Yahoo!広告の種類!各ターゲットや用途別のおすすめを紹介

Yahoo!広告の種類! 各ターゲットや用途別の おすすめを紹介

本記事では、Yahoo!広告について、種類ごとの特徴やメリット、利用が適している人の特徴などを紹介します。効果的な運用を行いたいと考えている方は、各広告タイプの特徴と自社の目的がマッチしたものを選ぶことが大切です。

近年、Web上で企業の広告を掲載し、認知度や売上を向上させている企業が増えています。Web広告の一つとしてYahoo!広告がありますが、どのような種類や使い方があるのか知らない方も多いでしょう。

本記事では、Yahoo!広告の種類ごとの特徴やメリット、利用が適している人の特徴などを紹介します。効果的な広告運用を行いたいと考えている方は、各広告タイプの特徴と自社の目的がマッチしたものを選ぶことが大切です。

目次

Yahoo!広告とは

Yahoo!広告とは、Yahoo!が運営しているWeb広告サービスで、Yahoo!のサイト上に広告を配信できます。Google広告と同じように、検索広告やディスプレイ広告など複数の種類が存在するのが特徴です。ここでは、Yahoo!広告とGoogle広告の違いを紹介します。

Yahoo!広告とGoogle広告の違い

Yahoo!広告とGoogle広告の大きな違いは、主に以下の3つです。

  • 閲覧するユーザー層
  • 配信面
  • 広告の設定方法

GoogleよりもYahoo!の方が、パソコン利用者や高年齢層の利用者が多い傾向があります。配信面では、Yahoo!広告はYahoo!の関連サイトに、Google広告はGoogleの関連サイトの違いがあります。細かい設定方法にも違いがありますが、どちらを活用するかで広告効果に大きな違いはありません。

Yahoo!広告とGoogle広告の詳しい違いはこちらの記事でも紹介しています。

Yahoo!広告の3つの種類

ここでは、3種類のYahoo!広告を紹介します。各タイプのメリット・デメリットを把握して、自社にあった広告運用を選びましょう。  

1.検索広告(スポンサードサーチ)

検索広告では、ユーザーがYahoo!を利用して検索をかけたキーワードにマッチした広告がテキスト形式で表示される広告で、いわゆるリスティング広告の一種です。支払いは、広告がクリックされた回数分だけ課金されるPPC制度を取っています。そのため、見込み客にアプローチした分だけ広告費を支払う仕組みです。検索広告のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

自社の広告に関連するキーワードを検索したユーザーの検索結果画面上に表示されるため、顕在層にアプローチできるメリットがあります。ほかの広告方法よりも、クリック率やコンバージョン率がアップする傾向です。

デメリット

検索広告の表示はテキストのみであり、関連するキーワードで検索したユーザーのみに表示される仕組みのため、自社の商品やサービスを認知していないユーザーへのアプローチは、難しいといえるでしょう

2.ディスプレイ広告(YDA)

Yahoo!JAPANのトップページや関連する提携サイトに表示される広告を、ディスプレイ広告といいます。画像や動画による広告のため、視覚的にアピールしやすい広告です。多くの広告利用ユーザーが出稿しているディスプレイ広告は、表示された広告をクリックしたタイミングで課金されます。ディスプレイ広告のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

画像や動画が表示されるため、インパクトがあり動画の品質を確保すれば、ユーザーの目に留まりやすいメリットがあります。自社の商品やサービスに興味や関心を抱いている潜在層へもアプローチできる広告といえます。テキストよりも、一目で多くの情報を伝えやすい点もメリットの一つです。リスティング広告が苦手としている潜在層へのアプローチをしたいと考えている場合は、ディスプレイ広告を検討しましょう。

デメリット

コンバージョン率アップを目的とした広告掲載には適していません。ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を流す検索広告とは異なり、閲覧しているサイト上に表示されているディスプレイ広告は、必ずしもユーザーが好むものとは限りません。そのため、コンバージョンにはつながりにくいでしょう。

なお、広告には「予約型」「運用型」といった種類もあります。予約型は「純広告」「リザベーション広告」とも呼ばれ、特定の広告枠を用意して配信します。自社の認知度を高めたり、訪問者数を増やす際に活用します。

一方で運用型はオークションで配信が決定され、予算やターゲットなどを自由に変更しながら配信を行います。自社が狙うターゲット層への販促やアクセス数増加を目的に行います。

3.ショッピング広告

ショッピング広告とは、Yahoo!ショッピングに出品している自社の商品の販売を促進する効果を狙って出す広告です。支払いは、クリックされた回数に応じた課金が行われるPPC形式と、決まった広告枠を購入する形式から選択できます。ショッピング広告では、Yahoo!ショッピング内の広告枠だけではなく、Googleの検索結果への広告表示も可能です。普段からYahoo!ショッピングを利用して買い物をしているユーザー層にアプローチできる広告といえます。

なお、後述しますがYahoo!ショッピングの広告は下記が挙げられます。

  • バナー・テキスト広告
  • ストアマッチ広告
  • ソリューションパッケージ・PRオプション
  • PRオプション

バナーやテキスト、ストアマッチ広告はYahoo!ショッピング内に表示されます。一方で、ソリューションパッケージでは、審査に通った後にGoogleに広告表示が、PRオプションでは、上位に広告が表示されるよう設定できる便利な選択肢です。広告を打ち出す際は「どこの表示を目指すのか」も意識しましょう。

メリット

Yahoo!ストアで出品している商品のコンバージョン数をアップできるメリットがあります。広告の種類は豊富で、テキスト広告やバナー広告、アイテムマッチなどYahoo!ショッピング内に載る広告だけではなく、Yahoo!のトップやGoogle広告に表示できる広告もあるため、さまざまな層にアプローチできるでしょう

デメリット

ショッピング広告は、あくまでYahoo!ショッピングに出店していて、PRしたい商品がある場合に活用できる広告です。そもそもYahoo!ショッピングに出店していない方は、利用する意味がありません

検索広告のキャンペーンタイプは3種類

検索広告は、さらに3つのキャンペーンタイプに分けられます。ここでは、標準キャンペーン・アプリダウンロードキャンペーン・動的検索連動型広告キャンペーンの特徴やどのような人におすすめかを紹介します。

1.標準キャンペーン

標準キャンペーンは、検索広告の中で最もスタンダードなキャンペーンタイプです。広告を介して獲得したコンバージョン数の確認が可能で、広告からランディングページに遷移し、電話をかけた回数の追跡もできます。商品を購入した後に表示されるサンクスページへのアクセス数で、コンバージョン数の確認が可能です。

標準キャンペーンがおすすめな人

パソコンだけではなく、スマホやタブレットなどの幅広いデバイスで表示が可能なため、見込みの高い集客を行いたい方におすすめのキャンペーン方法です

2.アプリダウンロードキャンペーン

アプリダウンロードキャンペーンとは、スマホやタブレットでダウンロードできるアプリをアピールするための広告です。コンバージョンのタイミングは、ダウンロード・アプリ起動時・アプリ内で一定条件を満たしたときから選択できます。

アプリダウンロードキャンペーンがおすすめな人

自社でアプリを開発して、認知拡大やダウンロード量の向上を図りたい方におすすめのキャンペーン方法です。

3.動的検索連動型広告キャンペーン

動的検索連動型広告キャンペーンとは、自社の広告内容と関連度の高いキーワードで検索をかけたユーザーの画面に、自動で掲載されるキャンペーンです。広告内容や検索キーワードをもとに自動で広告のタイトルが作成されるため、自社で設定したキーワード以外でも広告が表示されやすくなります。そのため、想定よりも幅広い層から集客できる可能性があるでしょう。自動で設定されたキーワードが、自社の商品とマッチして思わぬ費用対効果を得られる場合もあります

動的検索連動型広告キャンペーンがおすすめな人

検索キーワードの幅を広げ、コンバージョン数を上げたい人におすすめのキャンペーンです。集客の幅を広げ、費用対効果を高めたいと考えている方は、動的検索連動型広告キャンペーンを検討しましょう。

ディスプレイ広告フォーマットは5種類

ディスプレイ広告とは、Yahoo!JAPANのトップページや提携しているサイトに表示される広告を指しており、画像や動画などで広告を視覚的にアピールできます。スタンダードな運用型は、広告がクリックされると課金されます。一方で、予約型は広告の表示回数に応じた料金がかかるのが特徴です。ディスプレイ広告は、潜在層がターゲットであり、興味や関心のあるユーザーを幅広く集客できます。ここでは、ディスプレイ広告の5つのフォーマットを紹介します。

バナー広告

バナー広告とは、ディスプレイ広告のなかでもスタンダードなタイプのフォーマットで、画像や動画を用いた広告です。Yahoo!のトップページや、Yahoo!ニュースにて表示されるため、ユーザーに閲覧してもらいやすい特徴があります。

バナー広告がおすすめな人

商品の認知度アップや企業や商品のブランディングをしたい方におすすめのフォーマットです。

動的ディスプレイ

アップロードした商品リストの情報を自動的に表示する広告です。最適な商品画像をピックアップして配信してくれて、画像やキャッチコピーを広告ごとに制作する必要がないため、効率よく出稿できるメリットがあります。

動的ディスプレイがおすすめな人

広告として出稿したい商品数が多い場合におすすめの広告です。商品数が増えると一つひとつクリエイティブを作成するのは手間がかかります。動的ディスプレイでは商品リストを準備しておけば、一つひとつ作成する必要がありません。

レスポンシブ広告

レスポンシブ広告とは、デバイスの種類にあったサイズの広告を表示してくれるフォーマットです。そのため、パソコンからとスマホからではサイズが変更され、それぞれに合わせたサイズで掲載されるため、ユーザーの視認性が高い特徴があります。

レスポンシブ広告がおすすめな人

コンバージョンを積極的に向上させたい場合におすすめの広告です。デバイスにマッチしたサイズで広告が表示されるため、インフィード広告にも活用できます。

カルーセル広告

カルーセル広告は、複数枚の画像を組み合わせた広告を表示させる方法です。横長のバナー形式で掲載され、画像が複数枚あるため、ユーザーは画面をスワイプして内容を確認します。リンク先URLは、画像ごとに別のものを設定可能です。

カルーセル広告がおすすめな人

複数の画像を同時に掲載できるため、複数の商品をアピールしたい人におすすめです。1つの広告枠で最大10枚のカルーセルカードを表示できるため、まとめて宣伝したい場合は、利用を検討しましょう。また、1つの商品の詳細を各画像で掘り下げて紹介し、ユーザーの興味を引く利用方法もあります。

カルーセル広告の活用方法を知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

テキスト広告

テキスト広告とは、画像や動画を利用しない広告フォーマットです。配信面は、バナー広告と同様ですが、表示されるものに違いがあり、タイトルや説明文、サイトURLが表示されます。

テキスト広告がおすすめな人

広告配信をスピーディに行いたい方におすすめの広告フォーマットです。画像や動画を準備する必要がないため、今すぐ広告を配信したいというときでも、すぐに掲載をスタートできます。

テキスト広告の概要やプラットフォーム形式など、詳細を知りたい方はぜひ以下の記事も参考にしてください。

ショッピング広告は4種類

Yahoo!ショッピングで出品している商品の宣伝を行えるショッピング広告は、4種類のタイプがあります。商品のPRをしたい方は、各タイプの特徴を把握し、自社の目的に合う広告が何かを判断できるようにしましょう。

バナー・テキスト広告

バナー・テキスト広告は、いわゆるディスプレイ広告といわれており、Yahoo!ショッピングのトップページや総合ランキングなどに掲載される広告です。通常広告と販促広告の2種類が展開されており、通常広告は1年を通して掲載され、販促広告は各季節の特集に適しています。掲載する場所や期間によって費用が変動するため、商品を知ってもらいたい、集客したいユーザーの需要にマッチした広告運用が大切です。また、買い切りタイプが多く、掲載による結果にかかわらず費用が発生します。

バナー・テキスト広告がおすすめな人

ユーザーの目に留まりやすい位置に表示されるため、商品の認知度アップや、売上や集客などで確実に効果を得たいときにおすすめです

ストアマッチ広告

ストアマッチ広告とは、アイテムマッチともいわれている広告で、ユーザーが商品を検索したときの結果画面にPRとして表示される商品が該当します。ユーザーの検索結果にあわせて広告が表示されるため、高い費用対効果が見込めるでしょう。支払いは、クリックされるごとに費用が発生するタイプで、課金型の広告です。入札方法は3種類あります。

  • 個別入札:一つの商品から入札できる
  • 全品一律設定:全商品をまとめて設定して一度に入札できる
  • 全品おまかせ入札:詳細な設定をすべて自動で行い入札できる

ストアマッチ広告は、最低入札額が10円から広告の運用ができるメリットがあります。

ストアマッチ広告がおすすめな人

現在は注目されておらず、売上が伸び悩んでいる商品の中でも、認知度が上がれば販売数が伸びると考えている商品への活用がおすすめです

ソリューションパッケージ広告

ソリューションパッケージ広告とは、Yahoo!ショッピング以外の媒体で出稿できるタイプの広告です。ユーザーがGoogle検索を使い、結果が表示された画面にも表示できる広告で、別の媒体からYahoo!ショッピングにユーザーを誘導できます。多くの人が利用しているGoogleにも出稿できるため、どのECサイトを利用して商品を購入しようか迷っているユーザーに対して効果的なアプローチができます。

ソリューションパッケージがおすすめな人

Yahoo!広告とGoogle広告の両方で出稿する必要がないため、効率よくさまざまな媒体に広告を掲載させたい方におすすめの広告です。Yahoo!の使用頻度が少ないユーザーに向けてもアプローチしたい方は、ソリューションパッケージを検討しましょう。なお、Googleの検索結果に広告を表示させるためには、Googleの審査も受ける必要があります。

PRオプション

PRオプションは、ユーザーが商品を検索した結果画面やおすすめ商品に掲載される広告です。広告を運用する際は、設定料金をあらかじめ調整します。調整次第では、掲載可能なページの上位に表示されるケースもあります。コンバージョン課金型広告であり、コストは販売価格×設定料率で計算されるのが特徴です。購入につながったタイミングで費用が発生するため、余計な広告費がかかりません

PRオプションがおすすめな人

PRオプションは、イベントやセールなどのイベントが開催され、ユーザーの閲覧数が多くなるタイミングで広告を打ちたい方におすすめです。設定料率は自分で調整できるため、販売が伸びやすいイベント時だけ料率を上げるといった打ち出し方もできます。そのため、短期間でも大きな効果が望めるでしょう。

まとめ:Yahoo!広告の種類を把握して自社で取り入れよう

Yahoo!広告には、検索・ディスプレイ・ショッピングなど数タイプが存在します。それぞれに特徴が異なり、目的や得られる効果も変わってくるため、どのタイプの広告を活用するか判断するためにも、それぞれのメリットやおすすめな人を把握しましょう。また、自社にあった広告運用をするためには、目的や具体的な数値目標を立てておくのがおすすめです。方向性が明確になっていれば、運用する広告のタイプも選びやすいでしょう。

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Lifunextは、Yahoo!セールスパートナーです。大手代理店出身のコンサルタントが多く在籍し、高品質な運用ノウハウを提供することができます。Lifunextの特徴はコンサルタントの評価制度を「顧客の評価」と連動して行っており、真のクライアントファーストなご提案を行える体制を大切にしています。

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