Google広告のエキスパートモードとは?設定方法や効果を解説
Google広告のエキスパートモードとは?
Google広告のエキスパートモードとは、Google広告にあるすべての機能とキャンペーンタイプを利用できるモードです。
エキスパートモードは特別な費用がかかるわけではありません。ただし、一度エキスパートモードに設定すると、スマートモードに戻せなくなってしまいます(※)。そのため、「エキスパートモードが自社にとって必要か」を検討する必要があります。
以下でエキスパートモードとスマートモードを比較するので、ぜひ参考にしてください。
※スマートアシストキャンペーンは、エキスパートモードでも編集可能
Google広告のエキスパートモードとスマートモードの違い
エキスパートモード | スマートモード | |
---|---|---|
キャンペーンタイプ | すべて | スマートアシストキャンペーン |
管理方法 | 手動で設定とキャンペーン タイプを管理しなければならない | 予算目標を設定すると、あとは自動で管理がおこなわれる |
メンテナンス | 1週間あたり1時間以上 | 1週間あたり15分程度 |
設定方法 | キーワードの選定や入札単価などを自由に設定できる | Googleがガイドしてくれる |
レポート | 詳細 | 簡単で読みやすい |
※参考:Google広告ヘルプ|スマートモードとエキスパート モードについて
スマートモードの場合、広告運用の経験がない方でも、キャンペーンの作成や管理などが簡単にできるようになっています。一方、エキスパートモードはすべて自分で設定できます。
- Google広告初心者(運用をはじめて1年未満):スマートモード
- Google広告経験者(運用をはじめて1年以上):エキスパートモード
「広告をどの程度運用するか」「広告の運用にどれくらいのリソースがあるか」によって変わりますが、このような目安で切り替えることをおすすめします。
Google広告のエキスパートモードの設定方法
Google広告をエキスパートモードに変更する手順は以下のとおりです。
- Google広告アカウントにログイン
- 右上の設定アイコンをクリック
- 「エキスパートモードに切り替える」を選択
スマートモードの場合、このように「エキスパートモードに切り替える」という項目があります。ここをクリックすると、エキスパートモードのGoogle広告が表示されます。
エキスパートモードに移行すると、このように設定項目が劇的に増加します。
広告を配信する場合、「新しくキャンペーンを作成」をクリックします。広告キャンペーンができたら広告グループを作成し、配信に必要なオーディエンスやキーワードを設定しましょう。
広告表示オプションは以下を設定することがおすすめです。
- サイトリンク表示オプション
- 構造化スニペット表示オプション
コンバージョンタグは効果測定の際に必要です。最後に支払い情報を確認しましょう。
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Google広告のエキスパートモードが最適なケース
Google広告のエキスパートモードはかならずしも必要なわけではありません。例えば「広告運用の人的リソースが少ない」「そこまでGoogle広告に力を入れていない」という場合、スマートモードのほうが効率的です。
ただ、以下の3つに当てはまる場合はエキスパートモードがおすすめです。
- 戦略をより練った広告運用をしたい場合
- 打ち手の幅を広げたい場合
- 広告運用に割く時間が比較的ある場合
戦略をより練った広告運用をしたい場合
エキスパートモードにすると、広告運用の戦略が幅広くなります。スマートモードでは使えなかったさまざまな機能が利用できるようになるからです。
例えば、エキスパートモードではオーディエンスセグメントやユーザー属性を設定して広告を配信できます。以下のように「子供や配偶者の有無」「教育や住宅所有、就業状況」などを設定できるうえに、ターゲットが興味・関心を抱いている分野の指定が可能です。
スマートモードでは、細かいオーディエンスの設定ができません。より購買意欲の高いユーザーに向けて効率的に広告を届けたい場合、エキスパートモードの設定が必須です。
打ち手の幅を広げたい場合
エキスパートモードを利用すると、広告配信の打ち手が増えます。スマートモードではできなかった広告配信を実現できるからです。
例を挙げると、スマートモードでは以下のような使い方ができません。
- 詳細なキーワード設定
- 配信エリアの指定
- 4つ以上の見出し登録など
このように設定項目が少ないため、広告の改善点を見つけても、できることが限られてしまいます。
「よりCVRが高くなるキーワードで出稿したい」
「見出しを細かく設定して、A/Bテストを繰り返したい」
こう考える場合は早めにエキスパートモードに移行しましょう。
広告運用に割く時間が比較的ある場合
Google広告のエキスパートモードは、広告運用に時間をかけられる、もしくは広告運用できるリソースがある場合におすすめです。特に運用をはじめた1〜2週間は、メンテナンスだけでも数時間程度の工数が必要になります。
スマートモードの場合、細かい設定はできない一方で、手間や時間をかけることなく広告を配信できます。メンテナンスも1週間に15〜30分程度しか必要ありません。このように、エキスパートモードはある程度の時間とリソースが必要になることを理解しておきましょう。
ただ、Google広告運用に力を入れる場合、「時間やリソースがないから」といってスマートモードを続けるのはおすすめできません。スマートモードは設定できる項目が少なく、広告の効果を十分に発揮できるとはいえないでしょう。
運用の体制を整えて、広告配信に力を入れることをおすすめします。
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Google広告のエキスパートモードを活用しよう!
エキスパートモードはGoogle広告を効率的に運用するうえで必要不可欠です。設定や分析、検証、メンテナンスなどは大変ですが、使いこなすことで広告の効果を高められるでしょう。
ただし、一度エキスパートモードにすると戻せません。自社にとって「エキスパートモードが必要か」を十分に検討してから切り替えましょう。
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ポイントまとめ
- Google広告のエキスパートモードとは?
-
Google広告のエキスパートモードとは、Google広告にあるすべての機能とキャンペーンを利用できるモードです。Google広告の効果を最大限に発揮できますが、スマートモードに戻すことはできません。
- Google広告のエキスパートモードとスマートモードの設定方法とは?
-
- Google広告アカウントにログイン
- 右上の設定アイコンをクリック
- 「エキスパートモードに切り替える」を選択
右上にある工具のアイコンに「ツールと設定」と表示されていればエキスパートモードになっています。
2018年GMO NIKKO株式会社に新卒入社。広告営業としてエンタメ、買取、通信教育など業界トップ企業のオンラインマーケティングを支援。運用型広告のみならず、アフィリエイト、SEO、インフルエンサーマーケティング等、幅広い知見を持つ。社内アワード2年連続受賞。2021年、Lifunextにジョイン。WebコンサルタントとしてBtoB企業を中心に広告運用に従事。入社4ヶ月で売上ギネスを更新。2022年上半期には社内初のアワードで初代MVPを受賞。