Google広告の入札単価とは?わかりやすく紹介!
Google広告の入札単価とは?
Google広告の入札単価とは、広告の掲載にあたって広告主が指定した価格のことです。Google広告では入札単価をもとに、広告が競り合われます。したがって、入札単価の上限額が高いほど、広告が表示できる可能性も高くなるといえるでしょう。
ただし、Googleで広告を表示できるかどうかは、入札単価以外にも品質スコアや広告の関連性も大きく関わります。このような総合的な判断のもと、広告ランク(広告の掲載順位)が決まるという仕組みです。
有利な場所に広告を表示させたい場合、入札単価とともに、品質スコアや広告の関連性も高めましょう。
Google広告の入札単価を設定するときの参考指標
Google広告の管理画面では、入札価格設定の参考となる指標を確認することができます。指標は主に3つあります。
- 推定入札単価(掲載順位1位)
- 推定入札単価(掲載上部)
- 推定入札単価(1 ページ目)
これらの指標を参考に、入札単価を決めましょう。
推定入札単価(掲載順位1位)
検索結果の最上位に表示させたい場合、「推定入札単価(掲載順位1位)」の価格を参考にして入札する必要があります。検索結果の一番上はもっともクリックされやすいため、大きな集客効果が期待できるでしょう。
seoClarityの調査によると、検索順位が低くなるにつれてクリック率も低下します。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
※出典:seoClarity|CTR Research Study
一方、他の推定入札単価に比べて単価が高くなる傾向があります。
推定入札単価(掲載上部)
推定入札単価(掲載上部)とは、検索結果の画面上部に広告を表示させるための入札単価です。検索結果の1ページ目上部はユーザーの目に止まりやすいため、1位ほどではないにせよ、アクセスの増加が期待できるでしょう。
単価は基本的に推定入札単価(掲載順位1位)より安く、推定入札単価(1 ページ目)より高くなります。
推定入札単価(1 ページ目)
推定入札単価(1ページ目)とは、検索結果画面の1ページ目に広告を掲載するための入札単価です。検索結果2ページ目以降になるとアクセス数が大幅に減少してしまうため、推定入札単価(1 ページ目)以上で単価を設定することがおすすめです。
1位や上位に表示されるとは限らないため、上記2つの入札単価に比べて価格は低く設定できる傾向にあります。
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Google広告の入札単価の決め方
Google広告の入札単価は、いくらでも好きな額に設定できるものではありません。使用するキーワードによって相場があり、目標とする数値によっても最適な価格は変わります。
入札単価の決め方には2つの種類があります。
- 狙うキーワードの相場を参考にする
- 目標CPAから逆算する
狙うキーワードの相場を参考にする
入札単価を決める際には、狙うキーワードの相場を参考にしましょう。一般的に、検索ボリュームが多かったり競合性が高かったりすると相場の金額も上昇します。
例えば、次のようなキーワードで広告の配信を予定しているとしましょう。
- スニーカー
- 子供用のスニーカー
「子供用のスニーカー」より「スニーカー」のほうが検索ボリュームが多いため、相場の金額も高くなる傾向にあります。
検索ボリュームが少なくても、競合性が高いと単価も上昇します。例を挙げると、「不動産投資」「M&A」などのキーワードは商材の単価が高いことから競合性も高くなり、相場が上昇する可能性があるでしょう。
目標CPAから逆算する
目標CPAが定まっていれば、そこから入札単価を導くことができます。CPA(Cost per Acquisition)とは、1つのコンバージョン(例:購入や登録など)を達成するために支払うことになる広告費用の平均です。
入札単価は「目標CPA × 想定コンバージョン率」で求めることができます。例えば、商品を1つ売るための目標CPAが1,000円、コンバージョン率が5%だとすると、入札単価は「1,000円 × 5% = 50円」となります。
つまり、クリック1回あたり50円を上限に設定すれば、目標
Google広告 入札単価を最適化する方法
Google広告の効果を高めるためには、入札単価の最適化が大切です。入札単価を最適化する方法として次の3つがあります。
- 地域の設定
- 日時の設定
- ユーザー属性の設定
地域の設定
地域の設定は、地域ごとの競争状況や需要の差異を考慮し、広告の効果を最大化するために重要な方法です。適切な地域を設定することで掲載範囲や表示頻度を最適化し、効果的な広告キャンペーンを実施できます。
例えば、次の2つで広告を配信しているとしましょう。
- 都内
- 大阪
大阪のほうがコンバージョンが高い場合、都内の入札単価を下げて大阪を上げましょう。このように、地域によって入札単価を変えることで予算を最適化できます。
日時の設定
Google広告では、広告を表示する時間を1時間単位で調節できます。例えば、特定の時間帯に需要が集中する場合、その時間帯に入札単価を上げれば広告表示を増やすことができるでしょう。また、特定の曜日やイベントに合わせて広告を強化することも可能です。
日頃からデータを分析し、クリック数の多い時間を把握しておくとよいでしょう。
ユーザー属性の設定
特定のユーザー属性に基づいて、入札単価を調整するのもおすすめです。Google広告では、年齢や性別、興味関心、地域などのユーザーの属性情報を利用して、特定のターゲット層に広告を表示できます。
ただし、ターゲットにできるのはGoogleアカウントにログインしているユーザーだけです。
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Google広告の入札単価について理解しよう!
Google広告は入札単価をしっかりと考えることが大切です。ただ、地域や曜日で入札単価の比率を変更するときは注意しましょう。地域と曜日の組み合わせによって、広告の露出が大幅に抑制されてしまうことがあります。
このような点に注意しながら、目標のCPAを定めたりキーワードの相場を調べたりして入札単価を考慮しましょう。
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ポイントまとめ
- Google広告の入札単価とは?
-
Google広告の入札単価とは、広告の掲載にあたって広告主が指定した価格のことです。入札単価が高いほど、広告が表示できる可能性も高くなるといえるでしょう。
- Google広告の入札単価の指標とは?
-
入札単価には3つの指標があります。
- 推定入札単価(掲載順位1位)
- 推定入札単価(掲載上部)
- 推定入札単価(1 ページ目)
こちらを参考にして、入札単価を考えましょう。
2014年株式会社セプテーニの子会社に入社後、 Yahoo!、Googleのリスティング広告、ディスプレイ広告の運用者として従事。その後、株式会社ジオコードに入社し、DSP、SNSの運用コンサルとして従事。BtoB、人材、食品、ECなどのプロモーションを経験。研究者としての経歴がありデータ分析が得意で、高速でPDCAを回して短期間で改善することが得意。スタートアップや少額スタートのクライアントの売上拡大にも広く貢献。