【代理店が解説】Instagram広告は効果がない?効果が出ない原因と解決方法を紹介

Instagram広告は効果がない?

「Instagram広告は効果がない」というのは間違いです。Instagramは世界で数十億人がアクティブに利用するSNSであり、国内においても毎月6,600万以上のユーザーが使用しています。
Instagram広告はビジュアル重視の特性を持ち、画像や動画、BGMなどを用いて感覚的に訴求することができます。ユーザーの興味関心や行動履歴に基づいてターゲティングを行うことができるため、より適切な層にアプローチすることも可能です。
さらに、Instagramの広告は多様なフォーマットが用意されており、カルーセル広告やストーリーズ広告など目的に応じて適切な広告形式を選択できます。このような点から、方法を間違えなければ高い効果を期待できるでしょう。

Instagram広告の効果が出ない原因
Instagram広告で効果が出ない場合、原因を特定することが大切です。主な原因は次の5つです。
- 広告予算が少ない
- ターゲット設定をしていない
- クリエイティブのクオリティが低い
- タイトル、クリエイティブ、LPに一貫性がない
- PDCAサイクルが回せていない
広告予算が少ない
広告予算が少ないと、効果的にアプローチできない可能性が高まります。表示回数が少なくなり、ユーザーに届く数が制限され、広告のリーチ範囲が狭くなるためです。
また、Instagramの広告はオークション形式です。広告の予算が少なすぎると他社に負けてしまい、広告の露出やクリック率が低下する可能性があるでしょう。
Instagram広告は100円から出稿することができますが、ある程度の予算がなければ広告費が無駄になってしまいます。最低でも月3万円〜10万円程度の広告予算を確保しておきましょう。
ターゲット設定をしていない
ターゲット設定は「広告を誰に向けて表示するか」を決定する重要なプロセスです。ターゲット層を明確に定義し、性別、年齢、地理的位置、興味関心、行動履歴などの要素を活用して、広告を見る可能性が高い人々に訴求する必要があるでしょう。
ターゲット設定が適切でない場合、広告が関心のないユーザーに表示されたり、ターゲット層と異なる人々に見られたりすることがあります。例えば、女性向けの商品を男性ユーザーが閲覧してもコンバージョンにはつながりません。結果として、クリック率やコンバージョン率が低下し、広告費が無駄になる可能性もあるでしょう。
過去のデータやアナリティクスを活用し、広告を見る可能性の高いユーザー層を特定することが重要です。
クリエイティブのクオリティが低い
どれだけ商品が優れていても、クリエイティブのクオリティが低いと十分な効果は期待できません。コンバージョンにつながるかどうかは、クリエイティブの質に左右されるためです。クオリティが低すぎると、コンバージョンにつながらないどころか、ブランドのイメージや信頼性に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
品質を確かめるためには、品質ランキングを確かめることがおすすめです。Instagram広告には、次のような品質ランキングがあります。
- 平均以上
- 平均
- 平均以下(下位35%)
- 平均以下(下位20%)
- 平均以下(下位10%)
クリエイティブの画像やテキストを見直して、品質ランキングが平均以上になるよう工夫しましょう。
タイトル、クリエイティブ、LPに一貫性がない
タイトルやクリエイティブ、LP(ランディングページ)に一貫性がない場合、ユーザーの混乱や興味の喪失を引き起こす可能性があります。例えば、広告のタイトルが「東京都港区の皆さんへ」で、クリエイティブが「足立区に新規オープンしたプライベートジム」だった場合、ユーザーは「誰が対象なのだろう?」と疑問を感じてしまいます。
また、LPの内容もタイトルとクリエイティブに一致していなければなりません。タイトルとクリエイティブが「足立区に新規オープンしたプライベートジム」だったとしても、LPの内容が「トレーニングの重要性」を説明するようなものだった場合、ユーザーは混乱してしまいます。
広告のタイトルやメッセージがクリエイティブと連動し、LPも同じコンセプトやデザインを反映することが重要です。
PDCAサイクルが回せていない
nstagram広告は定期的に数値をチェックし、何が良くて何が悪いのかを分析するPDCAサイクルを回し続けることが求められます。競合他社の動きやトレンドなどによって、広告のパフォーマンスは日々変動するためです。
効果が出ていないのに同じ画像を使い続けたり、逆に成果が出ている広告の予算を据え置いたままにしたりすると、機会損失を招いてしまいます。
「クリック率は高いが購入に繋がらないならLPを改善する」「表示回数は多いがクリックされないなら画像を変える」といったように、データに基づいて仮説と検証を繰り返しましょう。

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Instagram広告の効果を高める方法
Instagram広告は、狙ったターゲットに効率的にリーチできる一方で、目的設計やクリエイティブ、導線設計が甘いと期待した成果に届かないことも少なくありません。
そこで、ここではInstagram広告の効果を高めるための6つのステップについて解説します。
①目的を明確化する
まずは目的を明らかにしましょう。例えば、Instagram広告には次のような目的があります。
- 新規の見込み顧客を獲得したい
- 既存顧客に再購入を促したい
- ブランド認知を拡大したい
目的が曖昧だと、キャンペーン設計で「何を訴求すべきか」「どのKPIを追うか」がぼやけてしまいます。たとえば、知名度を上げたいフェーズなのに、新規の獲得単価ばかりを気にしていては、正しい評価ができない恐れがあるでしょう。
逆に、短期間での売上が必要なのに、いいね数などのエンゲージメントを追いかけていては本末転倒です。ビジネスの現状と課題を照らし合わせ、最適なゴールを具体的に定めることこそが大切です。
②ペルソナ・ターゲットを再定義する
広告効果を高めるためには、ターゲットをあらためて定義することが重要です。例えば、単に「20〜50代男女」といった広いターゲットでは、広告メッセージが多くの人に届いても、刺さるユーザーは少なくなってしまいます。
具体的には、興味・関心・過去の行動などをもとにオーディエンスを絞り込み、「このペルソナが抱えている課題」「この広告で伝えたい価値」を自分ごと化できる内容にすることが大切です。
ただし、あまりにも絞り込みすぎると配信量が減少してしまうため、リーチとのバランスも見ながら調整しましょう。
③競合と市場を分析する
Instagramというプラットフォームはトレンドの移り変わりが激しく、自社だけを見て運用していては、いつの間にかユーザーの感覚から取り残されてしまうリスクがあります。成果を高めるためには、競合他社がどのような広告を展開しているか、市場全体でどのような表現が流行しているかをリサーチしましょう。
他社の広告を観察することで、訴求ポイントの違いや、画像・動画のトレンド、ユーザーを惹きつけるための「勝ちパターン」が見えてくるはずです。そのまま模倣するのはNGですが、成功事例から共通する要素を抽出し、自社オリジナルの強みを掛け合わせることで、より洗練された広告クリエイティブを生み出すことができます。
④クリエイティブを改善する
どれほど綿密にターゲティングを行っても、画像や動画に魅力がなかったり、メリットが一目で伝わらなかったりすれば、ユーザーに見過ごされてしまいます。プロが制作した洗練されたデザインも有効ですが、一般ユーザーの投稿に自然に馴染む「UGC風」の素材を取り入れるなど、表現に幅を持たせることが大切です。
また、同じ画像を長期間使い続けると、ユーザーが見慣れてしまいます。テキストや色味を変更したり、静止画を動画化したりと、常に新しいバリエーションを投入し続けましょう。
⑤コンバージョン経路を最適化する
広告をクリックした後の体験も重要です。広告で訴求した内容とLPのメッセージにズレがあったり、入力フォームが複雑で使いにくかったりすると、ユーザーは離脱してしまいます。広告、LP、そしてCTAボタンが一貫しているかを確認しましょう。
あわせて、計測タグの設置やリターゲティング設定を整備し、広告を見たあとのユーザーの動きを正確に捉える体制を整えることも重要です。
⑥PDCAサイクルを回す
Instagram広告を成功させるには、PDCAを回して改善を積み重ねることが大切です。とはいえ、やみくもに画像を変えたり設定をいじったりするだけでは、正しいPDCAにはなりません。
特に気をつけたいのが、焦って判断してしまうことです。 システムが「誰に配信すれば効果的か」を学習するには、ある程度の時間とデータが必要です。まだ数値が安定していない時期に設定をコロコロ変えてしまうと、学習がリセットされてしまい、最適化が遠のいてしまいます。
また、検証するときは「変える要素を1つに絞る」のが鉄則です。「画像も文章もターゲットも」と一気に変えてしまうと、結果が良くても悪くても、何が要因だったのか分からなくなってしまいます。 「今回は画像だけ変えてみる」「次はテキストだけ」といったように、一つずつテストして確実な「勝ちパターン」を見つけましょう。
他のSNS広告と比べたInstagram広告の効果
SNS広告で大切なのは「自社のターゲットとなるユーザーが多いかどうか」です。SNSによってユーザーの属性は異なるため、それぞれの違いを理解して、最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。
以下で主なSNSのユーザー層について紹介します。

引用:WE LOVE SOCIAL【2025年11月版】日本国内・国外人気SNSユーザー数ランキング|X(Twitter)、Instagram、TikTokなど15媒体
例えば、BtoBやビジネス向きの商品・サービスを展開している場合、Facebook広告がおすすめです。また、動画によるマーケティングが得意な場合はYouTubeやTikTokを利用しましょう。
Instagramが優れているのは、他のSNSに比べて視覚的な要素が強いという点です。一般的な投稿と同じような形で写真や画像、動画を掲載できるため、ユーザーの抵抗感を減らすことができるでしょう。
したがって、Instagram広告はBtoCに向いており、特にファッションやグルメなど見た目でインパクトを与えられる商品・サービスの広告におすすめです。
Instagram広告の効果をさらに高めるポイント
nstagram広告は広告フォーマットの選び方や運用体制、他チャネルとの連携など、複数の観点から「効果をさらに高めるポイント」を押さえておくことが大切です。ここでは、Instagram広告の効果をさらに高めるポイントについて解説します。
リール広告・UGC広告を積極的に活用する
Instagramでは現在、静止画よりも「リール」の閲覧時間が伸び続けています。Metaの発表によると、Instagram全体の利用時間のうち約50%をリールが占めており、リールの視聴時間は2025年において前年比20%増とわかっています。
リール広告を打つ際、プロが撮影したような作り込まれた映像である必要はありません。むしろ、一般のユーザーがスマホで撮影したような、親近感のある動画のほうが好まれる傾向にあります。
これを「UGC(ユーザー生成コンテンツ)風」と呼びますが、まるで友人の投稿を見ているような自然な雰囲気であるため、広告特有の押し付けがましさを軽減できます。まずは、完璧な映像美よりも「リアルな使用感」が伝わる動画作りを意識してみてください。
クリエイティブの量産と学習を仕組み化する
Instagramの広告配信システムは、機械学習によって「誰にどの広告を見せるべきか」を最適化しています。この精度を高めるためには、システムに対してさまざま判断材料を提供することが大切です。訴求するメリットの軸を変えたり、静止画と動画といったフォーマットそのものを変えたりと、幅を持たせたバリエーションを用意しましょう。
また、クリエイティブの量産を実現するためには、過去に成果が出た構成を「勝ちパターン」としてテンプレート化することをおすすめします。そうすることで、ゼロから企画する手間を省き、一定の品質を保ったクリエイティブをスピーディーに制作できます。
他媒体とのクロスチャネル連携で相乗効果を狙う
ユーザーは、必ずしもInstagramだけで情報を集めたり購入を決めたりしているわけではありません。Googleで調べながら比較する人もいれば、普段のコミュニケーションはLINEが中心という人もいます。それぞれの媒体で行動が違うからこそ、複数のチャネルを組み合わせることで、取りこぼしを防げます。
たとえば、Instagramで商品の魅力をわかりやすく伝えて興味を引き、その後ユーザーがGoogleで商品名を検索したタイミングでリスティング広告をしっかり表示させて取りきる、といった連携が有効です。
Instagram広告に強い代理店に依頼する
自社で運用していると「これ以上どう改善すればいいのか」「トレンドの変化についていけない」と感じる場面が出てくることがあります。そんなときは、Instagram広告に強い代理店へ依頼するのがおすすめです。
専門の代理店は、「この商品ならどう見せれば刺さるか」「どんな動画が成果につながりやすいか」といった知見があるため、ムダな検証を減らし、最短ルートで成果を出しやすくなります。
コストこそかかりますが、社内で手探りを続ける時間や学習コストを考えると、プロを活用したほうが結果的に費用対効果が高くなるケースは少なくありません。
Instagram広告で成果を出すなら「Lifunext」にお任せください!

Instagram広告の成果を決めるのはクリエイティブの質です。しかし実際には、「毎回クオリティを保てない」「どんな表現が刺さるのか判断できない」といった悩みを抱える企業も多く、制作体制そのものがボトルネックになりがちです。
当社はクリエイティブ制作に圧倒的な強みを持つ会社です。専任ディレクターによる品質管理と独自テンプレートの活用により、世界観を維持しながら高品質なデザインを継続的に作成できます。また、デザインと訴求内容を組み合わせて分析する「マトリックス思考」を採用しており、感覚に頼らず、より成果につながる勝ちパターンを導き出します。
運用面でも万全の体制を敷いています。1社に対して2名のコンサルタントが担当し、1人あたりの担当社数を6社までに絞ることで、密度の高いサポートと迅速な対応を実現。こうした体制が「アカウント改善率92%」という実績につながっています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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Instagram広告に関するよくある質問
Instagram広告を始める際には、「いつ効果が出る?」「広告が嫌われない工夫って?」などの疑問を感じることは少なくありません。そこで、ここではInstagram広告に関するよくある質問について解説します。
通常、Instagram広告を開始してどれくらいで効果が出ますか?
早ければ数日、安定した成果が見え始めるのは1〜2週間以降です。
Instagram広告は、配信開始直後に結果が明確に出るタイプの媒体ではありません。広告配信システムがユーザーの行動を学習し、適切な層へ最適化されていくまで一定の時間が必要です。
もちろん商材や目的によって必要な時間は変わります。認知目的の広告であれば、数日でリーチや視聴完了率の傾向がつかめますが、問い合わせや購入といった成果はもう少し時間を要します。即効性を求めすぎず、集まったデータをもとに改善を重ねていく姿勢が大切です。
広告が「うざい」と思われない工夫はありますか?
広告だと意識させない自然なクリエイティブを使うことが最も効果的です。
ユーザーが広告を煩わしいと感じる瞬間は、「押し付けられている」「自分とは関係ない情報を見せられている」と思ったときです。これを避けるには、UGC風の自然な投稿に寄せることが有効です。
同じ広告を何度も表示すると不快感を与えやすいため、クリエイティブを定期的に入れ替えることも大切です。
BtoBでもInstagram広告は効果がありますか?
BtoB領域でも活用できます。BtoBの担当者が、日常的にInstagramを利用しているケースもあるためです。特に認知拡大と見込み顧客の獲得に向いています。
ただし、BtoBは購買プロセスが長く、決裁まで複数の人が関わるため、短期的な獲得を期待するよりも中長期の関係構築を重視したほうが成果につながります。
広告で認知を高め、Webサイトや資料請求導線で見込み客を育成し、営業につなげる流れを設計することが重要です。

SNS広告運用で最高の結果を
出すためのポイント
・SNS広告運用が上手くいかない要因
・知っておくべきSNS広告運用4つのポイント
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まとめ:Instagram広告の効果を高めよう!
Instagram広告の効果を高めるには、適切なターゲティング、高品質なクリエイティブ、タイトル・LP間の一貫性が重要です。これらのポイントを押さえることで、Instagram広告の効果を最大化できます。
しかし、Instagram広告の運用には専門的な知識と経験が求められます。「効果が出ない」「どう改善すればいいかわからない」とお悩みの場合は、当社Lifunextにご相談ください。Meta Business Partners認定パートナーとして、Instagram広告の最新情報と豊富な運用実績を保有しており、大手代理店出身のコンサルタントがお客様のビジネス目標に合わせた効果的な広告戦略をご提案いたします。
無料のご相談・無料のWeb広告アカウント診断を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
Lifunextは、Meta Business Partners認定パートナーです。大手代理店出身のコンサルタントが多く在籍し、高品質な運用ノウハウを提供することができます。Lifunextの特徴はコンサルタントの評価制度を「顧客の評価」と連動して行っており、真のクライアントファーストなご提案を行える体制を大切にしています。
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2018年レイサス株式会社に入社。 Web広告運用担当としてBtoC・BtoB問わず50件ほどの案件に従事。 Google・Yahoo!のリスティング広告、ディスプレイ広告やFacebook、Twitter、LINEといったSNS広告など幅広い媒体の運用を担当。 2022年、Lifunextにジョイン。現在はWebコンサルタントして旅行・化粧品業界などBtoC企業様を中心に広告運用に従事。






