【わかりやすい】インフィード広告とは?料金体系やメリットなど網羅的に解説

インフィード広告は、SNSやニュースサイトのフィード内で自然に表示される広告形式です。広告感が少ないため、ユーザーにストレスを与えず、ブランド認知や商品のプロモーションに効果的です。
本記事では、インフィード広告の特徴やメリット、活用のポイントをわかりやすく解説します。
インフィード広告とは
インフィード広告は、SNSやニュースサイトなどのフィード(タイムライン)に、通常の投稿や記事と同様の形で表示される広告形式です。
インフィード広告の主な特徴は、広告感が強くなく、ユーザーの注意を引きやすい点です。また、画像や動画、テキストを組み合わせることができ、視覚的に魅力的な広告を作成できます。
インフィード広告の掲載箇所
インフィード広告は、主に以下のような場所に掲載されます。
- SNSのタイムライン
- ニュースサイトやアプリのフィード
- 動画プラットフォームのフィード
まず、SNSのタイムラインでは、ユーザーが日常的に閲覧するフィード内に広告が組み込まれます。
スマートニュースやグノシーなどのニュースアプリにも、インフィード広告を配信することが可能です。
また、YouTubeのホーム画面や検索結果ページなど、動画プラットフォームのフィード内にもインフィード広告が表示されます。
インフィード広告の配信ができる媒体
インフィード広告を配信できる主な媒体は以下の通りです。
- X(旧:Twitter)
- LINE
- YouTube
- SmartNews
- Gunosy
- Yahoo! JAPAN
上記の媒体では、ユーザーの興味・関心や行動履歴に基づいたターゲティングが可能です。
ただし、各媒体の広告フォーマットや掲載規定が異なるため、ガイドラインを確認し、適切なクリエイティブを制作することが重要です。

インフィード広告のメリット
インフィード広告にはさまざまなメリットがあります。ここでは3つのメリットを紹介します。
広告感が少なく、視認性が高い
インフィード広告の大きな特徴は、ユーザーに広告と感じさせにくい点です。広告がコンテンツと一体化して表示されるためです。
例えば、SNSのタイムラインにほかの投稿と同じ形式で広告が表示されるため、ユーザーはあまり違和感を抱きません。ニュースアプリでも記事の合間に組み込まれる形で表示されるため、ユーザーが広告を意識せずに目を向けやすくなっています。
「広告だから見たくない」といった抵抗感を和らげることができ、結果として視認性が向上します。
クリック率が高い
インフィード広告は、従来のバナー広告やポップアップ広告と比較してクリック率が高い傾向にあります。広告がコンテンツに自然に溶け込んでいるため、ユーザーが抵抗なくクリックしやすいからです。
また、ターゲットユーザーの興味や関心に基づいてパーソナライズされた広告が表示されることも、クリック率が高くなる要因の一つです。
広いユーザーにアプローチできる
特定のターゲット層だけでなく、潜在的な顧客にも情報を届けられる点がインフィード広告の大きな魅力です。インフィード広告はSNSやニュースメディアといった幅広いプラットフォームで配信されるためです。
例えば、FacebookやInstagram、X(旧:Twitter)などでは、ユーザーの年齢や興味関心に合わせたターゲティング広告が可能です。さらに、Yahoo!ニュースやSmartNewsといったニュースアプリでも、読者の趣味や行動履歴に応じた広告表示が行われています。
インフィード広告と相性が良い商材の特徴とは
インフィード広告は、ユーザーがコンテンツを閲覧する際に自然に溶け込み、広告としての違和感を最小限に抑えた形式で提供されます。この特徴から、特定の商材やサービスと非常に相性が良いと言われています。本記事では、インフィード広告と相性の良い商材の特徴について詳しく説明します。
購入検討期間が長い商材
購入までに時間がかかる商材、例えば住宅、自動車、保険、教育関連のサービスなどは、インフィード広告と非常に相性が良いです。購入前に情報収集を重ねる必要があり、ユーザーが検討を進める過程で何度も広告に触れる機会があるからです。
インフィード広告は、ユーザーが興味を持ちそうなタイミングで適切な情報を届けるのに適しています。たとえば、検討の初期段階では「初心者向けの基礎知識」や「購入前に知っておきたいポイント」といった内容で関心を引き付け、中期段階では「他社との比較」「ユーザーの声」など具体的な情報を提供することで、ユーザーの理解を深められます。

比較的高額な商材
高級時計やブランドバッグ、高性能家電などといった価格が高めの商品やサービスも、インフィード広告と相性が良い商材です。高額な商材は慎重に購入を検討する人が多く、ブランドの価値や製品のクオリティをしっかりと伝えることが重要です。
インフィード広告では、商品やサービスの魅力をストーリー仕立てで伝えたり、商品の高級感やディテールを際立たせたりすることができます。そのため、商品の価値をユーザーに直感的に理解してもらうことが可能です。
内容が複雑な商材
ITや医療機器、金融商品など複雑な商材も、インフィード広告の力を発揮できる分野です。内容が複雑な商材はわかりやすい情報を発信することが、ユーザーから信頼を得るための鍵です。
インフィード広告は記事や動画形式で情報を伝えられるため、専門的な内容を噛み砕いて説明しやすいという特長があります。例えば、「初心者向けガイド」や「利用者の成功事例を解説する動画」を広告として展開すれば、ユーザーの理解を深めると同時に興味を引き付けることができます。
インフィード広告の基本的な料金体系
インフィード広告の料金体系には、クリック課金、インプレッション課金、エンゲージメント課金などの種類があります。ここでは3つの料金体系について詳しく解説します。
クリック課金
クリック課金は、ユーザーが広告をクリックした際に費用が発生する料金体系です。広告が表示されただけでは費用は発生せず、ユーザーがクリックしたときにのみ課金されます。費用対効果を測定しやすく、予算管理がしやすいというメリットがあります。
クリック課金型の広告は、ユーザーの興味・関心を引くことが重要です。そのため、魅力的なクリエイティブや適切なターゲティングが求められます。
クリック単価(CPC)は広告の競争状況やターゲット設定によって変動します。一般的に、競争が激しい業界や高いコンバージョン価値を持つ商品・サービスの場合、クリック単価が高くなる傾向があります。
インプレッション課金
インプレッション課金は、広告が表示されるだけで費用が発生する料金体系です。通常は広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。ブランドの認知度向上や幅広いユーザーへのリーチを目的とする場合に適しています。
インプレッション課金型の広告では、広告が表示されるだけで費用が発生するため、広告の視認性が重要です。デザインやメッセージを工夫し、広告効果を最大化しましょう。
ターゲティング設定や配信面の選定も、無駄な表示を避け、効果的なリーチを実現するために重要な要素です。
エンゲージメント課金
エンゲージメント課金は、ユーザーが広告に対して特定のアクション(例:クリック、シェア、フォローなど)を行った際に費用が発生する料金体系です。すでに認知度が十分にある商材において、ユーザーに対して購買行動などを促したいときに役立ちます。
エンゲージメント課金型の広告では、ユーザーが広告に対してどのような反応を示すかが重要です。そのため、ユーザーの興味・関心に合わせたコンテンツ作りや行動を促すコールトゥアクション(CTA)の設定が求められます。
エンゲージメントの種類によって課金額が異なる場合もあるため、目的に応じた最適な指標を選び、戦略を立てる必要があります。

インフィード広告で成果を出すためのポイント
インフィード広告を効果的に活用するためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。ここではインフィード広告で成果を上げるための3つのポイントを詳しく解説します。
フィードになじむクリエイティブにする
インフィード広告では、掲載されるメディアやプラットフォームに合ったクリエイティブが大切です。広告色が強すぎると、ユーザーに違和感を与え、クリック率やエンゲージメント率が低下しかねません。
また、ユーザーが見ているコンテンツと関連性の高い情報を提供することで、効果はさらに高まります。例えば、ファッション関連の記事を読んでいるユーザーには、季節に合ったトレンドアイテムを紹介する広告が効果的です。
ユーザーニーズを満たした遷移先LPにする
LPはユーザーの期待に応える内容でなければなりません。広告の内容とLPの情報が一致していないと、ユーザーがすぐページを離脱してしまいます。広告で示した内容をLPで掘り下げましょう。
例えば、「期間限定セール」をアピールした広告であれば、遷移先ではセールの詳細を分かりやすく提示します。また、ユーザーが必要な情報を迷わず見つけられるように、ページの構成にも工夫が必要です。
成果分析し、PDCAを回す
インフィード広告の効果を向上させるためには、成果を分析し、改善を繰り返すことが重要です。まず、広告の目的やターゲットを明確にし、具体的な目標を設定します。目標に基づき、クリック率やコンバージョン率、ページ滞在時間などのデータを収集して成果を評価します。
結果を踏まえて、クリエイティブの見直しやターゲティングの調整、遷移先LPの改善を行いましょう。例えば、クリック率が思うように伸びない場合は、広告のデザインなどを変更する必要があります。また、コンバージョン率が低い場合は、LPの内容や使いやすさに改善の余地があるかもしれません。

インフィード広告の注意点
インフィード広告を配信する際には、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。ここでは、特に重要な2つの注意点について説明します。
ターゲットユーザー以外からのクリックが増える恐れがある
インフィード広告は、ユーザーが広告と気づかずにクリックしてしまうケースが発生します。結果として、広告のターゲット層ではないユーザーによるクリックが増え、広告費用が無駄になる可能性も否めません。
クリックが無駄になるという問題を避けるためには、ターゲティング設定を本来届けたい層に表示されるよう調整する必要があります。性別や年齢、興味・関心、過去の検索履歴などのデータを活用し、広告が適切なユーザーに届くように工夫しましょう。
コンバージョン率に直結しにくい
インフィード広告は、コンバージョンにつながりにくい場合があります。ユーザーの中には、情報収集目的で広告をクリックする人もいるためです。興味本位でクリックしたユーザーが、購入や申し込みなどの行動に移るとは限りません。
さらに、LPの内容が広告の訴求点と一致していない場合、ユーザーに期待外れの印象を与えて離脱を招く可能性があります。広告とLPの整合性を確保し、商品やサービスの価値をユーザーにしっかりと伝えるコンテンツを用意しましょう。

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まとめ:インフィード広告を活用して「広告らしくない広告」を届けよう!
インフィード広告はSNSやニュースサイトのフィード内に自然に溶け込む広告形式で、広告感を抑えつつ高い視認性とクリック率を実現できます。しかし、不要なクリックやコンバージョン率の低下といった課題も存在するため、目的に合った運用が大切です。
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2019年に新卒で大手人材会社に入社。
営業として主に新規提案と派遣社員のマネジメントを担当。
2021年にはwebメディアの運営会社に転職し、主にディスプレイ広告の運用を担当。
2024年、Lifunextにジョイン。
現在はWebコンサルタントの中でもBtoC企業を中心とした広告運用と新規案件の提案に従事。