リスティング広告とSNS広告の違いとは？それぞれのメリットも紹介！

リスティング広告とSNS広告の違い

リスティング広告とSNS広告には、さまざまな点で違いがあります。ここではそれぞれを詳しく解説します。

リスティング広告とは

リスティング広告とは検索連動型広告とも呼ばれ、検索エンジン上に表示される広告のことです。

例えば、Googleの場合、検索画面の一番上に「スポンサー」として表示されるのがリスティング広告です。

Googleの他に、Yahoo! でもリスティング広告（検索広告）を出稿することができます。

SNS広告とは

SNS広告（ソーシャルメディア広告）とは、SNS上で配信される広告のことです。例えば、次のようなSNSで広告を配信できます。

• Facebook
• Instagram
• X（Twitter）
• TikTok
• LinkedInなど

SNS広告は画像や動画などさまざまなコンテンツを活用し、広告を展開できます。

リスティング広告とSNS広告それぞれのメリット

リスティング広告とSNS広告は、どちらもメリットがあります。ここではそれぞれのメリットを紹介します。

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットは、高いコンバージョン率を期待できる点です。リスティング広告はSNS広告よりもコンバージョン率が高い傾向にあります。特定のキーワードで検索したユーザーの画面に表示されるためです。

基本的に検索エンジンのユーザーは、疑問や不安を解決するためにGoogleやYahooを使います。例えば「LP制作　東京」で検索する場合、「東京にあるLP制作会社を見つけたい」という意図が考えられます。

このように、リスティング広告はすでに一定の見込みがあるユーザーに効率よく広告を配信できるマーケティング手法といえるでしょう。

SNS広告のメリット

SNS広告のメリットは、さまざまなタイプの広告を用いてユーザーに自社の商品やサービスなどをアピールできる点です。

例えば、Instagram広告には4つの種類があります。

画像広告	静止画像を使用して商品やサービス、コンテンツを宣伝するための広告形式
動画広告	動画を使用して商品やサービス、コンテンツを宣伝するための広告形式
カルーセル広告	広告枠内に複数の画像や動画を表示でき、商品カタログのように見せられる広告形式
コレクション広告	複数の画像や動画を組み合わせて表示でき、その場で商品の詳細を確認できる広告形式

例えば、カルーセル広告を使うと、一つの商品だけでなくさまざまな商品を広告に表示できるため、ユーザーに多くの情報を与えることができます。

このように、自社のサービスや商品をより強くアピールしたり、いろんな層に広告を届けたりできる点がSNS広告のメリットです。

リスティング広告とSNS広告に向いているシーン

リスティング広告とSNS広告はシーンで使い分けることがおすすめです。ここでは「どのようなシーンで活用できるのか」を詳しく解説します。

リスティング広告に向いているシーン

リスティング広告は「リード（見込み客）を獲得したい」というシーンに向いています。SNS広告と違い、ユーザーの解決したいキーワードの検索結果に表示されるためです。

例えば、「東京にあるマーケティング会社を探したい」と考えている場合、SNSを使って情報収集する方は極めて少数派です。多くの場合、GoogleやYahoo!で検索し、自分の問題を解決してくれるマーケティング会社を見つけます。

ただし、リスティング広告は広告単価がオークション形式で決まります。そのため、場合によっては広告費が高くなる可能性もある点に注意してください。しっかりと予算を確保したうえで「リードを獲得したい」という目的がある場合、SNS広告よりリスティング広告がおすすめです。

SNS広告に向いているシーン

SNS広告は一般消費者に対して「認知を拡大させたい」というシーンで有効です。SNSはユーザーが何気なく見ている投稿画面などに表示されるからです。

Instagramを例に挙げると、フィード画面やストーリーズ、検索画面、リール画面などSNS広告は日常的にアプリを使用している中で定期的に表示されます。そのため、検索したときしか表示されないリスティング広告よりも多くの方に認知してもらえます。

一方、SNS広告はリスティング広告に比べるとコンバージョン率が低くなる傾向にあるため、「リードを増やしたい」というシーンには向いていません。

リスティング広告とSNS広告に向いているターゲット

リスティング広告とSNS広告は、シーンだけでなくターゲットによって使い分けましょう。ここでは両方の「向いているターゲット」を紹介します。

リスティング広告に向いているターゲット

リスティング広告のターゲットはいわゆる「顕在層」です。つまり、すでに一定の確度を見込めるユーザーに対して有効です。

リスティング広告は主に、自社の商品やサービスがすでに完成もしくは確立され、「スケールさせるためにどんどんリードを取り込みたい」という場面で用いることが多いです。

場合によっては、「既存顧客にリピートさせたい」「再発注してもらいたい」という場面でも使用します。

SNS広告に向いているターゲット

SNS広告は、「潜在層」にアプローチする際に適しています。さまざまなユーザーに見てもらうことができるからです。

例えば、「ニーズはあるものの自社の商材を知らない」「ニーズがないうえに自社の商材も知らない」というユーザーがターゲットになります。このようなユーザーに対してフォローしてもらい、時間をかけて顧客にしていく、という方法がSNS広告の基本的な役割といえるでしょう。

まとめ：リスティング広告とSNS広告の違いを理解しよう！

リスティング広告とSNS広告にはさまざまな違いがあります。そもそもリスティング広告はGoogleやYahooを使うもので、SNS広告はFacebookやInstagramを用いるものです。

見込み客を増やしたい場合はリスティング広告、認知を拡大させたい場合はSNS広告を用いましょう。「どちらか一つ」ではなく、両方運用して最適なほうを選択することがおすすめです。

ポイントまとめ

リスティング広告とSNS広告の違いはなんですか？

リスティング広告とは検索連動型広告とも呼ばれ、検索エンジン上に表示される広告のことです。SNS広告（ソーシャルメディア広告）とは、SNS上で配信される広告のことです。

リスティング広告とSNS広告それぞれのメリットを教えてください。

リスティング広告のメリットは、高いコンバージョン率を期待できる点です。SNS広告のメリットは、さまざまなタイプの広告を用いてユーザーに自社の商品やサービスなどをアピールできる点です。