【事例】化粧品業界|Meta広告ASCの複製/並走による配信量拡大の検証結果

弊社、株式会社Lifunextでは、Meta広告運用を始めとした様々なマーケティング課題に対して、効果の改善と拡大のために様々な検証を行っております。

今回は化粧品業界において、Meta広告ASC(Advantage+ ショッピングキャンペーン)のキャンペーン構造を変更し、配信量拡大とCPA改善を狙った検証事例をご紹介いたします。

目次

概要

  • 業界:化粧品業界(トライアルセット訴求)
  • 媒体:Meta広告
  • メニュー:ASC(Advantage+ ショッピングキャンペーン)
  • 結果:CPM上昇、CPA悪化(約+25%)

背景・課題

化粧品のトライアルセット訴求において、Meta広告のASC(Advantage+ ショッピングキャンペーン)を活用し新規獲得を実施していました。
既存のASC(1CP構成)ではCPAは一定水準で安定しており、獲得効率自体に大きな問題はない状態です。

しかし、配信量拡大に伴いCPMの上昇傾向が見られるようになりました。
この状況から、「1CPあたりの予算が大きすぎることで、オークション競合が激化しているのではないか」という仮説が浮上します。

CPを分割することで、より低単価帯のオークションにも配信され、CPMが引き下がるのではないかと考え検証を行いました。

施策内容

今回の検証では、同一設定のASCキャンペーンを複製し、配信構造を変更しています。

配信構造の変更

  • 変更前:ASC × 1CP
  • 変更後:ASC × 3CP(同一設定)

総予算は変更せず、1CPあたりの予算を分割して並走配信を実施しました。

施策の狙い

1CPあたりの入札圧を下げることでCPMの低下を狙い、結果としてCPA改善につなげることが目的です。
また、複数CPに分けることで、ASCの機械学習がより広い配信機会を拾えるかを検証することも意図していました。

結果

数値結果

  • CPM:上昇
  • CPA:上昇(約+〜25%)

当初の予想に反し、CPM・CPAともに悪化する結果となりました。

考察

CPを分割したことで、各CPにおける学習量が分散してしまったと考えられます。
1CPあたりの配信量・学習データが不足し、オークション効率が低下したことが主な要因です。

結果として、合算で見たCPM・CPAともに悪化しました。
1CP構成で一定期間しっかりと配信した方が、ASCの学習が安定し、効率的な配信が行えていたと判断できます。

まとめ

化粧品のトライアルセット訴求のように、すでに一定の成果が出ているASCでは、配信量拡大を目的としたキャンペーン分割が必ずしも有効とは限りません。

今回のように、CPを分割することで各キャンペーンの学習データが分散し、オークション効率が低下する場合があります。

Meta広告のASCでは、キャンペーン構造の設計だけでなく、学習の蓄積状況や予算規模を踏まえた運用判断が重要であることを示す検証事例となりました。

弊社、株式会社Lifunextでは今後も広告最適化を継続し、さらなる成果拡大を目指してまいります。

化粧品業界でのMeta広告運用やマーケティングに関するお悩み、上記事例に関するご質問やご不明点はお気軽にご連絡ください。

用語解説

  • ASC(Advantage+ ショッピングキャンペーン)
    Metaが提供する自動化型の広告配信メニュー。
    ターゲティングや配信最適化を機械学習に委ね、コンバージョン最大化を目指します。
  • CP(キャンペーン)
    Meta広告における最上位階層。
    ASCではCP単位で学習が進むため、分割しすぎると学習効率が低下する場合があります。
  • CPM(Cost Per Mille)
    広告が1,000回表示されるあたりのコスト。
    オークション競合や入札状況の影響を受けやすい指標です。
  • CPA(Cost Per Acquisition)
    1件の成果(購入・申込)を獲得するためにかかったコスト。
    広告運用における重要なKPIとなります。

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