【2024年最新】Google広告のターゲティング種類と各設定方法を解説!

【2024年最新】Google広告のターゲティング種類と各設定方法を解説!

Google広告には3種類のターゲティングがあります。それぞれの違いを知って、効果的にターゲティングするのがGoogle広告を成功させるコツです。

本記事では、Google広告のターゲティング種類と設定方法を解説します。

目次

Google広告のターゲティングは大きく3分類

Google広告には、3つのターゲティングがあります。

  • オーディエンスターゲティング
  • コンテンツターゲティング
  • その他のターゲティング

それぞれの違いは次の通りです。

それぞれの違いは次の通りです。

オーディエンスターゲティングユーザーの検索履歴や訪問履歴、属性データなどをもとに、広告を配信する
コンテンツターゲティング配信先をトピックやキーワードから設定する
その他のターゲティング地域、曜日・時間帯、デバイスなど、その他の条件を指定する

上記のターゲティングを駆使して、自社にとって最適な広告を配信することが大切です。
また、Google広告には10種類のキャンペーンがあります。 詳しくは次の記事を参考にしてください。

1. 【6種類】Google広告のオーディエンスターゲティング

Google広告のオーディエンスターゲティングは、大きく分けて6つの設定項目があります。

  • ユーザー属性
  • ユーザーの興味や関心・習慣
  • 積極的に情報を調べているユーザー層
  • カスタムセグメント
  • 類似ユーザー
  • リマーケティング

オーディエンスターゲティングについては、次の記事でも詳しく解説しています。

参考:Google広告ヘルプ|広告のターゲット設定

ユーザー属性とは、ユーザーの基本的な属性情報に基づいて広告を配信する方法です。

<設定項目>

  • 年齢
  • 性別
  • 子供の有無
  • 世帯収入

例えば、若年層に人気の商品を販売する際には、20代から30代のユーザーをターゲットに広告を展開することができます。また、高級車の広告を高収入層に向けて配信したい場合には、収入が高いセグメントを選択してリーチすることが可能です。

ユーザー属性を設定するには、オーディエンスマネージャーを開きましょう。

自社のターゲット属性にあったユーザー属性を設定してください。

1-2. ユーザーの興味や関心・習慣

「ユーザーの興味や関心・習慣」は、ユーザーの行動や関心事に基づいて広告を配信する方法です。Google広告では「アフィニティ」と表示されます。

<設定項目>

  • スポーツ、フィットネス
  • テクノロジー
  • ニュース、政治
  • フード、ダイニング
  • メディア、エンターテイメント
  • ライフスタイル、趣味
  • 乗り物、交通機関
  • 家庭、園芸
  • 旅行
  • 美容、健康
  • 買い物好き
  • 銀行、金融

例えば、スポーツ用品を販売する企業が、スポーツ関連のサイトや動画をよく閲覧するユーザーに対して広告を配信することができます。ユーザーニーズと広告の関連性が高くなり、クリック率やコンバージョン率を向上させる効果が期待できるでしょう。

アフィニティを設定するには、オーディエンス作成ページの「興味/関心と詳しいユーザー属性」で「閲覧」を選び、「アフィニティ」を開きましょう。

1-3.積極的に情報を調べているユーザー層

「積極的に情報を調べているユーザー層」とは、特定の製品やサービスについて、情報を積極的に検索しているユーザーに対して広告を配信する設定です。購入に至る可能性が高いユーザーに対して、広告を効果的に届けることができます。

<設定項目>

  • アパレル、アクセサリ
  • アート、工芸用品
  • イベントのチケット
  • ギフト、行事
  • コンピュータ、周辺機器
  • スポーツ、フィットネス
  • ソフトウェア
  • デートサービス
  • ビジネス サービス
  • ビジネス、産業向けの関連商品
  • メディア、エンターテイメント
  • 不動産
  • 季節的な買い物
  • 家庭、園芸
  • 家電
  • 就業状況
  • 幼児、子供向け製品
  • 教育
  • 旅行
  • 楽器、音楽の関連用品
  • 美容、パーソナルケア
  • 自動車、乗り物
  • 通信
  • 金融サービス
  • 食べ物

例えば、不動産ポータルサイトで検索したり物件の価格を比較したりしているユーザーに対して、不動産の広告を表示します。アフィニティ同様、関心の高いコンテンツに関連する広告を表示することができ、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。

アフィニティ同様、オーディエンスの作成ページにある「「興味/関心と詳しいユーザー属性」から設定可能です。

1-4.カスタムセグメント

「カスタムセグメント」とは、独自のターゲット層を作成することができる設定です。自社のマーケティングデータやインサイトを活用して、オリジナルのオーディエンスグループを定義し、ピンポイントに広告キャンペーンを展開できます。

例えば、過去の購入履歴やサイトの訪問履歴、アプリ利用データなどから、特定の商品やサービスに興味を示した消費者を特定し、リマーケティングするためのカスタムセグメントを作成することが可能です。

カスタムセグメントを設定するには、オーディエンスの作成ページにある「カスタムセグメント」の「新しいセグメント」をクリックしてください。

キーワードやURL、アプリを追加して保存してください。

1-5.類似ユーザー

「類似ユーザー」とは、すでに接点を持っているグループと似た特性や行動を示す、新たな潜在顧客をターゲットにする設定です。「類似セグメント」とも呼ばれ、既存のオーディエンスデータを分析して、同様の興味や需要を持つ新しいユーザーを特定し、広告を展開します。

2024年現在、類似ユーザー(類似セグメント)は利用できないようになっているので注意してください。

1-6.リマーケティング

「リマーケティング」とは、すでに接点があるユーザーに対して、再び広告を表示する方法です。興味を示したが購入に至らなかったユーザーや、過去に製品やサービスを購入した顧客に再度アプローチすることができます。

リマーケティングを利用するには、あらかじめセグメントを作成しておかなければなりません。

「データセグメント」で新しいセグメントを作成します。

「ウェブサイトを訪れたユーザー」をクリックしてください。

次に、オーディエンス作成ページにある「広告主のデータ」を開いてください。

ここで作成したセグメントを選びます。

2. 【3種類】Google広告のコンテンツターゲティング

Google広告のコンテンツターゲティングは、3つの設定項目があります。

  • トピック
  • プレースメント
  • コンテンツキーワード

オーディエンスターゲティングについては、次の記事でも詳しく解説しています。

2-1.トピック

「トピック」とは、特定のテーマが扱われているサイトやページに広告を表示する設定を指します。トピックを利用することで、特定の興味や関心事を持ったターゲットが訪れるウェブページに広告を配信できます。

<設定項目>

  • アート、エンターテインメント
  • インターネット、通信
  • オンライン コミュニティ
  • ゲーム
  • コンピュータ、電化製品
  • ショッピング
  • スポーツ
  • ニュース
  • ビジネス、産業
  • フード、ドリンク
  • ペット、動物
  • 不動産
  • 世界の国々
  • 人々、社会
  • 仕事、教育
  • 住居、庭
  • 健康
  • 旅行、交通
  • 書籍、文学
  • 法律、行政
  • 科学
  • 美容、フィットネス
  • 自動車
  • 資料
  • 趣味、レジャー
  • 金融

例えば、ペット用品を販売している場合、ペットフードやペット保険などのサイトに広告を表示させることができます。コンテンツと広告の関連性が高いため、効果的なリーチが期待できるでしょう。

また、次で紹介するプレースメントやコンテンツキーワードより広範囲のターゲットに配信できるというメリットもあります。キャンペーンや新商品のリリースなど、ブランドの認知にも向いています。

トピックを設定するには、ディスプレイ広告などのターゲティング設定画面で「トピック」を選択してください。

自社のターゲット属性に合ったトピックを選択しましょう。

2-2.プレースメント

「プレースメント」とは、広告を表示させたいサイトや動画、アプリを直接指定できる設定です。特定のサイトやページで広告を展開するため、ターゲットとするオーディエンスに直接リーチできます。

例えば、ファッションブランドが特定のファッション雑誌やインフルエンサーのブログに直接広告を配置したい場合、プレースメントターゲティングを使用すれば、サイトに直接広告を表示できます。

「プレースメント」を設定するには、ターゲット追加画面で「プレースメント」を選びましょう。

配信したいサイトや動画、アプリなどを設定します。

2-3.コンテンツキーワード

「コンテンツキーワード」は、特定のキーワードに基づいて配信ページを設定するターゲティング方法です。選択したキーワードに関連する内容のページ上で表示されるため、関連性の高いオーディエンスに広告を見てもらえます。

例えば、広告主が「オーガニックコーヒー」をキーワードに設定した場合、このキーワードを含む記事やレビューページに自動的に広告が配置されます。

「コンテンツキーワード」を設定するには、ターゲット追加ページで「キーワード」を選んでください。

キーワードを入力しましょう。

3. 【5種類】Google広告のその他のターゲティング

Google広告には、他にも次のようなターゲティングが用意されています。

  • 検索ネットワーク
  • 言語
  • 曜日・時間帯
  • デバイス
  • 地域

それぞれ解説します。

3-1. 検索ネットワーク

「検索ネットワーク」とは、Googleの検索エンジンやGoogle Play、[ショッピング] タブ、Google画像検索、Googleマップで広告を表示する設定です。

検索ネットワークに掲載される広告の種類は3種類あります。

  • テキスト広告、動的検索広告、レスポンシブ検索広告、電話専用広告
  • ショッピング広告
  • イメージ広告と動画広告

設定する方法は次の通りです。

  1. Google広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコンをクリック
  2. [コンバージョン ] プルダウンをクリック
  3. 「検索パートナーを追加または削除する」のキャンペーンにカーソルを合わせ、歯車アイコンをクリック
  4. 検索パートナーのウェブサイトで表示する場合は [ネットワーク] プルダウンをクリックし、[Google 検索パートナーを含める] のチェックボックスをオン
  5. [保存] をクリック

参考:Google広告ヘルプ|Google 検索ネットワークについて

3-2.言語

「言語」とは、特定の言語を話すユーザーに対して広告を展開する設定です。さまざまな国で製品やサービスを展開したい場合に役立ちます。例えば、言語タブで「英語」を選択すると、英語語圏のユーザーに直接リーチすることができます。

言語を設定する場合、キャンペーン作成ページの「言語」に配信したい国の言語を入力しましょう。

3-3.曜日・時間帯

「曜日・時間帯」とは、特定の曜日や時間帯に広告を表示させることができる設定です。「曜日・時間帯」を指定することで、ターゲットが最も活発なときに広告を配信できます。

例えば、夕方の退勤時間帯に配信すれば、仕事帰りの購買意欲が高まるユーザーを狙うことができるでしょう。

「曜日・時間帯」を設定するには、キャンペーン作成ページの「広告のスケジュール」をクリックしてください。デフォルトでは「終日」になっています。

曜日と時間帯を選びましょう。

3-4.デバイス

「デバイス」とは、特定のデバイス(パソコンや携帯、タブレット)に対して広告を表示させる設定です。デバイスの種類に応じたユーザーの違いを考慮して、効果的な広告を配信できます。

例えば、携帯のユーザーに対してClick-to-Call広告を表示したり、パソコンのユーザーに対してフォーム入力を含む広告を配信したりすることが可能です。 デバイスを設定するには、キャンペーン作成ページの「デバイス」をクリックしてください。デフォルトでは「すべてのデバイスに表示」となっています。

「デバイスごとにターゲティングを指定」を選び、自社のターゲットに合った設定にしましょう。

3-5.地域

「地域」とは、特定のエリアを指定する設定です。特定の地域にいる顧客に、広告を配信することができます。

例えば、新店舗のオープンを宣伝する場合、周辺地域をターゲットに設定して広告を配信すると、地元の住民に直接情報を届けることができます。 地域はキャンペーン作成ページで変更可能です。デフォルトは「すべての国と地域」になっているため、自社のターゲットに合わせて設定しましょう。

Google広告のターゲティングを設定する際のポイント

Google広告のターゲティングは、いくつか成功させるためのポイントがあります。ターゲティングを設定する際のポイントは次の通りです。

  • 自社のターゲット層を明確にする
  • 適切なターゲティング方法を選択する
  • 複数の条件を組み合わせる
  • 効果検証・PDCAを繰り返す

詳しく解説します。

自社のターゲット層を明確にする

広告を配信する前に、どのようなユーザーや顧客層にアプローチしたいのかを具体的かつ詳細に定義しましょう。ターゲット層を明確にすることで、効率よくターゲティングできるようになります。

少なくとも、次のような項目は明確にすることが大切です。

  • 顧客の年齢
  • 性別
  • 職業
  • 居住地
  • 興味・関心事
  • 購買行動など

ターゲット層が明確になれば、広告のメッセージや訴求の仕方をターゲットに合わせて最適化できます。無駄な広告支出を抑えつつ、高いROIを実現できる可能性があるでしょう。

適切なターゲティング方法を選択する

自社の商品やサービス、キャンペーンの目的に合致したターゲティグ方法を選びましょう。ターゲティングによって効果は異なります。

特定の地域に店舗を持つビジネスであれば地域ターゲティングを、特定の趣味や興味に基づく製品を扱う場合は興味・関心に基づくターゲティングを選ぶとよいでしょう。また、技術的な商品やBtoBビジネスの場合は、製品名や関連キーワードを用いたコンテンツターゲティングが効果的です。

ターゲティング方法を適切に選択することで、広告が見込みのあるユーザーにのみ表示され、クリック率やコンバージョン率の向上につながります。

複数の条件を組み合わせる

一つのターゲティングだけでなく、複数のターゲティングを組み合わせて使用すると、効果が高まる場合もあります。

例えば、次のような設定が挙げられます。

  • 20代〜30代の女性(ユーザー属性)
  • 東京都に住んでいる(地域)
  • スポーツウェアに関心がある(オーディエンスの興味・関心)

複数の条件を組み合わせることで、広告が効率的に配信され、より見込みのあるユーザーに表示されるようになるでしょう。

効果検証・PDCAを繰り返す

Google広告は「配信して終わり」となるものではありません。配信したあと、効果を定期的に分析し、得られたデータをもとにPDCAを振り返りましょう。

具体的には、広告のクリック率(CTR)やコンバージョン率、利用デバイス、ユーザーの行動などといったパフォーマンス指標を分析します。収集できたデータをもとにターゲティングの精度を向上させ、広告文の改良や入札戦略の見直しなど、具体的な改善策を講じます。

このような効果検証とPDCAサイクルを通じて、ROIをどんどん高めていくことが可能です。できれば1ヶ月〜3ヶ月の期間でPDCAを回すとよいでしょう。

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