Yahoo!広告の費用はどれくらい?相場や予算の決定方法を解説
LINEヤフー株式会社が運営するYahoo!広告は自社商品やサービスのアピールにとって重要な施策です。この記事では運用費用や予算組みのポイントを通じて費用対効果を出すためにかけるべき費用感を学べます。
Yahoo!広告の掲載費用の相場
Yahoo!広告を運用するにあたって、はじめにおさえておきたいポイントは掲載費用の相場です。掲載できる広告は以下の3種類に分かれており、規模や業界によって相場は異なります。しかし、一般的に月当たりの相場は10万円~30万円程度です。
ただし、広告運用を社内メンバーで担当する場合と代理店へ外部委託する場合では予算が大きく異なります。さらに扱う商材や競合の多さによっても大きく変わるため、運用開始前の予算設定が重要です。
項目 | 特徴 | 課金方式 | 費用 | おすすめの企業や商品など |
Yahoo!検索広告 | 顕在層へのダイレクトなアプローチが可能 | クリック課金方式 | 1クリックあたり数円から数十円 | 運用費用をおさえて高い費用対効果を得たい場合におすすめ |
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) | 視覚や聴覚への訴求に最適 | クリック課金方式 成果報酬方式 | 1クリックあたり数円から数十円 | 訴求対象を広く設定したい場合におすすめ |
Yahoo!ディスプレイ広告(予約型) | 大規模なアピールが可能 | 購入タイプ変動型 | 数十万円から数千万円 | 自社サービスや商品のブランディングに注力したい場合におすすめ |
Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA) | 自社サイトでライナップするあらゆるアイテムから関連度が高いものを自動表示可能 | クリック課金 | 入札単価は5〜8万円程度 | 具体的な商品名で検索している層へのアプローチにおすすめ 現状として一部代理店でのみ扱いがある |
Yahoo!検索広告
Yahoo!検索広告は興味のあるワードを検索すると、検索結果の上部に表示される広告を指します。一般的な広告運用の種類ではリスティング広告に分類され、広告に興味のある層に向けて自社商品やサービスのアピールが可能です。
例えば、「Yahoo広告」を検索するとYahoo!広告にまつわる広告が検索結果のページに表示される、とイメージしましょう。
引用:Yahoo! JAPAN
広告に興味のあるユーザー向けに発信されるため、CVRが高くなる傾向があります。
料金も広告にアクセスする1クリックごとに発生する「クリック課金方式」のため費用がかかりにくく、上限設定もできるため費用対効果を求める企業におすすめです。
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)
引用:広告の種類【運用型】 – ヘルプ(レスポンシブタイプ)
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型広告)は、Yahoo!が運営するポータルサイト(Yahoo!ニュースなど)や提携サイトに表示される広告を指します。文章のみならず画像や動画での広告配信もできるため、視覚的に訴求したい場合に優れた効果を期待できます。
また、リスティング広告と比べて訴求対象が広く設定されており、顕在層だけでなく潜在的なニーズに訴えかけられることから、認知度の向上に適しているでしょう。
一方で、一部を除きクリック課金方式であることからユーザーが広告をクリックしなければ費用は発生しません。そのため、リスティング広告と同様に広告に対する興味が薄いユーザーに対する費用は抑えられ高い費用対効果も狙えます。ただし、ピンポイントで顕在ユーザーへの訴求ができない分、CVRが低下すると費用対効果が悪くなる点に注意しましょう。料金の上限設定を上手く活用することがポイントです。
また2023年10月1日にLINEヤフー社としてLINEとヤフーが一緒の会社になりました。
そのため、現在ではYahoo! ディスプレイ広告経由でLINE面への配信が可能となっており、今後もYahoo!からLINE面への配信の拡充など両者の連携が進む想定です。
Yahoo!ディスプレイ広告(予約型)
Yahoo!ディスプレイ広告(予約型)はYahoo!のトップページに大きく表示されるような広告が配信できます。自社サービスや商品に認知度向上やブランディングに対して高い効果を発揮し、全てのYahoo!ユーザーにアプローチできる点が特徴です。
課金方法は「購入タイプ変動型」で、利用する広告によって次の3種類に分けられます。
・vimps購入型(変動型)
・時間帯ジャック購入型
・枠購入型(純広告)
基本的に他の広告と比べると費用は高額になるため、運用戦略を明確に定めた上で運用することをおすすめします。
また、予約型に関しては仕入れできるところが限定的ではございます。なお、LifunextはYahoo! JAPAN セールスパートナーの制度にて「★★」を獲得しており、豊富な実績を持ちかつ予約型に対応しています。
各Yahoo!広告の種類のついては以下の記事で詳しく解説しています。
Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)
Yahoo!検索連動型ショッピング広告(SSA)は、比較的新しい広告サービスです。クリック課金制で、コマース検索モジュールの最上部に自社の商品情報を掲載できます。この広告ではユーザーが広告コンテンツをクリックする前に商品の価格が見られるため、利便性が高まっています。
なお、こちらは代理店で後払い請求用のアカウントを保有する方のみが利用できるため、自社でアカウント取得が難しい場合は代理店への依頼も検討しましょう。
Yahoo!広告で成果を出すために必要な費用は?
ここからはYahoo!広告で成果を出すために必要となる費用について紹介します。運用方法の決定や予算配分の交渉材料として重要なポイントであるため、必ずおさえておきたい内容です。
運用開始初月の費用
運用を開始するにあたって、費用設定に必要な項目はコンバージョン単価(CPA)と目標のコンバージョン数(CV)です。まずは媒体の機械学習からはじまるため、1カ月当たり30CVを目指していきましょう。
媒体の機械学習に必要な件数に対して、CPAを考慮して初月に必要な費用を算出します。
【例】 仮にCPAを1.5万円とする場合 30件(CV数) ×1.5万円(CPA)= 45万円 初月に必要な費用:45万円 |
このように媒体の機械学習とCPAを基準に数字を初月における費用決めを行うとよいでしょう。
※ 広告を打ち出す業界や競合性によって費用が変動する点に注意が必要です。
初月以降の運用費用
初月以降の費用に関しては、運用開始時に定めたCPAを参考に、以下のポイントに沿って逆算していきましょう。
・CPAをいくらにしたいか
・CVは何件取りに行きたいか
例えば、CPAを1万円に設定し、1カ月当たり50CVを獲得したい場合 50CV ×1万円(CPA)= 50万円 |
Yahoo!広告の費用を決める際の注意点
ここからはYahoo!広告の費用を決める際の注意点について紹介します。効果を出すための予算設定については根拠の明示も重要になるため、紹介する内容を参考にしてみてください。
経営層への説明は丁寧に実施
広告を運用するにあたって、社内の関連部門以外にも経営層に対する丁寧な説明が必要です。会社の予算を獲得するためにはネゴシエーションしなければなりませんが、広告運用に馴染みがない経営層の場合は特に注意が必要です。
広告運用の仕組みに関する説明は重要ですが、費用対効果が出せるのかが重要な論点となるでしょう。そのためにも、目指すべき広告戦略(プラン)とそれにかかる詳細な費用感は重要なポイントです。
費用は目標数値を決定した後
運用費用は目標数値を明確に定めた上で決定しましょう。費用対効果を重視する場合、CVR(コンバージョン率)を高めることが適切な予算設定に必要です。
目標とするコンバージョン数に対して単価を抑えたい場合、リスティング広告を活用しながら数値目標を決めていきますが、設定時の知識が乏しい場合は代理店への依頼もおすすめです。
Yahoo!広告の運用を代理店に依頼する際の費用相場
Yahoo!広告を代理店に依頼する場合、以下のような項目に対して費用が発生します。
・初期費用
・運用代行手数料
・ランディングページ制作費用
・広告運用レポート費用
・訪問コンサルティング費用
手数料の相場目安は一般的に「広告費の20%」とされており、それぞれの項目に関しては代理店によって異なります。
Lifunextは代理店の中でもコンサルティングに特化したサービスを提供しており、初期費用やレポート作成、報告費用も含めて手数料は20%に定めています。そのため、自社で費用の見通しを持ちやすいでしょう。なお、広告運用において必要なバナー作成やランディングページなどコンテンツ作成も別途、対応可能です。
広告代理店を利用するメリット
広告代理店を利用するメリットは、自社の抱える課題に応じてさまざまです。しかし、下記の悩みを抱える場合は、広告代理店への依頼を検討しましょう。
・自社に広告運用の適任者がいない場合
・自社の商材やターゲットに適した広告運用を行いたい場合
・運用の分析を行いより費用対効果を高めたい場合
・広告運用に必要なLPやクリエイティブ制作も行いたい場合
自社に専任者がいない場合、担当になる方の負担が増える可能性もあります。従業員の負担を増加させず、かつYahoo! 広告運用費用対効果を意識するなら、広告代理店への依頼がおすすめです。
まとめ:Yahoo!広告にかける費用は柔軟に対応
この記事ではYahoo!広告について予算設定のポイントや代理店に外注する際の費用感について紹介しました。運用するにあたって目標数値の設定と数値から逆算した費用設定が重要です。しかし、社内にノウハウが蓄積されていないケースや費用対効果が生み出せないケースの場合、代理店への依頼を検討するなど柔軟な対応を心がけましょう。
Lifunextは、Yahoo!セールスパートナーです。大手代理店出身のコンサルタントが多く在籍し、高品質な運用ノウハウを提供することができます。Lifunextの特徴はコンサルタントの評価制度を「顧客の評価」と連動して行っており、真のクライアントファーストなご提案を行える体制を大切にしています。
無料のご相談・無料のWeb広告アカウント診断を実施しているので、お気軽にお問合せください。
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2013年株式会社セプテーニに入社後、SEM本部に配属となり、5年間一貫してYahoo!、Googleのリスティング広告、ディスプレイ広告のコンサルタントとして従事。 Hagakure提案者とともに数々のプロモーションを改善へと導く。 BtoBからBtoC、WEBからアプリまで幅広い業界でクライアントを支援。単月2.2億円の納品売上ギネス更新経験をもつ。