Google広告 オーディエンスターゲティングの概要とは?種類やメリットを徹底解説!
Google広告オーディエンスターゲティングとは?
Google広告オーディエンスターゲティングとは、Google広告における「特定のユーザーに広告を表示するための機能」です。ユーザーの検索履歴や訪問履歴、属性データなどをもとに、広告を配信することができます。
オーディエンスターゲティングを使用することで、自社の見込み顧客になりうるユーザーに広告を表示させられます。また、さまざまな設定方法が用意されているため、自社のニーズに合わせたターゲティングが可能です。
Google広告オーディエンスターゲティングの種類
セグメントの種類 | 概要 | 使用できるキャンペーンタイプ |
アフィニティセグメント | 習慣や興味、関心に基づいてユーザーに広告を届ける | ディスプレイ検索動画通常のショッピングキャンペーン |
カスタム セグメント | キーワードやURL、アプリを指定してユーザーに広告を届ける | ディスプレイ動画 |
詳しいユーザー属性 | 年齢、性別、世帯年収、子どもの有無などを指定してユーザーに広告を届ける | ディスプレイ検索動画通常のショッピングキャンペーン |
ライフイベント | 大学卒業や結婚、引っ越しなど人生の大きな節目を迎えているユーザーに広告を届ける | ディスプレイ動画 |
購買意向 | 最近の購入意向に基づいてユーザーにユーザーに広告を届ける | ディスプレイ検索動画通常のショッピングキャンペーン |
広告主様のデータ | 広告主のビジネスを利用したことがあるユーザーに広告を届ける | ディスプレイ検索動画ホテル通常のショッピングキャンペーン |
Google広告オーディエンスでは、セグメントを一つに絞ることもできれば複数使用することも可能です。例えば、以下のユーザーをターゲットにする場合、セグメントを組み合わせたほうが効果的に広告を配信できます。
- 30代の男性(詳しいユーザー属性)
- 引っ越しを考えている(ライフイベント)
- 不動産会社のサイトを複数社訪れた(広告主様のデータもしくはアフィニティセグメント)
このように組み合わせることを「組み合わせセグメント(組み合わせオーディエンス)」と呼びます。
組み合わせセグメントを使用すればより確度の高いユーザーに広告を配信できる一方、対象者が少なくなる点に注意してください。
Google広告オーディエンスターゲティングの仕組み
Google広告オーディエンスターゲティングの仕組みは、Googleが保有する膨大なユーザーデータを活用して、広告を特定のターゲット層に向けて配信するというものです。
例えば、Googleは以下の情報をリアルタイムで収集しています。
- 検索履歴
- 購入履歴
- 興味・関心
- ユーザーの属性など
Google広告のオーディエンスターゲティングでは、これらに基づいてターゲット層を設定できます。だからこそ、より精度の高いターゲティングが可能となり、効率的かつ効果的な広告配信が実現できるのです。
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Google広告オーディエンスターゲティングを活用するメリット
Google広告オーディエンスターゲティングの活用にはさまざまなメリットがあります。特に大切なのが以下の3つです。
- オーディエンスデータを活用できる
- リマーケティングを活用できる
- 費用対効果を高めることができる
オーディエンスデータを活用できる
オーディエンスデータを利用できる点は広告運用において大きなメリットの一つです。具体的にいうと、Google広告のオーディエンスターゲティングはユーザーの属性や興味、行動履歴などから、適切な広告を表示することができます。
広告はまったく見込みがないユーザーに表示しても、ほとんど成果が挙がりません。例えば既婚者の方に婚活サービスの広告を表示しても、広告費が無駄になってしまうだけです。
Google広告オーディエンスターゲティングを活用すれば、ほぼ確実に「独身で婚活に興味を抱いている人」に広告を届けることができます。商品やサービスのCV(コンバージョン)を高められるだけでなく、ROI(費用対効果)を最大化できるでしょう。
リマーケティングを活用できる
リマーケティングとは「広告を閲覧したことのあるユーザーに対して再度広告を表示すること」です。Google広告のオーディエンスターゲティングを利用することで、このようなユーザーに再びアプローチできます。
ユーザーの多くは、広告を見てすぐに購入するわけではありません。特に現代では「AISASの法則」と呼ばれる行動プロセスがあるように、購入する前に検索したり口コミや評判を確認したりするケースが多いです。
AISASの法則とは?
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)という行動プロセスのこと。 |
Google広告オーディエンスターゲティングを活用すると、このようなユーザーにリマーケティングをおこなうことができます。一度広告をチェックしたユーザーはすでに関心を持っているため、成約につながりやすいといえるでしょう。
費用対効果を高めることができる
オーディエンスターゲティングを活用すると、広告のROI(費用対効果)を高められます。広告を表示する対象のユーザーを限定することができるからです。
興味のないユーザーにまで広告を配信してしまうと、無駄なコストがかかります。しかし、オーディエンスターゲティングを活用すれば特定のユーザーに広告を届けられるため、ROI(費用対効果)を高められるとともにCPA(顧客獲得単価)を抑えることができるでしょう。
Google広告オーディエンスターゲティングを活用する際の注意点
Google広告オーディエンスターゲティングの活用にはさまざまな注意点があります。特に気を付けなければならないのが以下の2つです。
- 訪問者数が1,000人以下では活用しない
- 除外オーディエンスを使用する
訪問者数が1,000人以下では活用しない
訪問者数が1,000人以下の場合、オーディエンスターゲティングの活用はおすすめしません。より訪問者数が少なくなる恐れがあるからです。
どれだけターゲティングしても、一定数以上のユーザーに広告を見てもらえなければ効果は期待できません。オーディエンスターゲティングを活用する前に、より多くの訪問者が訪れるよう広告を改善しましょう。
Google広告の効果を高める方法はこちらの記事で解説しています。
関連記事:
Google広告の効果とは 最大限に効果を発揮するための方法を解説
除外オーディエンスを使用する
除外オーディエンスとは、広告を表示したくないユーザーを設定することです。例えば、女性向けの広告を男性には表示しないよう設定することができます。
除外オーディエンスはターゲットオーディエンスと同様に、Google広告の設定画面から簡単に設定可能です。ただし、使い方を誤ると機会損失につながる恐れがあるため気を付けましょう。
例えば、「都内に住んでいるユーザー」以外をすべて除外してしまうと、都内在住の方にしか認知されなくなってしまいます。自社のブランドやサービスを多くの方に広めたい場合、除外オーディエンスは慎重に設定しましょう。
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Google広告オーディエンスターゲティングを活用しよう!
Google広告オーディエンスターゲティングは、Google広告を活用するうえで非常に重要です。きちんとターゲットを設定しなければ、見込みのあるユーザーに広告を届けられないどころか広告費が無駄になる恐れがあるでしょう。
大切なのは、自社の顧客になりうるユーザーに広告を届けるという点です。どのようなユーザーをターゲットにするべきか、あらかじめ検討を重ねて広告を配信することがおすすめです。
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ポイントまとめ
- Google広告オーディエンスターゲティングとは?
-
Google広告における「特定のユーザーに広告を表示するための機能」です。ユーザーの検索履歴や訪問履歴、属性データなどをもとに、広告を配信することができます。
- Google広告オーディエンスターゲティングを活用する際の注意点とは?
-
訪問者数が1,000人以下では活用しないほうがおすすめです。また、除外オーディエンスを使用する際は慎重に設定しましょう。
2018年レイサス株式会社に入社。 Web広告運用担当としてBtoC・BtoB問わず50件ほどの案件に従事。 Google・Yahoo!のリスティング広告、ディスプレイ広告やFacebook、Twitter、LINEといったSNS広告など幅広い媒体の運用を担当。 2022年、Lifunextにジョイン。現在はWebコンサルタントして旅行・化粧品業界などBtoC企業様を中心に広告運用に従事。