リスティング広告の代行費用は？手数料の相場や選び方を紹介

当記事ではリスティング広告の代行を検討する企業向けに、かかる費用相場や広告代理店選びのポイントを紹介します。リスティング広告は依頼内容を明確にした上でおおよその相場を知り、自社とマッチする代理店を選定しましょう。

リスティング広告は、数ある広告媒体の中でも比較的早く効果を期待できる施策です。そのため、Web集客を目指す企業が続々と導入しています。しかし、リスティング広告は内製化が難しいため、広告代理店に依頼する企業も多いでしょう。 今回は、リスティング広告を代理店に依頼する場合の費用相場や選ぶ際のポイントを紹介します。自社のイメージに合わせて運用を依頼できる代理店選びにお役立てください。

リスティング広告代理店に依頼する場合の費用

リスティング広告を代理店に依頼する場合、初月とその他の月でかかる費用が異なります。契約当月だけでなく、継続で毎月発生するランニングコストを把握しましょう。参考までに下記が一般的にかかる費用とおおよその項目です。

月	費用項目	費用相場
契約初月	初期費用＋LP制作費	初期費用：3〜10万円程度 LP制作費用：10万円〜
運用中	広告費＋運用代行費用 ＋レポート費用＋訪問費	広告費用/運用代行費用：広告費の20％程度 レポート費用/訪問費用：無料〜5万円程度

■Lifunextの場合

初期費用やレポート費用で別途費用は発生せず、広告費用が300万円の場合は運用代行費が20％で、60万円が運用代行費という予算感でご依頼いただけます。

この運用代行費20％の中に、初期費用・レポート費用・訪問費用が内包されています。また、予算を抑えたいベンチャー企業やスタートアップ企業など広告費用に投じることができるご予算が低い場合でも、対応するプランも用意しています。向けに代行費をより抑えたプランも用意しています。

リスティング広告運用を代行する際の項目ごとの費用

ここからはリスティング広告を代行依頼する際の項目や費用を紹介します。項目名は代理店ごとに様々ですが、大きく6つに分けられます。

初期費用

初期費用は広告配信に向けた準備にかかるお金を指しています。具体的には、アカウントの新規作成や開設、キーワードの選定や広告文の作成などが挙げられます。初期費用として項目を設けている代理店だけでなく、運用代行費用の中に含まれていたり無料で実施しているところも見られます。

広告費

広告費はGoogleやYahooを始めとしたリスティング広告の配信先に支払う費用を指します。広告費はクリック単価にクリック数を乗じたもので、キーワードによって大きく異なります。

検索ボリュームが大きい人気のキーワードの場合はクリック単価が高くなるため、おのずと広告費も上昇する傾向にあります。広告費においては予算と照らし合わせながら進めていきましょう。

なお、広告費においては代理店のアドバイスを受けながら決定します。やみくもに広告費を高く設定すると効果が得られず、費用だけがかさむ可能性もあるでしょう。

運用代行費用

運用代行費用は広告代理店に支払う手数料です。一般的に広告費の20%程度を設定しているところが多いでしょう。例えば、広告費が50万円の場合は20%である10万円が運用代行費用に該当します。参考までに、運用代行費に含まれる項目は下記のものが見られます。

• 入札の調整
• 広告文のABテスト
• キーワード設定など

広告費全体の一定割合で費用がかかることから、広告費が上がると運用代行費用も連動すると考えましょう。

LPページ制作費用

リスティング広告の運用に際して、LPページを新たに制作する場合も費用が発生します。LPページは広告から飛んだ際に表示されるサイトです。企業の商品やサービスについて記載されているページのため、やみくもに文章を書くのではなく、適切に画像を盛り込む必要があります。

既存のLPページが存在する場合はこの費用がかからない場合もあります。     一方、LPは実際にユーザーが商品を購入したりサービスに登録したりする重要なポイントのため、広告運用前に最適化を求め、改修が必要な場合     もあります。なお、LPページの制作費用相場は10万円から100万円程度と幅があります。シンプルなものであれば価格を抑えられますが、デザインにこだわったり動画を取り入れたりすると価格が高くなる傾向にあります。

レポート制作費用

レポート制作費用は毎月の運用の状況を振り返り、代理店から提出してもらうものを指します。運用代行手数料に含まれている場合や別途請求されるところまで様々です。そのため、運用代行費に内包されておりレポート代が無料の場合や 5万円程度かかる場合など幅があります

報告会費

報告会費は資料だけでなく、実際にミーティングを行い現状や今後の展望について話を聞く場です。近年は対面で行うのではなく、オンラインで行う会社が増えているため、運用代行費用に含んでいるところも多く見られます。

報告会費についてはオンラインの場合は無料に、実際に訪問する場合は別途1万円から5万円程度の費用を要する可能性もあります。なお、遠方の代理店に依頼する場合は交通費が別途発生する可能性もあるでしょう。

Lifunextは広告のコンサルティング運用を大切にしている

リスティング広告にかかる費用は項目が代理店ごとに異なりますが、Lifunextの場合は、初期費用・レポート作成費・報告会費は全て運用代行費に含んでいます。そのため、別途費用が発生しません。

Lifunextは、常にお客様との大切なコミュニケーションを大切にしながらPDCAを回し、広告運用を行うことを大事にしています。そのため、ただ広告運用を行うだけでなく、Webにおける集客全般をサポートします。

Lifunextのリスティング広告運用代行サービスの詳細はこちらで紹介しております。

リスティング広告を代行する際の料金形態

リスティング広告の代行費用は大きく分けて、3つの形態があります。ここでは「手数料型」「定額制」「成果報酬型」3つの形態を紹介します。それぞれの特徴を把握しておくと複数社との見積もり時に理解を深められます。

一般的な料金体系

一般的な料金体系には、手数料型と定額型の2つがあります。一般的な料金体系で実施する多くの企業は、成果の良し悪しを分析して、PDCAを回すためにコンサルティング的な働きかけもしてくれます。初期設定やレポート、報告会なども含まれるため、継続的に成果を上げやすいといえるでしょう。

1.手数料型

手数料型は、投じる広告費に応じて金額が決まる仕組みです。代理店によってはこの手数料を運用代行手数料に含めているところも見られます。なお、広告費が高くなると連動して手数料も高くなりますが、その分広告予算規模に応じて代理店側も運用体制を強化することができます。どの料金形態を選ぶかは、企業が求める数値や扱うサービス、キーワードによって大きく異なります。代理店にリスティング広告を依頼する場合は、自社が目指す数値や目的を共有した上で、料金形態や含まれているサービス内容を確認しましょう。

2.定額型

2つ目の定額型は、かける広告費や作業コースに応じて手数料を決める仕組みです。一定の条件で広告費のラインが決まっているため、多少の金額前後であれば手数料が変わりません。そのため、必要以上に広告費を使ってしまうことを避けられるでしょう。ただし、定額型の場合、目指す数値によっては費用が足りず、追加で支払いが発生する可能性もあるでしょう。

特殊な料金体系

特殊な料金体系には、成果報酬型があります。リスティング広告の料金体系にはあまり適していませんが、特徴を知り依頼先の選定に役立てましょう。

1.成果報酬型

成果報酬型は運用の成果に応じて費用が変動します。成果が出ない限り費用が発生しないため、依頼者にとってはリスクが低いと言えるでしょう。費用の発生が通知と連動しているため、具体的に予算を考えられます。しかし、成果型の場合、CVが比較的低い数値に設定されており、費用対効果が思ったりも見込めない可能性も考えられます。また、リスティングはディスプレイ広告よりもIMPが少ないため、複数社に成功報酬で依頼するとIMPを取り合うことになってしまう可能性があるでしょう。ほかにも、リスティングはPDCAを回す必要があり、成功報酬だとレポートの報告がなかったり、成果が出た理由や出ない原因がわからないまま進んでしまったりするケースがあり、成果が落ちたときの対応ができないリスクがあります。

リスティング広告を代理店に依頼するポイント

リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合、下記のポイントを意識しましょう。

確認項目	チェックポイント
リスティング広告の実績	同じ業界の事例や実績があるか
媒体の認定資格の有無	GooglePartnerやYahoo認定パートナーであるか
料金形態が明確か	料金に含まれているプラン内容を確認
運用担当者の質	第一印象が良いか、また担当実績が豊富か
運用担当者の保有案件数	担当者の保有案件数は10社以下が目安
報告の頻度	月に1回以上の実施があると良い
目標に対して適切なKPI設定	目標設定に対して適切な行動を取ってくれるか
広告アカウントの開示が可能か	自社のアカウントをチェックできるかどうか
広告アカウントの移行が可能か	代理店の切り替えを行う際にスムーズか
リスティング広告以外にも対応可能か	集客に対して柔軟な対応をできるか
自社のビジネスに寄り添った提案ができるか	自社のビジネスモデルやサービスを理解した対応ができるか
媒体アルゴリズムを熟知しているか	媒体アルゴリズムの最新情報も把握しているか

広告運用を代理店に依頼する場合、費用を重視する企業が多く見られます。しかし、費用だけでなく、依頼先の実績や対応範囲についても確認がおすすめです。

参考までに、Lifunextは「1社1社のお客様のマーケティング支援にコミットしたい」といった想いからコンサルタント1人が受け持つ運用数は6件までと設定しております。丁寧に広告運用をサポートいたします。

リスティング広告をはじめとした様々な広告運用は、各企業のサービスや狙うターゲットにより適した媒体が異なります。そのため、ヒアリングを受ける中でリスティング広告以外の施策が適していると分かった時に、スムーズに路線変更できる代理店が良いでしょう。

Lifunextはリスティング広告だけでなく、SNS広告運用やSEO対策も実施しております。

なお、リスティング広告代理店選び方についてはこちらの記事でも紹介しています。あわせてご覧ください。

代理店選びでよくある質問

ここではリスティング広告運用を代行する代理店選びでよくある質問に回答します。疑問点を解消して代理店選定に向けて動き出しましょう。

Q1：費用はどのタイミングで確認したら良いですか？

A：費用は最初の相談時や見積もり作成時に確認しましょう。まずは「総額で〇〇万円程度を予定している」と大まかな予算を伝えます。そして代理店からヒアリングを受ける中で必要な項目を決めて、具体的な費用を確認しましょう。

Q2：既存のLPや公式サイトは活用できますか？

A：リスティング広告運用に既存のコンテンツを活用することも可能です。しかし、より効果を高めるためには既存コンテンツの最適化が必要です。どれだけリスティング広告に予算を割いても、アクセスしたコンテンツの施策が不十分では離脱につながります。リスティング広告の運用開始前に、LPや公式サイトの最適化を行いましょう。

なお、LPページの最適化は目指す目的によってかかる金額が異なります。デザイン性を高めたいだけであれば制作会社だけでなく、フリーランスへの委託も可能です。ただし、フリーランスの場合は修正や細かな対応などで満足できない可能性もあります。

また、Webマーケティングに特化したLPページを作成したい場合はフリーランスでなく広告代理店への依頼がおすすめです。専用ツールを使いデータ分析やターケティングを行った上で効果のあるLPページの作成が可能です。

Q3：契約前に注意したいポイントは？

A：代理店選びにおいては、下記3点を確認してから契約に進みましょう。

• 契約解除の条件
• 最低契約期間
• 担当者の対応

一般的に、広告運用は長期で行う施策ですが、契約後に代理店の進め方が「あわない」と感じる可能性もあります。また、自社でノウハウを蓄積後に内製化するケースも見られます。そのため、契約解除の条件や最低期間を確認し、納得してから契約に進みましょう。

また、金額や契約内容の確認だけでなく担当者の対応も重要なポイントです。疑問点に対して迅速な回答を得られたり、必要以上に高額なプランを進めてこない担当者だと安心して広告運用を依頼できるでしょう。 一方で必要以上に高い広告費を提案してきたり、運用後の報告について曖昧な担当者は注意が必要です。広告運用は半年や1年など長期スパンで実施することも多くあるため、信頼できる代理店や担当者を選びましょう。

まとめ：リスティング広告の代行は費用だけでなく対応内容や体制も確認して依頼しよう

リスティング広告を代理店に依頼するなら、自社の予算に適合するかだけでなく、求める内容に対応しているか、また運用のサポート体制は適切かを判断して契約がおすすめです。費用の安さのみを重視すると契約後に十分なサポートを受けられない可能性があります。

Lifunextの広告代行は運用費用に細かな項目を含んでいるため、予算との照らしあわせをしやすい特徴があります。また、運用に必要なコンサルティングもあわせて実施するためより効果を高める施策が可能です。

自社のリスティング広告をはじめとしたWebの集客にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。