GoogleのAIモードに広告出稿できる?今知りたい配信の仕組みを解説

「GoogleがAIモードを導入したが、自社の広告はどうなるのか」と不安を感じている広告担当者の方は少なくありません。AIモードの登場によって検索体験が大きく変わりつつある今、リスティング広告の成果が落ちないか、新しい広告枠にどう対応すればいいのか、早めに把握しておきたいと考えるのは当然のことです。
本記事では、GoogleのAIモードに広告が表示されるのかという基本的な疑問から、掲載位置・フォーマット・出稿の仕組み、そして検索クエリの変化に合わせた運用戦略まで、広告運用担当者が知っておくべき情報を体系的に解説します。この記事を読み終える頃には、AIモードが自社広告に与える影響の全体像が把握でき、今すぐ着手すべき対応策が具体的にイメージできるようになります。
GoogleのAIモードとは何か
GoogleのAIモードは、Google検索に組み込まれた新しい検索体験の形態です。従来の「リンクの一覧を表示する」検索とは異なり、AIが複数の情報源を横断的に参照しながら、ユーザーの問いに対してまとまった回答を生成して提示します。検索エンジンのUIそのものが大きく変わることで、広告主にとっても無視できない変化をもたらします。

従来の検索と何が変わったか
従来のGoogle検索では、ユーザーが短いキーワードを入力し、表示されたリンク一覧から自分でページを選ぶという流れが基本でした。AIモードでは、この流れが根本的に変わります。
ユーザーは会話のような自然な言葉で問いを投げかけられます。たとえば「週末に家族で楽しめる都内のレストランを予算5,000円以内で教えて」といった長いクエリを入力すると、AIがその意図を読み取り、条件に合った情報を整理した形で回答します。追加の質問を重ねながら対話を繰り返し、情報収集を完結させるスタイルが定着しつつあります。
ユーザーが検索結果のリンクをクリックする前にAIが回答を提示するため、クリックが発生しないまま情報ニーズが満たされるケースが増えると考えられます。広告主は従来とは異なる視点での戦略立案が求められます。
AIモードの3つの主要機能
AIモードが従来の検索と大きく異なるのは、以下の3つの機能によるものです。
- プロンプト理解による意図把握:文章や会話調のプロンプトをそのまま解釈し、ユーザーが本当に知りたいことを文脈から読み取ります。
- 複数情報源の要約と統合:複数のウェブページや信頼性の高いソースをAIが自動的に参照・要約し、一つのまとまった回答として提示します。
- マルチターン対話:最初の質問に続けて別の角度から問いを重ねることができ、一連の会話の流れの中で情報収集が進みます。ただし、この機能はAIモードに備わるものであり、AI Overviewsでは対話機能は限定的です。
広告主の立場から見ると、この「要約して完結させる」仕組みが従来の検索導線とは異なる広告接触のタイミングを生み出しています。
日本での提供状況
AIモードは2025年5月に米国での提供が開始されました。ただし、当初は段階的なロールアウトであり、全ユーザーへの完全な一般提供については引き続き展開が進められている状況です。日本での展開時期や提供範囲については、Googleから正式な発表が行われていない部分も多く、引き続き情報が更新される段階にあります。広告掲載を含む一部の仕様は展開途上のため、日本の広告担当者としては、米国での動向を先行事例として把握しつつ、国内の仕様アップデートを随時チェックすることが求められます。
AIモードの仕組みとSEOへの影響を詳しく知りたい方は、以下の記事で丁寧に解説しています。
AIモードに広告は表示されるのか
結論からいえば、AIモードへの広告表示に向けたテストおよび統合が段階的に進められています。ただし、仕様はまだ進化の途中であり、すべての環境・地域で同様に表示されるわけではないため、現時点での状況を正確に把握しておく必要があります。

米国でのテスト導入の経緯
米国では2025年5月のGoogle Marketing Liveにおいて、AIモードを含むAI検索体験への広告統合に関する取り組みが発表・言及され、それ以降AIモードへの広告表示のテストが段階的に進められています。広告フォーマットや掲載位置に関する具体的な取り組みへの言及もありましたが、詳細な仕様や正式な導入時期については現時点で確認中の部分も残っています。
最初は限られたカテゴリや一部ユーザーへの表示にとどまっていましたが、段階的なロールアウトが続けられており、AIモードと広告の統合に向けた取り組みが技術的・ポリシー的に進められていることが示されています。なお、AI Overviewsへの広告挿入のテストは2024年以前から段階的に行われており、こうした取り組みの積み重ねがAIモード広告へと至る流れの背景の一つとなっています。
広告の掲載位置
AIモードにおける広告の掲載位置は、従来の検索結果とは異なるフォーマットが採用されています。現時点ではテスト・展開途上にあり、主に以下の形が想定または一部で確認されています。
- AI生成回答の上部または下部:AIが生成した回答ブロックの直上もしくは直下に広告が配置される形式が想定されています。
- 回答内への挿入:AI回答の文脈に沿った形でスポンサーコンテンツとして広告が回答内に組み込まれる形式も報告されていますが、すべての環境で再現されるかどうかは引き続き確認が必要です。
- 従来の検索結果エリアとの共存:AIモードでも画面下部に従来型の検索結果が表示されるケースがあり、その中に通常の広告枠が維持されることもあります。
いずれの形でも「Sponsored(スポンサー)」などの広告識別表示が付与される方向で検討されていますが、AIモードにおける広告識別表示の具体的な仕様は展開途上にあり、表示ラベルの文言・形式を含めすべての環境・フォーマットで同様に適用されるかどうかは引き続き確認が必要です。
AIモードにおける広告配信の仕組み
AIモードへの広告配信は、既存のGoogle Adsアカウントの設定を活用する方向性で統合が進められています。ただし、AIモードへの配信に際して新たな設定や手続きが必要となるかどうかは展開途上にある部分もあり、場合によっては別途対応が求められる可能性もあるため、現時点では既存アカウントの整備を最優先に進めつつ、Googleの公式アナウンスを随時確認しておくことが実務的な対応として推奨されます。
ユーザーの会話全体の文脈がシグナルとして活用されるため、単一キーワードだけでなく対話の流れも広告マッチングに影響します。これにより、購買意欲の高い段階にあるユーザーと広告を精度よく結びつけやすくなると考えられています。
AI OverviewsとAIモードの違い
「AI Overviews(AIO)」と「AIモード」は混同されがちですが、役割が異なります。
| 項目 | AI Overviews(AIO) | AIモード |
|---|---|---|
| 表示タイミング | 通常検索の結果ページ上部に自動表示される場合がある(表示されるかどうかはクエリの内容によって異なり、すべてのクエリで表示されるわけではない) | ユーザーが意図的に選択して利用 |
| インターフェース | 既存の検索結果ページに組み込まれたサマリー枠 | AIとの対話に最適化された専用画面 |
| 対話機能 | 限定的(通常の検索結果ページ上に表示されるサマリー枠が基本だが、関連する追加クエリを提示するフォローアップ機能など一部の対話的な要素が導入されている) | あり(マルチターン対話に対応) |
| 広告掲載 | AIOが表示される検索結果ページの上部または下部に通常の検索広告が表示される場合がある | AI回答と統合された形で広告が表示 |
AI Overviewsは既存のGoogle検索の延長線上にある機能であり、AIモードはより踏み込んだ対話型の検索体験です。広告運用の観点では、両方の仕様を別々に把握しておくことが重要です。
AIモードに出稿できる広告の種類
2026年5月のGoogle Marketing Liveで、GoogleはAI時代のSearch向けに複数の新広告フォーマットを発表しました。AIモードへの広告配信は既存のGoogle Adsアカウントの仕組みをベースにしつつ、Geminiを活用した新フォーマットへと急速に進化しています。
ただし、どの広告種別がAIモードに表示されるかはクエリの内容・ユーザーの意図・広告の品質スコアなどによって変わり、仕様は展開途上にある点に留意が必要です。現時点で確認されている主な広告種別を整理します。
Conversational Discovery ads(会話型ディスカバリー広告)
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ユーザーが具体的な質問を検索した際、その質問に直接答える形で表示される広告フォーマットです。Geminiが検索クエリに合わせてクリエイティブを生成し、関連性の高い商品・サービスの特徴をハイライトして表示します。
広告にはGeminiによる独立したAI解説が付帯し、商品やサービスに関する情報が広告主のクリエイティブと並んで表示されます。透明性を担保する仕組みとして、引き続き「スポンサー」のラベルが表示されます。
Highlighted Answers(ハイライテッドアンサー)
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AIモードがレコメンドリストを表示する場面(例:「旅行前に使えるおすすめ語学アプリ」など)において、関連性・品質が高いと判断された広告がリストの一項目として掲載される形式です。
オーガニックな推薦結果の中に自然に組み込まれる点が特徴です。
ショッピング広告の進化:AI-powered Shopping ads

「おすすめのエスプレッソマシンを教えて」「新しい冷蔵庫を買いたい」といった購買インテントのクエリに対して表示されるのがAI-powered Shopping adsです。
ユーザーが商品を検索すると、Geminiが広告主の商品の中から最も関連性の高いものを選び出し、「なぜその商品が自分に合っているか」を説明するカスタムテキストをリアルタイムで生成して表示します。
大型家電など比較検討が必要な商品カテゴリでの効果が特に期待されています。
引き続きGoogle Merchant Centerの商品フィードの品質(商品タイトル・説明文・カテゴリの正確な設定、在庫情報の最新化)が掲載精度を左右します。
Business Agent for Leads

Geminiを活用したスマートなブランドエージェントを広告内に組み込む新フォーマットです。ユーザーは静的なフォームへの入力ではなく、「チャット」ボタンからリアルタイムで質問できます。広告主のウェブサイト情報をもとにGeminiが回答を生成するため、問い合わせ前の不安解消から見込み顧客化までをシームレスにつなぐことができます。
大学・専門学校・高額サービスなど、検討期間が長いカテゴリとの相性が高いフォーマットです。
Direct Offers(ダイレクトオファー)
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2026年1月に試験運用が開始されたDirect Offersは、Google Marketing Liveで機能拡張が発表されました。ユーザーがAIモードで情報収集している最中に、関連性の高いオファーが自然に表示される仕組みです。
主な拡張内容は以下の3点です。
- プロモーションのバンドル化: 割引・プレゼント・ローカルクーポンなど複数のプロモーションをGoogle Adsに登録し、Geminiが検索内容に最適な組み合わせを構成して表示します。
- ネイティブチェックアウト: Universal Commerce Protocol(UCP)対応のECサイトでは、広告内でそのまま購入手続きが完結します。
- トラベル向け展開: Booking.comやExpediaなどのトラベルパートナーが、AIによる旅行プランニング画面内に特別オファーを表示できるようになります。
参考:New ad formats built with Gemini coming to Google Search
日本での出稿仕様の現状
日本においては、AIモードへの広告掲載はまだ限定的な段階にあります。米国で確認されている広告フォーマットや配置のすべてが、現時点で日本国内においても同様に利用できるとは限りません。現時点での実務的な対応としては、既存のGoogle Adsキャンペーンをしっかり整備しておくことが最優先です。AIモードの広告掲載が本格展開された際に、整備済みのアカウントほどスムーズに対応できると考えられます。
GoogleのAIモードでの広告と並び、注目を集めるChatGPT広告の仕組みや料金体系については、以下の記事で詳しく解説しています。

AIモードへの広告掲載で得られるメリット
AIモードへの広告統合は、広告主にとって新たなリーチの機会をもたらします。従来の検索広告と比べた主要な3つのメリットを整理します。
購買意欲の高いユーザーへのアプローチ
AIモードを利用するユーザーは、「具体的な条件を持った複雑な意図(インテント)」を持って検索する傾向があります。たとえば「30代向けで月1万円以内のプロテインをまとめて比較したい」といった質問は、明確な購買意図を持ったユーザーの典型例です。こうした顕在的なインテントを持つユーザーに広告を届けられることで、購買に近いタイミングでアプローチでき、コンバージョン率の改善が期待できます。
新しい広告枠の獲得
AIモードの登場によって、AI回答の上下や回答内への統合表示など、従来の検索結果ページとは異なる位置に広告が配置される新しい枠が市場に加わりました。AIモードの広告表示が本格化する前に広告文やフィード品質を整備しておくと、展開直後の競争優位につながりやすくなります。新たなリーチの拡大機会を逃さないよう、早期の準備が重要です。
文脈に応じた高精度なマッチング
AIモードでは、ユーザーの会話全体の文脈が広告マッチングのシグナルとして活用されます。単一キーワードだけでなく対話の流れや前後の発言も考慮されるため、関連性の高い広告が表示されやすくなります。この文脈的なターゲティングにより、クリック率の質的な向上や広告費の無駄打ち削減にもつながると考えられます。
AIモード普及で変わる検索クエリの傾向
AIモードの普及は、ユーザーの検索クエリそのものに変化をもたらす可能性があります。この変化をあらかじめ把握しておくことが、今後の運用戦略を立てる上で不可欠です。

クエリの長文化が進む背景
AIモードでは、会話のようにプロンプトを入力することが自然な使い方になります。「転職 IT 30代」といった短いキーワードではなく、「30代でITエンジニアに転職したいが未経験でも可能なプログラミング言語はどれか」といった長文クエリが増えると考えられます。音声検索の普及もこの長文化を後押しする要因の一つです。
この長文化は、従来のキーワードマッチの考え方を変えます。短いキーワードで入札していた広告主は、より複雑な意図を持つクエリでも広告が適切に表示されるよう、ブロードマッチやスマート入札の精度を高める設計に移行する必要が出てきます。
ゼロクリック増加によるCTRへの影響
AIが回答を直接生成・提示することで、ユーザーが外部サイトへのリンクをクリックせずに情報を完結させるケースが増える可能性があります。これがいわゆる「ゼロクリック」の増加であり、オーガニック検索のCTR(クリック率)低下につながる可能性があります。
広告については、AIの回答と統合された形で表示されることでクリックの機会が維持されると考えられますが、移行期においてはインプレッション数に対するクリック数の変動を注視することが重要です。Google Ads管理画面でのクエリレポートを週次でモニタリングし、CTRの変化傾向を早期に把握するようにしましょう。
クエリグループ別の影響度の違い
AIモードの影響はインテントの種類によって大きさが異なります。
| クエリグループ | AIモードの影響度 | 理由 |
|---|---|---|
| 情報収集系(「〇〇とは」「〇〇の方法」) | 高い(ゼロクリック化しやすい) | AIが回答を完結させやすいため |
| 比較・検討系(「〇〇 比較」「おすすめ 〇〇」) | 中程度 | AIが候補を提示するが、詳細確認のクリックは発生しやすい |
| 購買・コンバージョン系(「〇〇 購入」「〇〇 申し込み」) | 比較的低い | 最終的な行動はサイト訪問が必要なため広告クリックが維持されやすい |
| ローカル系(「近くの〇〇」「〇〇市 〇〇」) | 比較的低い | 実店舗情報や地図連動が必要なため、広告機能が維持されやすい |
この傾向を踏まえると、購買・コンバージョン系のクエリに広告予算を集中させる戦略の合理性が高まると考えられます。
クエリの変化と並行して加速するゼロクリック検索の影響と対策は、以下の記事で詳しく解説しています。
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対話の文脈を意識した広告文の作成
AIモードでは、ユーザーの対話の文脈に沿ったクリエイティブほど表示・クリックされやすくなると考えられます。広告文を作成する際は以下の点を意識してください。
- ユーザーの状況を語りかける見出しを用意する(例:「初めての○○でも安心」「○○をお探しの方へ」)
- 具体的なベネフィットを数値で示す(例:「最短即日対応」「月額3,000円から」)
- 広告文の説明文は疑問に答える形で書く(例:「どんな○○でも対応できますか?→○○から○○まで幅広く対応」)
- レスポンシブ検索広告(テキスト広告)の見出しは15本すべて登録し、意図の異なるパターンを複数用意する
ランディングページの関連性強化
広告のクリックを獲得しても、ランディングページの内容が広告文やユーザーの意図とズレていれば成果につながりません。AIモードではユーザーの期待値が高まりやすいため、ランディングページの品質がこれまで以上に重要になると考えられます。
- 広告文のキーメッセージがランディングページのファーストビューに明確に反映されているか確認する
- ユーザーが持ちやすい疑問への答えをFAQ形式でページ内に盛り込む
- LPO(ランディングページ最適化)の観点でCVボタンの位置・文言を定期的にA/Bテストする
- ページ読み込み速度をCore Web Vitals基準でチェックし、基準を下回る場合は改善する
P-MAXキャンペーンの運用強化
Performance Max(P-MAX)キャンペーンはGoogleのAIが自動的に最適化する運用型広告であり、YouTube・ディスプレイ・検索・Discover・Gmail・Mapsなど複数のGoogle広告面に横断的に広告を配信できます。ただし、配信される面の組み合わせはクエリや在庫状況によって異なり、すべての面に常に配信されるわけではありません。なお、AIモードへの配信については現時点で展開途上にあり、すべての環境で確認されているわけではありません。AIモード時代においてP-MAXは重要なキャンペーン形態の一つとなります。
- アセットグループのクリエイティブを充実させる(画像・動画・見出し・説明文を上限まで設定)
- オーディエンスシグナルに高精度な顧客データを設定し、AIの最適化精度を高める
- コンバージョン計測を正確に設定し、直接CV・間接CVの両方を計測できる体制を整える
- キャンペーンインサイトで検索語句の傾向を週次で確認し、除外キーワードを適宜追加する
CPCの上昇に備えた入札戦略の見直し
AIモードの普及で一部クエリのゼロクリック化が進む一方、購買インテントの強いクエリはより競争が集中し、CPC(クリック単価)が上昇する可能性があります。成果を維持するために、入札戦略をシフトしておくことが重要です。
- 目標ROAS(広告費用対効果)または目標CPA(コンバージョン単価)ベースの入札に切り替え、CPCではなく成果ベースで予算を管理する
- CPCが上昇した場合の収益シミュレーションを事前に行い、上限CPCの許容範囲を確認しておく
- 影響の大きいキャンペーンから優先的に入札戦略を見直し、ゼロクリックの影響が小さいコンバージョン系クエリに予算をシフトさせる
AIモード広告でCTRが落ちる業種・落ちにくい業種の見極め方
AIモードの影響は業種によって大きく異なります。自社がどのポジションにあるかを把握することが、対応策を優先する上での出発点になります。
CTRが落ちやすい業種としては、情報収集型の検索が多い「教育・学習サービス」「金融・保険の比較」「旅行の情報収集」「医療・健康情報」などが挙げられます。AIが一般的な回答を生成しやすく、ユーザーがリンクをクリックせずに情報ニーズを満たしやすいためです。
一方、CTRが落ちにくい業種としては「EC・通販(具体的な商品購入)」「不動産(内見・申し込みが必要)」「人材採用(求人応募)」「BtoBサービスへの問い合わせ」などがあります。最終的にサイト訪問や申し込みが必要な業種では、広告クリックが維持されやすい傾向があります。
- Google Search ConsoleでAIモード普及前後のクリック数・表示回数・CTRの推移を月次で比較する
- Google Adsの検索語句レポートで、情報収集系クエリ(「とは」「方法」「仕組み」を含むクエリ)とコンバージョン系クエリのCTR変動を分けて確認する
- 情報収集系クエリでのCTR低下が顕著であれば、その予算を購買インテント系のクエリや他チャネルにシフトすることを検討する
ECサイトの集客をAI経由で強化する具体的な対策は、以下の記事でまとめています。

AIモード広告のよくある質問
費用の仕組みや審査基準、既存キャンペーンとの関係など、現場でよく挙がる疑問に絞って答えます。
AIモードの広告は追加費用がかかりますか?
現時点では、既存のGoogle Adsアカウントの設定を活用する形で統合が進められており、AIモード向けの新たな独立した費用体系は設けられていないとされています。ただし、費用の仕組みを含む仕様は展開途上にあり、今後変更される可能性もあるため、Googleの公式アナウンスを随時確認することをおすすめします。
広告が表示されないジャンルはありますか?
Googleの広告ポリシーで制限されているジャンル(医薬品・ギャンブル・成人向けコンテンツなど)については、AIモードにおける具体的な表示制限の範囲や適用基準は現時点でGoogleから正式に確認されていない部分が多く、最新の公式ポリシーを随時確認することをおすすめします。また、センシティブな話題に関するAI生成回答の周辺には広告が表示されにくい設計になっていると考えられます。また、センシティブな話題に関するAI生成回答の周辺には広告が表示されにくい設計になっていると考えられます。
AIモードの広告効果はGoogle Ads管理画面で確認できますか?
現時点では、AIモードでの表示に特化した専用レポートがGoogle Ads管理画面に用意されているかどうかは、Googleの公式情報を随時確認することをおすすめします。キャンペーン全体のパフォーマンスデータはこれまでどおり確認できます。今後のアップデートで、AIモード経由のインプレッションやクリックを個別に把握できる指標が追加される可能性があります。
まとめ:AIモードの広告を把握して運用戦略を前進させよう
AIモードに広告は表示され、Googleは既存のGoogle Adsの仕組みを活用しながら段階的に統合を進めています。検索クエリの長文化やゼロクリックの増加といった変化は今後も進む可能性がありますが、購買インテントの強いクエリへの広告集中・ランディングページの関連性強化・P-MAXの充実化という3つの対応を今から着手しておくことで、変化の波を前向きに乗り越えられます。
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2015年株式会社セプテーニに入社後、SEM本部に配属。 約4年間Google、Yahoo!のリスティング広告、ディスプレイ広告のコンサルタントとして従事。 大手クライアント中心にEC、金融、コスメ、エンタメ、ゲーム、など幅広い業界のプロモーションを支援。
Lifunextにおいては広告運用と並行して、アカウントプランナーとしてアカウント戦略の設計・プランニングも担当。






