YouTube広告の種類と効果的な使い方【2023年最新】
Youtube広告の種類一覧 – 選び方から課金方式までを解説
一般的に、YouTube広告と聞いて頭に思い浮かぶのは、5~30秒程度の動画広告ではないでしょうか。しかし、実際にYouTubeへ掲載できるのは動画広告だけではありません。
この記事ではYoutube広告の種類を一覧にしてご紹介していきます。
YouTube広告はGoogle広告で管理する配信先の一つ
YouTube広告はそれ自体が独立しているわけではありません。Google広告のキャンペーンタイプ一覧として検索広告やディスプレイ広告の動画キャンペーンによる配信先の一つとして、YouTubeがあります。
そのため、広告の配信設定などはYouTubeで行なうのではなく、Google広告の管理画面から行ないます。
あくまでGoogle広告を配信する先の1つがYouTubeという位置づけなので、YouTube以外でも、動画広告が配信できるGoogleディスプレイネットワーク上のWebサイトやアプリに表示できるのが特徴です。
Youtube広告が選べるキャンペーン目標は6つ
YouTube広告を配信するには、まずGoogle広告のキャンペーン目標を選択する必要があります。
キャンペーン目標は全部で8つありますが、Youtubeに広告を配信できるのはこのうちの6つです。
「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」「商品やブランドの比較検討」「ブランド認知度とリーチ」「販売促進」「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」のどれかから、広告の配信目的を選択しましょう。
キャンペーン目標を設定した後は、広告のフォーマットであるキャンペーン一覧から「動画」タイプを設定すれば、YouTubeへ動画広告を配信することができます。
キャンペーンのサブタイプとは?
キャンペーンタイプで動画を選択した後は、サブタイプを選択する必要があります。
キャンペーンのサブタイプとは、先ほど選んだキャンペーン目標を達成するために必要なアクションのことです。広告フォーマットと紛らわしい名前のものもあり混同してしまいがちなので、注意が必要です。
Youtube広告を運用するメリット
Youtube広告は多くのユーザーへリーチできる他、目的に合わせたターゲティングや、広告配信の種類が用意されています。
効果検証もしやすい仕様なので日々の広告運用業務におけるPDCAの速度を早めることができます。
一定時間視聴されないと課金されないので費用対効果を感じやすい
YouTube広告の課金方式は多岐にわたりますが、最もスタンダードなメニューは一定時間視聴されることで課金される方式を用いています。
また、一日の最低設定金額を1円から設定できるので、同じ動画や映像を用いる動画広告であるTV等のマス広告と比較すると費用を抑えることができます。マス広告には存在しない、細やかなターゲティング設定により、自社の思い描くターゲットユーザーに対して効率的に配信できるため、費用対効果を感じやすい仕様です。
Youtube利用者に届くためリーチできる人数が多い
コロナ期間でお家時間が続くなか、可処分時間の使用方法としてYoutubeを利用する人が増えています。運営元のGoogleからは2020年の日本国内利用者数が6,500万人以上存在することが発表されています。最近はテレビにてYoutubeを視聴する方法も一般家庭に普及していることから、リビングでYoutubeを視聴する人が増えています。また、YouTubeは地上波と同等かそれ以上に見られていることからもテレビ放送に匹敵する役割を持ち合わせているといえるでしょう。
届けたいユーザーに広告配信できる多種多様なターゲティング方法
Youtube広告では「人」と「広告配信の場所」でターゲティングを設定できます。どちらも細やかな設定ができるので、目的に合わせた適切なターゲティングにより、広告効果の改善を望めます。
人にフォーカスしたオーディエンスターゲティング
- ユーザー属性グループ
年齢、性別、子供や配偶者の有無、世帯年収などでターゲティングできます - 詳しいユーザー属性
ユーザー属性グループよりも詳細な項目でターゲティングできます。
ユーザーやその子供の年齢や性別、就業状況など複数存在します。 - アフィニティセグメント
ユーザーの閲覧履歴を元にして興味や関心を123の項目からターゲティングします。 - 購買意欲の高いオーディエンス
商品の購入を検討しているユーザーへ配信できるターゲティングです。
実際にサイトの閲覧履歴をさかのぼり、商品サイトや比較サイトに訪問しているユーザーをターゲティングできます。 - ライフイベント
ユーザーの人生の節目を定義してターゲティングします。結婚や転職マイホームの購入、出産、引っ越しなど多く存在します。結婚式場の広告は結婚のターゲティングに配信したいなど、直接的な訴求ができるほか、マイホームの購入をした人を除外することで、海外旅行等の高額商材の購入者をセグメントするなど、逆説的な使い方もできます。 - カスタムセグメント
Googleの検索エンジンと紐付いて連動するターゲティングです。キーワードとそれに関連したキーワードで検索したユーザーに配信します。リスティング広告と同様にユーザーの検索意図を把握することが成功の鍵となります。 - リマーケティング
Youtube上の動画広告に対して過去にクリックや視聴などの何かしらのアクションをした人に対して再度動画広告を配信するターゲティングです。CVRの高いユーザーセグメントに対して再度配信を促すことで、広告全体の投資対効果を高めることができます。 - 地域のマーケティング
特定の地位に居住する人に対して広告配信したい方に適切なターゲティングです。都道府県だけでなく、隣接している施設名やより詳細な住所を指定することもできるため、地域限定のイベントやセールを売り込みたい際に有効な施策です。
動画広告を表示させる場所にフォーカスしたコンテンツターゲティング
- プレースメント
あのチャンネルを閲覧しているユーザーに動画広告を配信したい!を叶えるターゲティングです。
Youtubeチャンネル、特定の動画を視聴している、あのアプリを使っているユーザーをセグメントできます。 - トピック
動画広告の表示は突然で、閲覧する予定だった動画の前だったり、閲覧後のホッとした瞬間だったりします。
広告配信する動画の種類を大まかに絞り込み、動画広告の配信ができるターゲティングです。
ショッピングやスポーツ、ビジネスやニュースのように絞り込むことができます。 - キーワード
広告主が設定することで、そのキーワードに関連するユーザーを広く認識し、広告を配信することができます。 - デバイス
パソコン、スマートフォン、タブレットだけでなく、テレビ画面で絞ることができます。
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【目的別】YouTubeの動画広告5種
YouTube広告でマーケティングの購買行動に合わせた広告のキャンペーンの種類を解説します。
【認知向上】多くの人にサービス・ブランドを知ってもらうのにオススメな動画広告
短い動画広告ですが、ユーザーが選んだ動画の再生中に自動的に配信され、確実に見てもらえます。
インストリーム広告(スキップ可、スキップ不可)
TrueViewインストリーム広告は、ユーザーが動画を再生する前後・最中に表示される広告です。サービスや商品の認知度を高めたい場合に効果的です。
スキップ可能なインストリーム広告と、スキップ不可インストリーム広告が選べますが、課金方式が異なる点に注意です。
バンパー広告
YouTube広告のバンパー広告は最大6秒の短い動画広告で、ユーザーが動画コンテンツを視聴する前に表示されます。スキップできないため、ブランドの認知向上におすすめです。
課金形式はCPM(表示課金)で、1,000回の表示ごとに課金されます。課金額は広告ジャンルによって異なりますが、1回の課金につき400円〜600円が相場です。
VRC(動画リーチキャンペーン)
上記で紹介したインストリーム広告(スキップ可、スキップ不可)とバンパー広告を組み合わせられるのがVRC(動画リーチキャンペーン)です。
一番の特徴は行動してくれそうなユーザーに効率よく広告配信できる(CVベースのスマート自動入札)ことです。
【購買促進】見込み顧客のリスト獲得や商品購入を促すなら
広告を見た後のアクションを行いやすい方法です。同じ形式の広告ですが、掲載される範囲が異なります。
インフィード動画広告(旧 TrueViewディスカバリー広告)
インフィード動画広告は、YouTubeの検索結果や関連動画の表示欄に表示される広告です。興味を持ったユーザーしかクリックしないため、比較的コンバージョン率や費用対効果が高いという特徴があります。
ただし、視聴者が広告をクリックしない限り、自社の商品やサービスを知ってもらえません。目的やターゲット層に応じて、訴求力のあるサムネイルを作成することが大切です。
VAC(動画アクションキャンペーン)
上記で紹介したインストリーム広告(スキップ可、スキップ不可)とインフィード動画広告(旧 TrueViewディスカバリー広告)を組み合わせられるのがVAC(動画アクションキャンペーン)です。
アウトストリーム広告の掲載面である「Google動画パートナー」面にも掲載されます。
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まとめ|YouTubeの広告の種類を理解しよう!
YouTubeの広告にはさまざまな種類があります。広告運用を成功させるためには、「自社にはどの広告が合っているか」を検討することが大切です。
ただ、YouTube広告は「配信して終わり」ではありません。配信したあとに効果を測定し、PDCAを計測することが大切です。今回紹介した方法で広告を配信し、収集したデータからさらに効果的な運用方法を見出しましょう。
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ポイントまとめ
YouTubeの広告の種類とは?
バンパー広告、インフィード動画広告、アウトストリーム広告、ディスプレイ広告、オーバーレイ広告などがあります。
アプリ広告Youtube広告を運用するメリットとは?
動画で自社アプリを紹介できるため、コンバージョンに繋がりやすいというメリットがあります。YouTubeはモバイルユーザーが多いことから、アプリのダウンロードと親和性が高いのも大きなメリットです。
2020年にメガバンクに入行。 法人営業として主に中小企業の融資業務や経営支援に携わる。 新規開業医院への開業支援案件も担当し、幅広い業務に従事。 2021年、Lifunextにジョイン。現在はWebコンサルタントとしてB2B、女性向けB2C商材のWebマーケティング支援を行っている。