【広告担当者必見!】YouTube広告の効果とは?費用対効果を最大化する方法を解説

総務省が公表する「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、YouTubeの利用率は全年代で90.2%です。最も利用率が高いのは20代の98.2%で、50代でも87.8%と高い利用率でした。

利用者の多さから、YouTube内で表示される広告も注目されています。

本記事では、YouTube広告の効果と出稿の流れ、注意点を解説します。

目次

YouTube広告とは

YouTube広告とは、動画共有プラットフォームであるYouTubeやGoogle関連サービスで配信される動画広告です。Google広告の配信先としてYouTubeを選択することで、広告を配信できます。

まずは、YouTube広告の種類や課金方式を解説します。

YouTube広告の種類

YouTube広告には、現在6種類のフォーマットが用意されています。

フォーマットごとに特徴があり、効果的な活用方法も異なります。

スキップ可能なインストリーム広告スキップ不可のインストリーム広告インフィード広告バンパー
広告
マストヘッド広告YouTube
ショートの広告
動画尺の上限上限なし15秒上限なし6秒パソコンは
30秒
60秒未満
推奨
配信先YouTube動画などYouTube動画などYouTubeホームフィールド、YouTube検索YouTube
動画など
YouTubeホームフィールドYouTube
ショート
リマーケティングの可否不可不可不可
特徴YouTube動画視聴中に表示される広告で、視聴者は広告をスキップできる広告をスキップできないため、視聴者に広告を最後まで見てもらえる検索結果に表示して、動画をアピールできる短いメッセージでリーチしたいときに使用する音声なしで自動再生され、幅広い層のユーザーにリーチしたいときに使用するモバイル向けフォーマットで、幅広い層にリーチできる

参照:YouTube|動画広告フォーマットの概要

YouTube広告の課金方式

YouTube広告はフォーマットによって、課金方式が異なります。課金方式と該当のフォーマットは以下のとおりです。

課金方式の種類支払い発生のタイミング費用相場該当する広告フォーマット
クリック単価
(CPC)制
広告がクリック
されたとき
1クリック
10〜20円
・インフィード広告
インプレッション
単価(CPM)制
広告が1,000回
表示されるごと
500円前後/
1,000回表示
・スキップ不可のインストリーム広告
・バンパー広告
・マストヘッド広告
・YouTubeショートの広告
広告視聴単価
(CPV)制
広告動画が
視聴されたとき
1回の視聴につき
3〜20円
・スキップ可能なインストリーム広告
・インフィード広告

広告視聴単価制の課金方式では、広告が視聴された長さによって料金発生の有無が決まります。

また、広告のフォーマットによって複数の課金方式が設定されている点にも注意しましょう。

YouTube広告に期待できる効果

YouTube広告は複数種類のフォーマットが用意されており、ターゲットに合わせたアプローチが可能です。

では、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。

認知拡大効果

YouTube広告には商品やサービス、ブランドの認知度を拡大させる効果が期待できます。

総務省の「令和5年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、インターネットの平均利用時間は平日・休日ともにテレビのリアルタイム視聴時間を上回っています。

また、同調査ではYouTubeの利用率が90.2%と高いことが特徴です。YouTube広告はブランドの商品・サービスの認知を拡大する効果が期待できるメディアであることがわかります。

潜在層へのリーチによる新規顧客の獲得(CV獲得)

YouTube広告は潜在顧客へリーチし、新規顧客を獲得につなげる効果も期待できるでしょう。

動画の視聴中あるいは動画検索画面に表示されるYouTube広告は、より多くのユーザーに広告を表示するため、リーチ数が多いことが特徴です。

リーチ数が多いため幅広い潜在層にアプローチでき、新規顧客の獲得に効果を発揮します。

YouTube広告のメリット

YouTube広告のメリットは、主に以下の3つです。

  • 費用対効果が高い
  • セグメントを絞ってターゲティングできる
  • 一定の時間は必ず視聴される

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

費用対効果が高い

YouTube広告のメリットは、費用対効果が高いことです。前述のとおり、YouTube広告には3つの課金方式があり、視聴者が広告に興味を持ってクリックしたり視聴したりした際に課金されます。

つまり、広告に興味を持たなかった視聴者がスキップすれば、課金はされない仕組みです。

ターゲットではない視聴者に対する広告費をかけず、ニーズのある層に広告費をかけられるため、費用対効果が高いとされています。

セグメントを絞ってターゲティングできる

YouTube広告では、セグメントを絞ってターゲティングできることもメリットの一つです。

性別や年齢、子供の有無、世帯収入などのセグメント機能を用いて、ターゲティングすることでより広告効果を高められます。

一定の時間は必ず視聴される(スキップが表示されるまでの間)

広告は一定の時間は必ず視聴されることも、YouTube広告のメリットです。

YouTube広告は視聴者が広告をスキップできる仕組みではありますが、スキップ表示されるまでの一定時間は必ず視聴されます。

スキップ表示されるまでの時間で視聴者の興味を惹き、ブランドや商品・サービスを知ってもらえるような広告を作れば、低コストで効果を得られます。

YouTube広告が効果的な業界・業種

YouTube広告には、認知度の拡大や新規顧客の獲得といった効果が期待できます。

しかし、映像広告という属性上、業界や業種によって期待できる効果の大小が異なります。

ここでは、YouTube広告が効果的な業界と業種、活用方法をみていきましょう。

アプリ業界

YouTube広告は、アプリ業界でも活用されています。

YouTubeを視聴しているのはスマートフォンやパソコンのユーザーが多いため、テレビコマーシャルや新聞広告といった媒体よりターゲットにリーチしやすいことが特徴です。

アプリのダウンロード用QRコードを表示することで、その場で新規顧客を得ることも可能です。

美容・コスメ・ファッション業界

美容・コスメ・ファッション業界の広告は視覚情報が重要となるため、静止画やテキストによる広告より映像広告のほうが効果的です。

映像広告で視覚を刺激することで購買意欲を向上させ、ブランドにとって好ましい行動を取るよう促せます。

特に、インフルエンサーによる商品・サービスレビュー広告は、視聴者の目を惹けるため、よく活用される手法です。

旅行・観光業界

旅行・観光業界のYouTube広告も美容やコスメ、ファッション業界と同様に、静止画やテキストより映像による効果を期待できます。

現地の美しい映像や旅を楽しむ観光客など、興味関心を惹いて消費者行動につなげる際に効果的です。

YouTube広告出稿の流れ

ここからは、YouTube広告出稿の流れを具体的に紹介します。

① 広告配信をするGoogleアカウントを作成する

YouTube広告はGoogle広告サービスの一種で、出稿するにはGoogleのサービスを利用するためのアカウントが必要です。

Googleアカウントは無料で作成できますが、事業所向けの有料アカウントGoogleWorkspaceも選択できます。

Googleアカウントは一人で複数のアカウントを作ることも可能で、登録にはメールアドレスや電話番号などの入力が求められます。

② 広告動画を作成し、アップロードする

作成したGoogleアカウントでYouTubeにログインし、作成した広告動画をアップロードします。

YouTubeで動画をアップロードする際は、チャンネルの作成が必要です。

チャンネル作成にはチャンネル名とハンドル、プロフィール写真を入力します。

ここで入力した情報は、YouTubeスタジオ内の「カスタマイズ」→「プロフィール」で変更可能です。

③ 広告キャンペーンを作成し、入札戦略を決定する

広告動画をアップロードしたら、次にGoogle広告アカウントにログインして広告キャンペーンを作成します。

広告キャンペーンは、「新しいキャンペーンを作成」からキャンペーン目標とキャンペーンタイプを選択しましょう。

④ 広告の配信ターゲットを設定する

Google広告では、広告を表示するターゲットの年齢や性別といったユーザー属性のほか、ターゲットの興味・関心などを設定できます。

配信ターゲットを設定することで、広告を届けたい層に絞って配信できるようになります。

⑤ 広告の詳細を設定する

配信ターゲットを設定したら、予算や表示する日程を入力します。

Google広告では、1日あるいはキャンペーンの全期間における広告費のおおよその上限額を指定できます。

YouTube広告は、再生された分が広告費として課金される仕組みです。

そのため、想定以上に広告が再生されてしまうと、予算を大幅に超える可能性があります。

あらかじめ予算を設定しておくことで、予算を大幅に超えるリスクを減らせます。

⑥ 審査を通過すれば配信開始

キャンペーンを作成したら、Googleによる審査が行われます。

広告の審査は、通常1営業日以内に完了し、ステータスが更新されます。

ただし、広告の内容によって審査に時間を要するケースもあるため、2営業日程度を目安に審査結果を待ちましょう。

審査を通過すると、作成した広告動画が配信されるようになります。

効果的なYouTube広告のポイント

YouTube広告は視覚から視聴者に訴え、新規顧客の獲得が期待できる広告です。

しかし、どれだけの効果が表れるかはYouTube広告の内容にも左右されます。

ここでは、より効果的なYouTube広告を打ち出すポイントを解説します。

最初の5秒(スキップされる前)でインパクトを与える

YouTube広告は、最初の5秒でインパクトを与えることがポイントです。

YouTube動画の特徴として、最初の5秒間の表示後に視聴者がスキップできる点があります。

つまり、最初の5秒は視聴者に視聴してもらえるチャンスがあるため、スキップされる前にインパクトを残す広告を作ることが重要です。

途中でスキップされない工夫をする

YouTube広告を作成する際は、途中でスキップされない工夫をしましょう。

視聴者は興味のない広告をスキップできるため、ターゲット層ではない視聴者への広告費を削減できます。

しかし一方で、視聴の妨げになる広告は謙遜されがちです。

一方的に、ブランドや商品・サービスをアピールするのではなく、「広告を最後まで見たい」と視聴者を惹きつける工夫が必要です。

ターゲティングを最適化する

ターゲティングを最適化することで、YouTube広告の効果を実感しやすくなります。

ターゲットではない視聴者がいくら広告を視聴しても、コンバージョンには至らず効果を実感しにくいでしょう。

Google広告では細やかなターゲティングが可能となっているため、狙った層に確実に広告が届くよう設定することが重要です。

YouTube広告の注意点

YouTube広告を打ち出す前に、押さえておきたい注意点は主に以下の2つです。

  • 動画を制作する必要がある
  • 場合によっては逆効果になる可能性がある

それぞれの注意点を詳しく説明します。

動画を制作する必要がある

YouTube広告は表示回数や視聴時間によって課金される仕組みのため、必要以上にコストをかけず打ち出せる広告です。

しかし、動画の内容を検討したり、制作会社を選定したりと動画を制作するためには時間がかかります。

また、より高品質な動画を制作するには費用も高額になることがあります。

予算に合わせて、費用対効果を実感できるような動画を制作してもらえる制作会社の選定が重要です。

 場合によっては逆効果になる可能性がある

YouTube広告の質が低かったり、ターゲット選定がズレていたりすると逆効果になる可能性があります。

また、内容によっては視聴者が不快感を覚え、ブランドイメージに傷がつくかもしれません。

コストをかけてマイナスイメージを植え付けてしまうことを避けるためにも、動画広告に詳しいコンサルティングを活用しましょう。

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まとめ:YouTube広告の効果を最大化してビジネスの拡大を!

YouTube広告は、ブランドや商品・サービスの認知拡大や新規顧客の獲得といった効果が期待できる広告です。

ターゲティングにより情報を届けたい層に広告を表示できるだけでなく、表示回数や視聴時間による課金方式は費用対効果も高いとされています。

視覚によるアプローチが得意な広告のため、特にアプリ業界や美容・コスメ・ファッション業界、旅行・環境業界での活用がおすすめです。

ただし、YouTube広告の特性を理解しないまま広告を打つと、逆効果になりかねません。

効果を最大限に活かすためには、YouTube広告に詳しいコンサルティングを利用しましょう。

YouTube広告で認知度拡大や新規顧客獲得を目指すなら、Lifunexにご相談ください。

経験豊富なコンサルタントがYouTube広告の効果的な活用をサポートします。

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