X(旧:Twitter)広告とは?課金方式や活用方法をご紹介!
SNSで広告を展開するにあたっては、X(旧:Twitter)広告を検討する人もいるのではないでしょうか。X(旧:Twitter)の国内のアクティブユーザー数は約6,745万人以上となっており、各SNSの中でも多くの人に支持され、利用されています。X(旧:Twitter)を普段から利用しているユーザーであれば、きっと何度か目にしているはずです。
X(旧:Twitter)広告は、誰でも出稿できる非常に活用しやすい広告の1つです。しかし、どのような広告なのかについては、よく知らないという人も多いことでしょう。
そこで当記事では、X(旧:Twitter)広告の種類やメリット、発生費用について解説しています。「X(旧:Twitter)広告を運用したい」「他のSNS広告と比較をしたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
X(旧:Twitter)広告とは
X(旧:Twitter)広告とは、X(旧:Twitter)のタイムラインや検索結果に表示される広告のことです。
X(旧:Twitter)広告には、大きく分けて「プロモアカウント」「プロモツイート」「プロモトレンド」の3種類があり、それぞれユーザーに表示される場所が異なります。
X(旧:Twitter)の日本国内の月間アクティブユーザー数は、約6,745万人(※)以上ともいわれるほど多くの人に利用されています。そのため、多くのユーザー層に広告を届けられることが強みです。
ここでは、それぞれ3種類のX(旧:Twitter)広告について解説します。
※参照:【2024年2月最新】SNSの利用者数とユーザー属性や特徴まとめ|Growth Seed
プロモアカウント
プロモアカウントは、アカウント自体をプロモーションアカウントに設定することで、X(旧:Twitter)のユーザーに広告として表示させられます。
広告の対象となる人は、商品やサービスに興味がありそうな人で、尚且つアカウントをフォローしていないユーザーです。
主に、タイムラインや検索結果、アカウント下部などさまざまな場所に表示でき、フォロワー獲得を目的としています。
特徴としては、プロフィールページに似た写真付きの広告クリエイティブ(制作物)になってる所です。すべての投稿に「プロモーション」というタグが付くようになっています。
プロモツイート
プロモツイートは、主にタイムライン上に表示されるX(旧:Twitter)広告です。投稿のエンゲージメントやCV数、認知度を高めるなど、さまざまな目的で活用されています。
特徴的なポイントは、プロモツイートでの投稿ではリプライ・RT・いいねなどができ、通常の投稿とほとんど変わらない所です。
ユーザーに対して、プロモツイートが表示されるのは1日1回です。タイムラインの他にも、検索結果やプロモトレンド、プロフィール下部にも表示させることができます。
こちらもすべての投稿に「プロモーション」というタグが付くようになっています。
プロモトレンド
プロモトレンドは、24時間のみ表示される1日1社の買い取り型のX(旧:Twitter)広告です。タイムラインや検索タブにある「おすすめ」の2番目や「トレンド」の1番目、プロフィールページなどに表示することができます。
プロモツイートに比べると、より多くのユーザーに見られることから、商品やサービスの認知後を高められることが特徴です。
プロモトレンドは、ユーザーの企業のキャンペーンやイベントなどの宣伝に活用されています。
それぞれの広告の表示箇所は、下記のようになっています。
X(旧:Twitter)広告の特徴とメリット
X(旧:Twitter)広告は、他のSNSに比べて「二次拡散」が起こりやすいことが特徴です。拡散したいツイートを共有することのできる「リツイート」や「引用リツイート」機能で、他のアカウントのタイムライン上にツイートを流すことができます。
また、リツイートをしなくとも、自分がいいねをしたツイートがフォロワーのタイムライン上に表示される仕組みになっていることも、二次拡散を高める要因の1つとなっています。
さらにX(旧:Twitter)広告が話題となった場合は、トレンドやおすすめに表示されることでより多くのユーザーに広告を届けることが可能です。
例えばフォロワーが500人いるアカウントが拡散した場合、500人のアカウントのタイムラインに表示されることとなります。そして、その中でいいねをした人のフォロワーにも広告が表示されるため、結果的に非常に多くの人達に自社の広告を見てもらうことができるのがX(旧:Twitter)広告の大きなメリットとなのです。
費用の発生する瞬間
X(旧:Twitter)広告は出稿するだけなら基本無料ですが、それぞれの目的別に決められているポイントで広告費が発生します。
まずはキャンペーンの目的について決定する必要があります。広告を配信するアカウントの目的は8つの中から選択・変更することができます。
以下では、キャンペーンの目的8つに分けて広告費の発生条件について解説します。
- ツイートのエンゲージメント
初回接触のユーザーがリツイートやいいねをするなど、初回接触時に費用が発生します。拡散されたツイートには費用がかかりません。
- プロモビデオ数
指定したプロモツイートに添付している動画・GIF画像の再生回数によって費用が発生。課金方式は以下の3つから選ぶことができます。
課金方式 | 条件 |
動画再生あたり | 動画の50%以上が画面に表示されて2秒以上視聴、もしくはユーザーが動画をクリックして全画面表示やミュート解除などの操作をした場合にカウント |
3秒/100%表示再生あたり | 動画全体が画面に表示された状態で3秒視聴、もしくはユーザーが動画をクリックして拡大表示やミュート解除などの操作をした場合にカウント |
6秒の動画再生あたり | 動画の50%以上が画面に表示されて6秒以上視聴、もしくはユーザーが動画をクリックして拡大表示やミュート解除などの操作をした場合にカウント |
- ブランド認知度の向上
ユーザーに指定のツイートが表示されたインプレッション数で費用が発生します。
プロモアカウント:指定の広告がユーザーに表示されたとき
プロモツイート:指定のツイートがタイムラインもしくは検索結果で表示されたとき
・ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン
ユーザーが指定のリンクをクリックした時点で費用が発生します。コンバージョン数と間違いやすいため注意しましょう。
- インストリーム動画再生数
インストリーム動画の再生数によって費用が発生します。課金方式は以下の条件です。
課金方式 | 条件 |
インストリーム動画広告再生数 | インストリーム動画の50%以上が画面に表示されて2秒以上視聴、もしくはユーザーが動画をクリックして拡大表示やミュート解除などの操作をした場合にカウント |
3秒/100%のインストリーム広告再生数 | インストリーム動画全体が画面に表示されて3秒視聴、もしくはユーザーが動画をクリックし拡大表示やミュート解除などの操作をした場合にカウント |
6秒のインストリーム動画再生あたり | 動画の50%以上が画面に表示されて6秒以上視聴、もしくはユーザーが動画をクリックして拡大表示やミュート解除などの操作をした場合にカウント |
- フォロワー数
獲得したフォロワー数によって価格が決定し、フォロワー数に応じて費用が発生します。それ以外のエンゲージメントには費用がかかりません。
- アプリインストール数、アプリの起動数
インストール数、起動数は目的はそれぞれ別ですが、かかる費用はほとんど変わりません。
アプリのクリックもしくはアプリのインストール数によって費用が発生します。
使用できるクリエイティブ
X(旧:Twitter)広告では、3つのクリエイティブから選ぶことができます。すべての投稿に「プロモーション」というタグがつきますが、一般的なツイートと異なる部分はほとんどありません。そのために、非常に自然でクリエイティブな広告媒体になっているのが特徴です。
テキスト
通常のツイートと同様、140文字以内のテキスト投稿による広告です。ただし、12文字分はリンクとしての扱いとなっており、実際に使える文字数は128文字なので注意が必要です。
日本語は少ない文字数でも文章を伝えやすい言語であるため、漢字やカタカナも上手く織り交ぜながらのコピーライティングをすれば、このテキストのみでも十分魅力を伝えることができるでしょう。
画像や動画つきツイート
全角140文字のテキストや画像、もしくは動画を添付してツイートする広告です。
画像や動画つきツイートは、テキストのみのツイートに比べてユーザーの目に止まりやすく、より具体的な商品のプロモーションが可能になります。そのためにユーザーの多くのアクションを期待できます。
X(旧:Twitter)カード
X(旧:Twitter)カードは、画像や動画、アプリストアへのリンクが付いたX(旧:Twitter)広告です。X(旧:Twitter)カードには、テキストの全角140文字に加えて以下の5種類が存在します。
・イメージウェブサイトカード
・イメージアプリカード
・ビデオアプリカード
・ビデオウェブサイトカード
・ダイレクトメッセージカード※1
X(旧:Twitter)カードで投稿することで、タイムライン上で目を引くほか、ウェブサイトなどのリンクに誘導しやすくなることがメリットといえます。
※1 ダイレクトメッセージカードのみ、全角12文字分が画像として使用されるために、全角128文字の規定となっています。
X(旧:Twitter)広告の活用方法
X(旧:Twitter)広告を利用すべきかどうかを見極めるには、商品やサービスのターゲットとするユーザー層や相性を判断する必要があります。
まずは自社のターゲットが、X(旧:Twitter)の利用者層に多い「10代~30代」であるかどうかを確認してください。
また、X(旧:Twitter)上で「二次拡散」を起こすためには、商品・サービスのトレンドや話題性を押さえたプロモーションをするための戦略が必要となります。
それに加えて、ユーザーの目を引くキャッチーなテキストを作成することが大切なポイントです。X(旧:Twitter)広告は、InstagramやFacebookなどの他のSNS広告に比べて、テキストや言葉のインパクト・面白さで二次拡散がされやすい傾向にあり、写真や映像などのクリエイティブの質が重要視されていないためです。
広告に使用する文章やハッシュタグなどに、面白さや目新しさといったインパクトのある表現を取り入れることが、X(旧:Twitter)広告で話題性を高めるためのポイントといえるでしょう。
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まとめ
今回は、X(旧:Twitter)広告のメリットや活用方法、費用が発生するタイミングについて解説しました。X(旧:Twitter)広告は二次拡散力が高く、より多くの人に商品やサービスを見てもらうチャンスを作ることができます。
自社商品やサービスがX(旧:Twitter)のユーザー層にマッチしているか、またX(旧:Twitter)広告に適しているかを見極め、インパクトのあるテキストでの訴求を心がけましょう。
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