック広告を配信していました。

各媒体で順調に配信はされていたものの、運用を続ける中でいくつかの課題が見えてきていました。まず、媒体ごとの成果差が大きく、どの媒体にどの程度注力すべきか判断が難しい状況でした。また、CTR・CVRが頭打ちになっており、既存の運用方法では改善の余地が限られていました。

この課題を解決するため、配信面の分析と最適化に着手することになりました。

施策内容

仮説設定

Criteo・Googleダイナミック・YDA dynamicの配信面を分析したところ、複数媒体で同一・類似の配信面に広告が表示されていることが判明しました。

そこで、「配信面ごとに媒体との相性があるのではないか」「最も効率の良い媒体に面を寄せた方が全体効率が上がるのではないか」という仮説を立てました。

実施施策

まず、各媒体のプレースメント実績(CTR / CVR)を比較し、媒体ごとの強みと弱みを可視化しました。

分析の結果、最も効率が高かったCriteoを軸に配信面の整理を行う方針を決定。
Criteoと重複して成果の悪いGoogleダイナミック・Yahooダイナミックの配信面を相互除外しました。

これにより、媒体ごとに「役割分担」を明確化し、無駄な重複配信を抑制する運用体制を構築しました。

結果

施策実施後、以下の改善が見られました。

  • CTR:118%改善
  • CVR:115%改善

配信量を大きく増やすことなく、配信面の整理と最適化のみで広告効率の向上を実現しています。

まとめ

本事例から分かるポイントは以下の通りです。

ダイナミック広告は「媒体ごとの特性」を理解することが重要です。複数媒体運用時は、配信面の重複が成果悪化の要因になることがあります。媒体を増やすだけでなく、相互除外・役割分担の設計が成果改善に直結します。

特にアパレルECのようにダイナミック広告の比重が高い業界では、「どこに出すか」「どの媒体で出すか」の設計が成果を大きく左右します。

弊社、株式会社Lifunext では今後も広告最適化を継続し、さらなる成果拡大を目指してまいります。

ダイナミック広告の運用やマーケティングに関するお悩み、上記事例に関するご質問やご不明点はお気軽にご連絡ください。

用語解説

  • ダイナミック広告:ユーザーの閲覧・行動履歴をもとに、商品画像や価格を自動で切り替えて配信する広告手法。
  • プレースメント:広告が実際に表示される配信面(Webサイトやアプリ、広告枠)のこと。
  • 相互除外:複数の媒体やキャンペーン間で、同一の配信面・ユーザーへの重複配信を防ぐための設定。

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