初心者向け!アフィリエイトとリスティング広告の選び方

集客拡大を目指して広告出稿を検討する際に、アフィリエイト広告とリスティング広告のどちらを選べば良いのか悩むこともあるでしょう。どちらも広告効果は見込める一方で、掲載場所やターゲット、費用感が異なるため、それぞれの特徴を理解して利用するのがおすすめです。

本記事では、リスティング広告とアフィリエイト広告の概要と違いのほか、運用するメリットを解説します。広告出稿の際の注意点や使い分けるポイントもご紹介しますので、参考にしてください。

目次

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!、Microsoft、Bingなどの検索エンジンで何かを検索した際に、検索結果の内容に連動して表示される広告です。

例えば、「東京駅 ランチ」と検索した場合、検索結果一覧ページの上部や下部に、東京駅近辺でランチタイムに営業している店舗のホームページやクーポンサイトに関する広告が表示される場合があります。いわゆる「スポンサー」と表記されるこれらの広告が「リスティング広告」です。

リスティング広告では、キーワードごとに広告掲載枠のオークションが行われ、単価の高い広告ほど広告として優先表示されます。ユーザーが広告をクリックするごとに広告費が生じる「クリック課金」が多く採用されているのも特徴です。

リスティング広告の基礎知識や運用のポイントは、次の記事で解説しているので、あわせてお読みください。

アフィリエイト広告とは?

アフィリエイト広告とは、Web広告を閲覧したユーザーが広告をクリックして、広告主のWebサイトで商品購入や会員登録、申込などのアクションを行った際に、その成果への対価として報酬が支払われるWeb広告です。主に、WebサイトやSNS、ブログなどに掲載され、「成果報酬型広告」と呼ばれることもあります。

そもそもアフィリエイトとは、日本語で「提携」を意味します。

広告掲載者である「アフィリエイター」が「広告主」と提携して掲載する広告であるため、アフィリエイト広告と呼ばれるようになりました。

一般的には、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)経由でアフィリエイターに対して報酬が支払われます。

アフィリエイト広告とリスティング広告の違い

アフィリエイト広告とリスティング広告は掲載形態や広告料が発生する方法が異なるため、掲載場所やターゲット、必要となる費用が違います。これらの違いについて詳しく解説します。

掲載場所

アフィリエイト広告とリスティング広告は、どちらも検索結果が主な流入経路です。

アフィリエイト広告は、検索結果の先につながるブログやWebサイトなどに、テキストリンクやバナーとして表示されます。一方で、リスティング広告は、検索結果一覧ページの上部や下部に「スポンサー」や「広告」と記載されて表示されます。

一般に、検索エンジンを利用するユーザーの目的は情報収集を行うことです。そのため、アフィリエイト広告の方がクリックされやすい傾向にありますが、広告を出稿しているページの表示順位は検索エンジンに依存し、検索結果における掲載場所は指定できません。

一方で、リスティング広告はオークションにおける入札単価が検索結果での掲載順位に影響するため、掲載場所をコントロールしやすいといえます。

ターゲット

アフィリエイト広告とリスティング広告は、その性質上、ターゲットも違います。

アフィリエイト広告の主なターゲットは、ニーズが顕在している層とニーズが具体化していない潜在層の両方です。なぜなら、アフィリエイト広告の主な流入経路は自然検索であり、商品やサービスを具体的に認知していないユーザーにも広告を通じて興味関心を引くことができるからです。

また、アフィリエイターが多い場合は、多様なメディアに広告が掲載されるため、さまざまなターゲットに情報を届けることができます。

一方で、リスティング広告は、キーワードに連動して広告が表示されるため、広告主が情報を届けたい顕在層にターゲットを絞り込めます。

例えば、商品・サービス名などの固有名詞のほか、「〇〇(商品・サービス名)+口コミ」「〇〇(商品・サービス名)+購入」などの購買層に近いキーワードで出稿すると、より反応を得られる可能性が高まるでしょう。

費用

アフィリエイト広告とリスティング広告は、運用にかかる費用も違います。

アフィリエイト広告で広告主が負担するのは固定費と変動費です。

  • 固定費:ASP利用の初期費用+月額利用料
  • 変動費:ASP手数料+成果報酬額

固定費は、ASPを利用するために生じる費用です。変動費は、ユーザーが成果につながるアクションを起こした際に発生する広告費です。

一方、リスティング広告の掲載にかかる広告費は次の計算式で求められます。

  • キーワードのクリック単価×ユーザーにクリックされた回数

出稿するキーワードや対象となる商品・サービスに応じて単価クリック単価は異なります。例えば、競合が少ないキーワードであれば、Google広告の場合は最低出稿金額である1,000円ほどで広告を掲載できます。ただし、競合が多い場合は、それだけクリック単価が高額になる可能性があるため、あらかじめ上限を決めておくと良いでしょう。

アフィリエイト広告とリスティング広告のメリット

ここからは、アフィリエイト広告とリスティング広告のメリットを解説します。

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットは、次の3つです。

  • 即効性がある
  • 購買意欲の高いユーザーにアプローチしやすい
  • 測定と改善が容易

それぞれ解説します。

即効性がある

リスティング広告は、出稿後すぐに検索結果に表示されるため即効性があり、ユーザーによるクリックやコンバージョンが期待できます。そのため、期間限定のキャンペーンなど迅速な集客が必要な場合に有用です。

購買意欲の高いユーザーにアプローチしやすい

リスティング広告はキーワードに連動して表示されるため、ニーズが顕在化した購買意欲の高いユーザーにアプローチできます。キーワードを工夫すれば、いまだニーズが顕在化していない潜在層へのアプローチも可能です。

また、地域ターゲティング機能を活用することで、指定した地域にいる検索ユーザーのみに広告を表示させることもできます。

測定と改善が容易

リスティング広告は、広告のクリック数やコンバージョン数などを随時把握できるため、数値が低下している場合の改善策を容易に立てられます。

アフィリエイト広告のメリット

アフィリエイト広告のメリットは、主に次の3つです。

  • 初期投資が少ない
  • 成果報酬型なので、リスクが低い
  • 自分のペースで運用できる

それぞれ解説します。

初期投資が少ない

前述のとおり、アフィリエイト広告は、ASPに支払う初期費用や月額利用料を支払えば利用できます。そのため、初期投資を抑えられるのがメリットです。また、成果報酬が決まっていることから予算管理がしやすいのも特徴です。

成果報酬型なので、リスクが低い

アフィリエイトは成果報酬型であり、ユーザーのアクションによる成果が生じて初めて広告費が発生します。成果の発生前に広告費用を負担する必要はないため、リスクが低く費用対効果が高いこともメリットです。

自分のペースで運用できる

アフィリエイト広告は、自由に成果地点を設定できるため、自分のペースで運用できます。

また、不正があった場合には報酬を承認しないなど成果条件をコントロールしやすいのも特徴です。自社以外に競合他社の設定やアフィリエイターの反応を参考にしながら成果条件を設定することで、より効果的に運用できるでしょう。

アフィリエイト広告とリスティング広告の注意点

アフィリエイト広告とリスティング広告には、メリットがある一方で、運用には注意が必要です。ここからは、それぞれの注意点を解説します。

リスティング広告の注意点

リスティング広告運用の注意点は次の3つです。

● コストがかかる
● 持続的な投資が必要
● 競争が激しい場合、クリック単価が上昇する可能性がある

各注意点を詳しく解説します。

コストがかかる

リスティング広告はキーワードに応じてクリック単価が変動し、クリックされた回数が多くなるほどコストがかかる点に注意が必要です。

キーワード選定が適切でない場合は、クリックされた回数は多いものの期待した広告効果が得られない可能性もあります。自社の商品・サービスとの関連性や費用対効果も考慮しながらキーワードを選びましょう。

持続的な投資が必要

リスティング広告では、持続的な投資が必要な点にも注意しなければなりません。なぜなら、一度設定すればそれだけで広告効果が得られるのではなく、配信状況を把握しつつ調整や改善を行う必要があり、その間もユーザーによるクリック回数に応じて広告費は発生するからです。

例えば、クリック率が低い場合には、広告文やキーワード、ターゲティングを見直すなど、状況に応じた運用が求められます。

競争が激しい場合、クリック単価が上昇する可能性がある

リスティング広告は、キーワードごとにクリック単価を入札します。競争が激しいキーワードはクリック単価が上昇しやすい点にも気をつけましょう。「人気があるから」などの理由で安易にキーワードを選ぶのではなく、運用状況や分析結果を踏まえたうえで、最適なキーワードを絞り込むことが大切です。

アフィリエイト広告の注意点

アフィリエイト広告の注意点は、次の3つです。

● 収益化まで時間がかかる
● 競争が激しいので、上位表示が難しい
● 定期的なコンテンツ更新が必要

各注意点を具体的に解説します。

収益化まで時間がかかる

アフィリエイト広告は出稿しても収益化まで時間がかかることがあります。なぜなら、アフィリエイターはさまざまな広告の中から掲載する広告を選定するため、たとえ出稿しても掲載先となるメディアが決まらない場合があるからです。

掲載先が見つかった場合でも、記事によっては集客につながらないケースもあるため、このようなリスクを理解したうえで運用することが大切です。

競争が激しいので、上位表示が難しい

アフィリエイト広告はさまざまな企業が運用しており、自社と似た商品・サービスに関する広告も多くあるでしょう。そのため、競争が激しく、提携先が見つからない可能性があることに注意が必要です。

また、アフィリエイト広告の掲載先となるメディアの内容は、アフィリエイターに委ねられます。検索結果は検索サイトのアルゴリズムに依存するため、広告が掲載されている記事を計画的に上位表示させることは難しい点も理解しておきましょう。

定期的なコンテンツ更新が必要

アフィリエイト広告の運用には、定期的なコンテンツの確認や更新が必要なことにも注意が必要です。なぜなら、提携先のメディアの内容によっては、法令などの改正に伴う法令違反や自社ブランドの信用力の低下につながる可能性があるからです。

提携先のメディアには常に最新の情報を掲載し、趣旨に合わないメディアへの掲載は提携をやめるなど、定期的に確認することが大切です。

 アフィリエイト広告とリスティング広告の使い分け

アフィリエイト広告とリスティング広告は性質が異なることから、必要に応じて使い分けることでより効果的な集客を行えます。具体的には、業種やサービス、予算、ターゲットに応じて使い分けましょう。

業種やサービスで使い分ける

アフィリエイト広告は成果報酬型であるため、ユーザーのアクションが明確な業種やサービスに向いています。例えば、ECサイトでの購買行動や、オンラインサービスの会員登録、サブスクリプションビジネスの契約、旅行や宿泊業が適しています。

一方、リスティング広告に向いているのは緊急性が高い業種・サービス、ユーザーニーズや属性、地域が明確な業種・サービスです。例えば、歯科医院や整骨院、不動産会社やブライダル、レンタカーや引っ越し業者、スポーツジムなどに適しています。

予算で使い分ける

一般的に、アフィリエイト広告は成果が発生してから広告報酬が生じるため広告費を抑えられる一方で、リスティング広告は、キーワードに対するクリック単価とクリックされた回数に応じた広告費がかかります。

また、リスティング広告は即効性があり、アフィリエイト広告は成果が出るまで時間がかかるケースが少なくありません。

予算が限られている場合はアフィリエイト広告を用いたり上限を定めてリスティング広告を利用したりするのをおすすめします。一方で、予算が潤沢な場合はクリック単価が高いキーワードを狙えるリスティング広告を活用すると良いでしょう。

ターゲットで使い分ける

リスティング広告は、購買意欲の高い顕在層へ効果的にアプローチが可能です。一方で、アフィリエイト広告は、顕在層だけでなく自社の商品・サービスへの認知が低い潜在層の興味関心を引いて顕在層に引き上げることに長けています。

集客対象が顕在層なのか、潜在層なのかである点でも広告を使い分けることをおすすめします。

アフィリエイト広告とリスティング広告は併用することで効果を最大化できる

アフィリエイト広告とリスティング広告は、混同されることも多いですが、その特性や費用、ターゲットなどに違いがあります。前述した使い分け方を参考にして必要に応じて上手く併用すれば、費用対効果を高めながら集客効果を最大化できます。

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アフィリエイトとリスティング広告を活用して集客を拡大しよう!

アフィリエイト広告はユーザーが特別なアクションを行った際に成果が発生し報酬が支払われる広告です。一方、リスティング広告はキーワードに連動して検索結果に表示され、ユーザーがクリックした回数に応じて広告費が発生します。

アフィリエイト広告とリスティング広告は、それぞれ強みやメリット・運用における注意点が異なるため、集客効果を最大化するには、状況に応じて併用することがおすすめです。Web広告を運用する際は、ぜひ本記事をご活用ください。

リスティング広告の運用に興味はあるものの、実際の運用にお悩みの方はぜひLifunextにご相談ください。Google Partner・Yahoo!セールスパートナーである弊社では、大手代理店出身のコンサルタントが貴社の抱える課題や目標に合わせて、最適な運用プランをご提案いたします。無料のご相談や無料Web広告アカウント診断も行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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