【最新版】Facebook広告の目的と戦略に合わせた選び方とは?
自社の戦略に合わせてFacebook広告の「キャンペーンの目的」を選択できていますか?
広告の目的が最適でない場合、費用だけが膨らみ見込んでいた成果が期待できない恐れがあります。
そこで今回は、Facebook広告の「キャンペーンの目的」という設定項目について詳しく解説していきます。
Facebook広告の目的とは
Facebook広告における目的とは、キャンペーンの目的です。
キャンペーンの目的を設定することで自社の目標や広告を出す際の目的を整理し、明確にしたうえで使い分けることができるのです。
Facebook広告のキャンペーンの目的はユーザーに期待する行動から選択することができます。
目標到達フェーズに応じて6種類の細かい目的に分かれています。
Facebook広告の目的6種類
Facebook広告の目的は、これまでの11種類から6種類に変更されました。
- 認知
- トラフィック
- エンゲージメント
- リード
- アプリの宣伝
- 売上
認知
Facebook広告の「認知」とは自社のサービスや製品の存在を知ってもらうことを目的とした広告タイプです。具体的には次のような場面で用いられます。
- サービスの存在や製品の特徴、サービス内容などを知ってもらう
- 自社のイメージを向上させる
- 新サービスや製品の発表、リリースを広く知らせる
- 新たなターゲットオーディエンスを開拓する
認知を目的とする場合、大切なのはクリエイティブのインパクトです。CVにつなげることも大切ですが、よりキャッチーで多くの方に受け入れてもらえるものにしましょう。
トラフィック
「トラフィック」とはウェブサイトやアプリなど特定のページに誘導することを目的とした広告タイプです。主にアクセス数を増やすために使用されます。
具体的には次のような場面で用いられることが多いです。
- サイトのPV数を上げる
- アプリのダウンロード数を増やす
- サイトに誘導することで自社を知ってもらう、など
例えば期間限定のセールを行う場合、短期間で多くのユーザーにアクセスしてもらう必要があるでしょう。このような場合はトラフィックの広告タイプがおすすめです。
エンゲージメント
「エンゲージメント」とは何かしらの反応をもらうことが目的です。例えば「いいね!」やコメント、シェアなどの反応を促します。
具体的には次のような場面を想定してください。
- Facebookのページやイベントを宣伝する
- 投稿を多くの人に見てもらう
- 動画の再生回数を上げる
- メッセンジャーやDMでメッセージを送ってもらう
好意的な反応をもらうことができればそのユーザーが「見込み客である」と簡単にわかります。
また、場合によってはフォローしてくれたり動画をお気に入り登録してくれたりして潜在的な見込み客を作ることもできるでしょう。
リード
「リード」とはその名のとおりリード(見込み客)を獲得するための広告タイプです。広告にフォームを追加できるため、名前やメールアドレス、その他の関連情報を獲得することができます。
リードの広告タイプは、次のような使い方が可能です。
- 質問に対する回答をフォームに記入してもらう
- 営業時間中に電話をかけてもらう
- メッセンジャーやDMで質問を送ってもらう
リードを収集することで、興味のあるユーザーを把握し、効果的なフォローアップをすることができます。
アプリの宣伝
アプリをダウンロードしたり購入したりしてもらいたい場合、「アプリの宣伝」で広告を配信しましょう。AppStoreやGoogle Playなどに誘導でき、アプリのダウンロードやアプリ内で特定のアクションを実行してもらうことができます。
アプリの宣伝を利用するためには、宣伝するアプリにリンクされた広告アカウントが必要です。
売上
「売上」は、商品やサービスの販売を促進するための広告タイプです。主に次のような場面で用いられます。
- 商品やサービスを購入してもらう
- 購入意欲のあるユーザーにだけ広告を配信する
- 問い合わせ数を増やす
また、リターゲティング機能を活用して、サイトに訪れたことのあるユーザーに商品を再度アピールできます。
売上目的の広告は、ECサイトや小売店など直接商品を販売するビジネスにおすすめです。ルプセンター
SNS広告運用で最高の結果を 出すためのポイント
・SNS広告運用が上手くいかない要因
・知っておくべきSNS広告運用4つのポイント
SNS広告運用で失敗したくない方に必見
途中で目的を変更したい場合は?
Facebook広告では「キャンペーンの目的」を途中で変更することは出来ません。
ですが、一からオーディエンスの設定やテキストの文章を作成する事を回避するため、キャンペーンの複製を行いましょう。
手順は、まず初めに、広告マネージャを開き、広告セットから複製をクリックします。
複製をクリックした後、新規キャンペーンを選択し、目的を変更するだけです。
新しい広告を配信した際には、古い広告の配信を中止にしましょう。
参考:11 Facebook Ads Campaign Objectives and When to Use |Social Media Examiner
Facebook広告の目的に合わせたフォーマット
Facebook広告では、画像、動画、カルーセル、コレクションというフォーマットが用意されています。
カルーセルは、一つの広告で最大10枚の画像や動画を載せることができるフォーマットです。
それぞれの画像や動画に見出しやリンクなどを表示できるため、複数の商品やサービスを紹介したい場合に適しています。
コレクションは、ビジュアル中心の没入感の高い広告で、簡単に商品やサービスを発見、購入することができるフォーマットです。
広告の目的によって、使えるフォーマットが異なります。
参考:コレクション広告について|Metaビジネスヘルプセンター
参考:Facebook広告ガイド|Metaビジネスヘルプセンター
参考:マーケティングの目的に対応した広告配置|Metaビジネスヘルプセンター
Facebook広告どこに掲載される?
Facebook広告は、FacebookやInstagramだけでなく、Audience Networkと言われる媒体にも配信されます。
Audience Networkとは、「東洋経済オンライン」や「食べログ」など様々な掲載パートナーの総称です。
そのため、日本国内で月間2450万人以上の方に広告を配信しています。
Facebook内の広告掲載場所
Facebook内の掲載場所は、以下の通りです。
- フィード
フィードとは、自身や友人が投稿した動画やコメントなどが表示される場所です。Facebookを開く端末により、デスクトップモバイルフィードとモバイルニュースフィードに分かれます。
- Facebook Marketplace
Marketplaceは、個人や会社がFacebookに出品された商品を購入したり、販売するための場所です。広告はMarketplaceのホームページまたは、FacebookアプリでMarketplaceを閲覧している利用者に表示されます。
- インストリーム動画
インストリーム動画とは、動画サイトやアプリの動画コンテンツの視聴中に表示される広告の事です。広告は、Facebookのオンデマンド動画と一部の承認されたパートナーのライブストリームに表示されます。
- インスタント記事
インスタント記事とは、モバイルアプリですばやく開くコンテンツのことです。広告は、モバイルアプリのみに配信されます。
- Facebookの検索画面
広告は、FacebookおよびMarketplaceの関連する検索結果の横に表示されます。
- Messenger
広告は、Messengerでこれまでにやり取りしたことがある利用者にメッセージとして表示されます。
- 右側広告枠
広告は、Facebookの右側の広告枠に表示されます。右側広告枠に掲載される広告はコンピューターでFacebookを閲覧中の利用者にのみ表示されます。
- ストーリーズ
ストーリーズとは、24時間で消える画像や動画を組み合わせたコンテンツです。 広告はユーザーの投稿の合間に配信されます。
参考:広告マネージャの配置について|Metaビジネスヘルプセンター
また、広告ライブラリの特性を活用した競合分析のポイントはこちらを記事をご参照ください。
Instagram内の広告掲載場所
Instagram内の掲載場所は、以下の通りです。
- フィード
フィードとは、自身や友人が投稿した写真や動画などが表示される場所です。Instagramフィード広告は、Instagramアプリを閲覧している利用者にのみ表示されます。
- 発見タブ
広告は閲覧中の利用者が写真や動画をクリックすると表示されます。
- ショップ
広告はInstagramショップタブのトップページに表示されます。
- ストーリーズ
ストーリーズとは、24時間で消える画像や動画を組み合わせたコンテンツです。
広告は、ユーザーの投稿の合間に配信されます。
- インストリーム動画
インストリーム動画とは、動画サイトやアプリの動画コンテンツの視聴中に表示される広告の事です。広告はInstagram動画コンテンツ内に表示されます。
- リール
広告はInstagramのリールタブに表示されます。
SNS広告運用で失敗したくない方に必見
実践的なノウハウを知りたい方必見
まとめ
本記事では、Facebook広告の「キャンペーンの目的」という設定項目について解説していきました。
広告の目的によって、配信される場所や最適化される箇所が異なります。
そのため、ユーザーの行動から逆算して目的を決めるようにしましょう。
Lifunextは、Meta Business Partners認定パートナー です。大手代理店出身のコンサルタントが多く在籍し、高品質な運用ノウハウを提供することができます。Lifunextの特徴はコンサルタントの評価制度を「顧客の評価」と連動して行っており、真のクライアントファーストなご提案を行える体制を大切にしています。
無料のご相談・無料のWeb広告アカウント診断を実施しているので、お気軽にお問合せください。
\ Facebook広告のご相談はLifunextへ /
ポイントまとめ
Facebook広告のキャンペーンの目的とは何ですか?
Facebook広告を配信する際に設定する項目の一つです。目的は6種類あります。
- 認知度アップ
- トラフィック
- エンゲージメント
- リード
- アプリの宣伝
- 売上
Facebook広告の目的を変更したい場合はどうすればいいですか?
目的は途中で変更することできません。目的を変更したい場合、新規にキャンペーンを作ることが必要です。
2018年にマーベリック株式会社に入社。アカウントプランナーとしてBtoB案件、人材案件中心に支援。美容専門領域の社内新規立ち上げも経験。年間数千万円規模の案件を担当。
2020よりWebコンサルタントとして広告運用に従事。