リスティング広告のNGキーワードの具体例!違反を避ける方法を解説

リスティング広告は、検索キーワードに連動してユーザーが興味を持つサービスや商品の広告を配信するサービスですが、上手な運用にはNGキーワードの理解が欠かせません。この記事では、NGキーワードの詳細や解決策について紹介します。

目次

リスティング広告を出稿する際のNGキーワード

リスティング広告とは、Yahoo!検索やGoogle検索といった検索エンジンの結果ページで上位に表示される広告です。費用はかかるものの、SEO対策は不要かつ運用の開始自体は比較的始めやすいであるため、集客に適した宣伝手法といえます。しかし、実際に効果を出すためにはノウハウや注意点を守る必要があります。

様々な注意点の中でも     NGとされるキーワードは特に注意しなければなりません。その理由としては、次の2点が考えられます。

  • 出稿先の広告媒体が規約で定めているため
  • 競合する広告コンテンツとの著作権違反といったトラブルを回避するため

ついNGキーワードを見落としてしまうと、広告を出せなくなる可能性もあります。広告コンテンツを作成する場合には、細心の注意を払うと同時に、事前に避けたほうが良いキーワードを把握しておきましょう。

リスティング広告における違反・NGキーワードの具体例

ここでは、リスティング広告における違反事例やNGキーワードの具体例について紹介します。事前に定められた禁止用語を使用してしまうと、掲載した広告によって購入された商品やコンバージョン達成は、成果として認められません。紹介する内容については、出稿前に     確認しておきましょう。

1.広告主やプラットフォームがNGと指定しているキーワード

広告主や広告を掲載するプラットフォームがNGと指定している用語や表現は使用できません。事前に分かっていれば広告を作成する段階で避けられるため問題はないでしょう。

しかし、事前に除外されるべきキーワードとして定められていなかったとしても、     アルゴリズムによってNGキーワードの検索結果画面に広告が表示されたケースがあります。この場合、意図しない結果になったとしても成果として認められないため、注意が必要です。

2.最上級表現

最上級表現とは「最も〇〇」や「●●No.1」といった文言を指します。紹介する商品に関して、最上級を表現するキーワードを使用して広告を出すことは禁じられています。

その理由は、検証結果を含めた裏付け情報がないにもかかわらず、見込みユーザーや顧客に対して事実を誤認させ、商品の購入を促す危険性があるためです。購入後に宣伝文句と異なる事実が判明した際には、大きなトラブルに発展する可能性も少なくないでしょう。

各検索エンジンで最上級表現を使おうとする場合、表現の根拠となるソースデータや引用元を記載するなど規定が定められています。

2.誤認の可能性がある表現

紹介する商品やサービスに関して事実を誤認させるような情報や、公式サイトと見間違えさせるような文言の挿入も禁止されています。

誤った情報としては、捏造された検証データの掲載や優良誤認させるようなキーワードが該当します。また、公式と間違えるような表現や「公式サイトはこちら」といったような誤誘導を招く表現は避けましょう。

そのため、広告の表現はもちろんのこと、URLの表現など細部に注意を払わなければなりません。

3.NGキーワードを含む掛け合わせキーワード

NGキーワードは、指定された用語を単体で使用しなければ問題ないわけではありません。他の言葉と組み合わせて使用することも禁止されています。判定時に禁止用語に部分一致しただけでも出稿は承認されません。

例えば禁止用語として「●●●●」が定められていたとします。この場合、「●●●● 口コミ」や「●●●● 料金」などの組み合わせがNG条件に合致します。そのため、事前にNGキーワードとして定められているのであれば、除外した状態でキーワードの絞り込みをしていきましょう。

4.会社名・商品名などの固有名詞

会社名や商品名といった固有名詞は、公式と誤認されたり、商標権侵害に該当するリスクがあったりするため注意が必要です。広告主の会社名はもちろんのこと、競合他社の会社名も使用できないため、表現を考える際には関連するワードのリストアップが必要です。

また、企業側で会社名や商品名を使用禁止に定めていなくても、何かしらのトラブルに発展するリスクは少なくなく、リスティング広告を出す際には使用しないことが暗黙のルールとされています。

具体的に避ける表現は「〇〇社のサプリ」や「▽▽社の×× 口コミ」などが挙げられます。取り扱いに迷った場合は、固有名詞の使用は避ける、を念頭に作業していきましょう。

5.特定の記号パターン

何かしらの記号の連続やサイト上に表示させると文字化けしてしまうような可能性のある記号は、出稿時にNG指定されていることがあります。正しく表示されていなければ掲載後にトラブルが発生するかもしれないためです。

例えば、「⇒ → ← ↑ ↓」や「±×÷=≠∞」といった記号が使用禁止されています。

記号は強調表現に用いられ、広告作成の幅を拡げるために有効な手段ではあるものの、システムでサポートされていない場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

6.著作権に違反するキーワード

想定したキーワードが思いがけず著作権登録されているケースも少なくありません。その場合、出稿時の審査に通らない可能性が高いでしょう。さらに、知らないうちに掲載されてしまうと、権利者からの申し立てによって思いがけないトラブルに発展する可能性も少なくありません。そのためNGキーワードとして使わないようにしましょう。

リスティング広告運用における禁止行為

ここでは、リスティング広告を運用する際に禁止されている行為について紹介します。意識せずに禁止行為を犯してしまう、意図して禁止行為を繰り返してしまうと、広告主との提携解除・指導・報酬支払いの停止につながります。

避けるべき行為は次の通りです。

  • ステルスマーケティング
  • 著作権侵害
  • リスティング広告を利用できない広告主によるサービス利用
  • NGキーワードを用いた広告の出稿
  • 商標権侵害
  • 虚偽表示
  • 公式サイト・公式の広告と誤認させる行為
  • 古い情報、誤った情報の発信

その他にも注意すべき点はあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

NGキーワードを使わずにリスティング広告を出稿するポイント

ここからは、NGキーワードを避けてリスティング広告を出稿するためのポイントについて紹介します。トラブルを回避しつつ、宣伝効果を最大化するためには欠かせない内容であるため、紹介する内容についてはしっかりと把握しておくことをおすすめします。

関連性の高いキーワードに言い換える

具体的な商品名やサービス名は使用しないよう注意しましょう。対策としては、固有名詞を商品ジャンルに言い換えることがおすすめです。NGキーワードを避けつつ、興味を持っている見込み客層に幅広くアプローチできます。

例えば、「ダイエットサプリ」や「スキンケアアイテム」などの表現を用いると良いでしょう。アイテムの特徴に意識を向けたり、より一般化した表現に言い換えたりすることがポイントです。

商品ジャンル+アプローチ的な言葉を組み合わせる

禁止用語を避けるため、商品名のような固有名詞の使用は避け、商品にまつわるジャンルに変換することを前述しました。とはいえ、ジャンル名だけでは宣伝対象が広すぎるため、競合が多く、届けたい顧客層に届きづらいデメリットがあります。

そこで商品ジャンルに「口コミ」や「評判」、「部分痩せ」や「痩せたい」といったような購買意欲を訴求するようなアプローチ表現を組み合わせてみましょう。検索しやすい文言や抱えている悩みを解決できるような言葉を組み合わせることがポイントです。

数字を用いる

商品に対する良いイメージを言葉で表現することも重要ですが、数字を組み合わせると具体性が増し、購入後のイメージも湧きやすく、商品やサービスの購入につながりやすくなるでしょう。

例えば、「3ヶ月で目標に達成」、「1000円ポッキリ」といったような表現が考えられます。特に価格表現は訴求効果が高く、商品の購入に直結するためおすすめです。

コンテンツは最新かつ信頼性の高い情報を提供する

掲載するコンテンツに関しては、最新かつ信頼性の高い情報を提供するよう意識しましょう。広告を打ち出す企業は、商品やサービスに対して日々研究を重ね、アップデートを図っています。そのため、すでに知り得ていた情報に対する鮮度が落ち、現在の情報と齟齬が発生します。また料金体系やサービス内容に相違があれば、購入後にトラブルが発生する可能性も高く、広告主にとってもマイナスでしかありません。

素案作成時には、必ず最新の情報を確認することをおすすめします。また、最新の情報にアップデートされたからといって、誇張表現にならないようにも注意しましょう。

除外キーワードを設定する

NGキーワードに対して常にアンテナを張り巡らせ、クライアントと個別で具体的に確認や調整しなければならないのでしょうか。トラブル回避といえども、かなりの手間と労力がかかります。

そこで除外キーワード機能の活用をおすすめします。Google広告で広告運用する際に活用できる機能であり、特定の検索キーワードをリスティング広告の表示対象から外せる点がポイントです。また、作成側のメリット以外にも、無駄な表示による広告費用の発生も軽減できるため、コストパフォーマンスにも優れています。

設定できる項目には「インテントマッチ(:部分一致)」「フレーズ一致」「完全一致」の3種類がありますが、トラブル防止には「インテントマッチ(旧:部分一致)」を設定しましょう。これらの項目について、詳細は次の通りです。

・インテントマッチ(旧:部分一致)
登録した用語を含むすべての語句が検索された場合に表示されない(語順は問わない)

・フレーズ一致
登録した用語に含まれるすべての語句が「同じ語順」で検索された場合に表示されない

・完全一致
設定した文言に含まれるすべての語句が「同じ語順」で「別の語句を含まない」条件のもと検索された場合に表示されない

なお、マッチタイプについては下記で詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。

キャンペーンや広告グループに設定する

Google広告のキャンペーンや広告グループにおける除外キーワードの設定手順を紹介します。

1.管理画面を開き、除外キーワード設定をしたいキャンペーンと広告グループを選択する
2.画面左のメニューバーにある [キーワード] > [検索語句] をクリックし、期間を選択する

3.[クリック数] を降順にする(クリックされていないキーワードを見分けるため)

4.除外登録するキーワードにチェック を入れる
5.[除外キーワードとして追加] を選択する

6.除外キーワードの追加先を次の3つから選択する
  [広告グループ] [キャンペーン] [除外キーワード リスト]
7.除外キーワードのマッチタイプを入力する

上記手順に沿って必要情報を入力し、[保存] をクリックすると設定は完了します。

複数の除外キーワードを設定する

次に複数の除外キーワードを設定する手順について、以下の内容を紹介します。この方法は、将来的にNGキーワードになりそうな用語を事前にブロックするために適しています。

まずは、前述の1から2までを参考にしてください。3のクリック数を[降順]に設定する際に、クリック数ではなく[表示回数]を設定します。ここで可能性のある候補をできる限り入力しましょう。

その後の手順も前述の通りです。

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まとめ:リスティング広告の運用する際はNGキーワードを回避することを心掛けよう

この記事ではリスティング広告の運用をする際に注意すべきNGキーワードの具体例と対策方法、またシステム上で対応できる事前の回避方法について紹介しました。

著作権侵害や商標権の侵害や誇張表現につながる用語は広告として掲載されてしまった後のトラブルにつながるリスクがあるだけでなく、広告自体を出稿できない可能性もあることから、広告主と制作側の双方にとってデメリットがあります。

考えられるトラブルを可能な限り避けるためにも、除外キーワードとして設定したり、表現方法に注意を払ったりして回避していかなければなりません。

これからリスティング広告を作成しようと考えている方は特に注意して取り組んでいきましょう。

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