Google広告の費用目安っていくら?費用の相場や課金方式等を徹底解説
Google広告とは
Google広告とは、Google関連メディアに表示されるWeb広告のことです。商品やサービスの特徴が関連キーワードを検索しているユーザーに表示される仕様になっています。目的や地域を設定でき、予算も広告主が決定できます。課金方式や広告の種類が多いので、最適な方式を選択することが成果を出すために重要になります。
Google広告の費用目安
Google広告では費用を自由に設定することが出来ます。Google広告の費用の目安としては、以下の表をご覧ください。
広告の種類 | 費用の相場 |
検索広告(リスティング広告) | 20~50万円/月 |
ディスプレイ広告(GDN) | 20~50万円/月 |
動画広告(YouTube) | 20万円/月 |
ショッピング広告 | 20万円/月 |
アプリキャンペーン | 20万円/月 |
最低料金は定められていません。同じ広告の種類でも分野やキーワード等によって大きく変わります。
費用の目安は会社の規模や分野によって大きく変わります。予算の計算の仕方を課金方式別にご紹介しますので、参考にしてみてください。
①クリック課金の場合
・成果目標から予算を設定する
コンバージョンとは会員登録や商品購入、資料請求などのユーザーのアクションのことです。また、1件のコンバージョンを獲得するのにかかった費用をCPAと言います。目標CPAは以下の式で求められます。
目標CPA=販売価格-原価-最低限得たい利益
広告予算は目標CPAを用いて計算できます。
広告予算=目標CPA×コンバージョン数
・クリック単価の相場から予算を考える
Googleキーワードプランナーなどで「広告のキーワード」「上限クリック単価」から単価の相場を調べられます。クリック単価がわかれば、目標のクリック数を決定すれば広告予算が計算できます。
広告予算=クリック単価の相場×目標クリック数
②インプレッション課金の場合
インプレッション課金の場合、インプレッション単価を用いて計算します。インプレッション単価とは広告が1000回表示するごとに発生する費用です。
広告予算=インプレッション単価×表示回数÷1000
Google広告の課金方式について
Google広告には、大きく分けてクリック課金(CPC)とインプレッション課金(CPM)、コンバージョン課金の3つがあります。目的、予算、分野に合わせて適した課金方式を選んでください。
クリック課金(CPC)
クリック課金は、広告がユーザーにクリックされたときに費用が発生する課金方式です。ユーザーが広告を見たとしてもクリックしなければ費用はかかりません。「Cost Per Click」の頭文字をとっています。
クリック数が重要になるWebサイトへの誘導や購入、資料請求などユーザーのアクションを求める場合に適しています。
必要になる費用は下のように計算されます。
「広告主が支払う費用=(クリック数)×(クリック単価)」
クリック単価は広告主ではなくGoogleが決定します。業種や商品、キーワードや市場規模によって単価は異なります。費用が高くなる分野としては金融、保険、美容などがあります。相場は50〜100円/1clickほどです。
メリットは、クリックされなければ費用は発生しないため、初期費用を安く抑えられること、費用の無駄がなく費用対効果がわかりやすいことが挙げられます。
デメリットは、競合の多い分野によっては広告費用が高額になることがあります。また、クリック数の動向を見ておく必要があります。これは、クリック数が予想を上回った場合に予算上限に到達してしまう可能性があるからです。
インプレッション課金(CPM)
インプレッション課金とは「Cost Per Mille」の頭文字をとったもので、広告の表示回数に応じて費用が発生します。1000回表示されるごとに費用が発生します。費用相場は10〜500円/1000impです。
クリック数よりも表示回数が重要となる商品等の認知が目的のときに適した課金方式です。
必要になる費用は下のように計算されます。
「広告主が支払う費用=(広告の表示回数)×(表示単価)」
メリットは、表示回数が最大になるように配信され、多くのユーザーに見てもらえることです。また、クリック数とは関係なく一定の費用を決められるため広告費用の管理がしやすいのも利点です。また、クリック数が高ければ単価が割安になります。
デメリットは、サイトへの流入や商品の購入といった成果が保障されないことです。他にもユーザーのアクションへの貢献度がわかりにくく、これが影響して費用対効果の分析が難しいこともデメリットの1つです。
コンバージョン課金
コンバージョン課金は、ユーザーからのコンバージョンに至った場合のみ費用が発生します。
メリットは、クリックされてもコンバージョンされなければ費用が発生しないことです。誤クリックも起こらないため、クリック課金以上に費用に無駄がありません。
デメリットは、他の広告に比べて予算が多く必要となること、利用条件があることが挙げられます。
Google広告におけるコンバージョン課金には以下の条件が必要です。誰でも利用できるものではないのでご注意ください。
・過去 30 日間にアカウントのコンバージョン数が 100 件を超えている。
・上記のコンバージョンの 90% は、ユーザーが広告をクリックしてから 7 日以内に発生している。
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Google広告の種類とそれぞれの費用目安
この記事では、以下の広告の特徴と費用の目安をご紹介します。目的と予算に合わせた広告を選びましょう。
・検索広告(リスティング広告)
・ディスプレイ広告(GDN)
・動画広告(YouTube)
・ショッピング広告
・アプリキャンペーン
検索広告(リスティング広告)
検索広告(リスティング広告)は、Googleで検索をしたときに検索結果画面に表示されるテキスト形式の広告です。Googleではクリック課金方式が使われています。
広告費用の相場は20〜50万円/月です。月1万円程度で利用している個人事業主や小規模の企業もいます。
検索キーワードと広告が連動しているので、興味を持ちやすいユーザーに広告を表示できます。そのためクリック率やコンバージョン率が高くなることがメリットです。
ディスプレイ広告(GDN)
ディスプレイ広告とは、バナー広告とも言われるWebサイトやYouTube等の広告枠に表示されるものです。画像形式、動画形式が多くを占めています。クリック課金方式、インプレッション課金方式、コンバージョン課金方式の3つからユーザーが選べます。
広告費用の相場は20〜50万円/月です。
画像や動画でユーザーの印象に残りやすいので、認知目的の広告に適しています。デメリットとしては、広告色が強いため、コンバージョンに繋がりにくい可能性が考えられます。
動画広告(YouTube)
YouTubeやWebサイトで見ている動画広告もGoogle広告の1つです。短時間の広告でも様々な情報や魅力をアピールできます。YouTubeの利用者の増加により注目されている広告です。
広告費用の相場は20万円/月ほどです。
制作費が他の広告と比較して高額になることと、スキップする人が多いためコンバージョンがあまり見込めないことがデメリットとして挙げられます。課金方式はクリック課金、インプレッション課金のどちらかです。
ショッピング広告
ショッピング広告とは、Googleの検索結果画面に商品の画像や名前、値段等を載せる広告です。検索キーワードを元にしているのでユーザーのニーズに合わせた広告を出すことができます。商品のデータ作成の手間がかかるのですぐに広告を出すことが難しいのも特徴です。
クリック課金方式なので、費用には幅がありますが、費用相場は20万円/月ほどとされています。
アプリキャンペーン
アプリキャンぺーンは、1つの設定でGoogle検索に加えてGoogle Play、YouTubeといった主要サービスでアプリの宣伝をする方法です。
クリック課金方式が用いられており、費用相場は約20万円/月です。
配信するのは他の広告よりも簡単ですが、自動的に最適化が行われるため、キーワードや成果の分析ができないという問題があります。
より具体的なGoogle広告費用の相場を知る方法
Google広告の種類を紹介してきましたが、条件によって費用に大きな差があるため、イメージがつきにくいかもしれません。具体的に広告費用を知りたいとき、広告代理店に相談して見積りを出してもらう、シミュレーション機能の利用をするのが良いでしょう。
広告代理店に相談して見積りを出してもらう
費用はかかりますが、広告代理店へ依頼することで確実に有効な広告を出すことができます。見積り以外にも初期設定や改善の提案のサービスがあります。予算にある程度余裕があり、広告を出したことがない、広告に関する知識がない、といった場合におすすめです。
シミュレーション機能を利用する
Google広告にはシミュレーション機能があります。広告を出す前に結果を予測することができます。獲得できるクリック数や費用などが算出可能です。Google広告の過去のデータから求められる数値なので信頼できます。出稿する前に一度やってみることをおすすめします。
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Google広告の費用を抑える方法
Google広告の費用を抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは以下の方法をご紹介します。
・コンバージョンに繋がりやすいターゲット設定をする
・設定した予算を変更しすぎない
・効果測定と調整を日々行う
コンバージョンに繋がりやすいターゲット設定をする
Google広告のターゲティングは2種類あります。オーディエンスターゲティングとコンテンツターゲティングです。
①オーディエンスターゲティング
どのユーザーに表示するかを決めるものです。行動や属性から配信設定を行います。下記のような要素からなります。
ターゲティング名 | |
ユーザー属性 | 地域、年齢、性別、端末の種類 |
アフィニティカテゴリ | 趣味、ライフスタイル、習慣 |
ライフイベント | 引っ越し、入学、卒業、結婚 |
購買意欲の高い層 | 類似商品を検索している |
カスタムセグメント | キーワード、WebサイトのURL、アプリ |
データセグメント | 自社のサイトやアプリにアクセス歴あり |
②コンテンツターゲティング
広告をどこに掲載するかを決めるものです。配信先をトピックやキーワードから設定することができます。
ターゲティング名 | |
トピック | 特定のトピックのページ |
プレースメント | 指定のWebサイト |
コンテンツキーワード | キーワードに関連するコンテンツ |
③その他のターゲティング
2つのターゲティング以外には、地域、曜日・時間帯、デバイスがあります。
設定した予算を変更しすぎない
Google広告では広告掲載の目標と1日に支払い可能な平均金額から広告主が1日予算を設定します。予算の変更はいつでもできます。クリック数などの数値を見ながら予算を変えていくことが必要になります。しかし、設定した費用を頻繁に変更していると、この後解説する効果測定と調整のためのデータ取得が難しくなります。
効果測定と調整を日々行う
Google広告は出せば必ず効果が出るものではありません。効果測定と調整が必要です。では、効果測定はどのように行うのでしょうか。簡単に説明します。
①コンバージョントラッキングの設定
コンバージョントラッキングとはコンバージョン後のユーザーの行動を把握するためのツールです。無料で設定できます。
②Googleアナリティクスとの連携
Google広告では、自動タグ設定をオンにすると、自動的に広告からのアクセスであることがわかるようになります。Googleアナリティクスと連携することによって、さらに高い精度で効果測定ができるようになります。こちらも無料で利用可能です。
③数値を確認
①②ができたら、クリック単価、コンバージョン率や広告費用対効果を確認してください。入札単価、ターゲティングの範囲、キーワードなどを数値から改善します。
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Google広告の種類と課金方式を理解して、最善の費用にしましょう!
Google広告には複数の種類があり、課金方式、費用は種類によって異なります。目的に合ったものを選ぶことが成果を出すことに加え費用節約に繋がります。Google広告の配信をする際は、広告の特徴を押さえて効果的に利用しましょう。
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ポイントまとめ
- Google広告の費用の目安とは?
-
広告の種類、分野やキーワードによっても異なりますが相場は月約20万円です。
- Google広告の費用の最低金額とは?
-
Google広告の最低料金は決まっていません。
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