BtoB企業こそSNS広告!活用するメリットや向いている媒体について解説

SNS広告はBtoC向けのマーケティング手法と思われるかもしれませんが、実はBtoB企業でもSNS広告を活用するメリットは多くあります。ただし、BtoBに適さないSNS広告を選んでしまったり、使い方を間違えたりすると思ったような成果が出ないかもしれません。

本記事では、BtoB企業でSNS広告を活用するメリットを解説します。BtoB企業に向いているSNS広告の種類や成果を出すポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

BtoB企業でも重要?SNS広告とは

SNS広告とは、FacebookやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSで配信する広告です。

総務省の「令和6年版情報通信白書」によると、世界のソーシャルメディア利用者は2023年に49億人に達しており、2028年には60億人を超えると予測されています。

日本での利用者数も2023年時点で1億人を超えており、今後も増加すると考えられています。

このように利用者数の多いSNSでの広告運用は、BtoC企業はもちろんBtoB企業での活用も増加しているマーケティング手法です。

BtoB企業がSNS広告を活用するメリット

BtoB企業がSNS広告を活用するメリットは、主に以下の4つです。

  • 細かくターゲット設定できる
  • 拡散性が高い
  • 低予算から開始できる
  • 競合他社との差別化ができる

ここでは、他のインターネット広告とは異なる性質を持つSNSだからこそ、得られるメリットを詳しく解説します。

細かくターゲット設定できる

SNS広告は、ターゲットを細かく設定できることがメリットです。年齢や性別、地域、役職などのユーザー属性だけでなく、SNS上の行動からもターゲティングできます。

インターネット広告のなかでも、SNS広告はサービスのアクティブユーザーが多いことを活かし、蓄積したデータを活用できることが強みです。

SNS広告は細かい設定によりピンポイントでターゲティング可能となるため、潜在顧客へのリーチが期待できるでしょう。

拡散性が高い

SNSのシェア機能により、情報の拡散性が強いこともSNS広告のメリットです。

一つの広告が一晩で何十万、何億ものユーザーに広まる可能性もあります。

一方で、広告の閲覧数が増えると広告費が高くなる不安もあるのではないでしょうか。

しかし、SNS広告では、ユーザーによって拡散される分には費用がかかりません。より費用対効果が高いことが、SNS広告の特徴です。

低予算から開始することができる

SNS広告は、低予算から始められることがメリットです。

SNS広告はクリック課金やインプレッション課金などの課金方式があり、1日あるいは全期間での予算を決めて運用できます。予想以上のクリック数や閲覧数だった場合でも、予算を超えると自動的に広告がストップする仕組みです。

少額の広告配信から始められるため、トライアンドエラーで成果を出しやすい広告でもあります。

競合他社との差別化ができる

SNS広告のメリットには、競合他社と差別化できる点も挙げられます。

広告デザインや内容で自社ブランドの特徴や強みを強調してブランディングすることで、ユーザーにブランドイメージを定着させやすくなります。

BtoB企業に向いているSNS広告は?

SNS広告であれば、どのような種類でもBtoB企業に向いているわけではありません。

近年さまざまなSNSが利用されているなかでも、BtoB企業に適したSNS広告を紹介します。

Facebook広告

総務省の「令和4年情報通信に関する現状報告の概要」によると、2022年1月時点のFacebookのアクティブユーザー数は全世界で約29億人です。次点のYouTubeと比較し3億人以上も多く、SNS広告の効果が期待できます。

ビジネスで利用するケースも多いFacebookの広告には、デフォルト設定で「インストール」や「申し込む」といったボタンを設置できます。ビジネス利用を前提としておりカスタマイズしやすいため、BtoB企業におすすめのSNS広告です。

X(旧Twitter)広告

総務省の「令和4年情報通信に関する現状報告の概要」によると、全世界におけるXのアクティブユーザー数は436万人で、Facebookと比較して少ない数字です。

一方調査年度は異なりますが、「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」ではXの国内利用率は49.0%と、およそ半数の人が利用していることがわかります。

Xの特徴は、情報の拡散性が高いことです。

ボタン一つで拡散できるため、より多くの人の目に留まる可能性が高まり、潜在顧客へのアプローチが可能です。

また、広告に興味を持った人から、そのフォロワーや近しい人へアプローチしやすい仕組みになっています。

Instagram広告(ビジュアルコンテンツが強い商材向け)

総務省の「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、Instagramの国内利用率はXよりも多い56.1%です。国内利用率は前年と比較し、増加傾向にあります。

Instagram広告の特徴は、ビジュアルコンテンツで表現しやすい商材向けであることです。

静止画あるいは動画で、明確なブランドイメージを持ってもらえます。

BtoB企業がSNS広告を始めるまでの流れ

BtoB企業がSNS広告を始める流れは、以下のとおりです。

  1. 目的・目標の設定
  2. ターゲットとペルソナの整理
  3. SNS媒体の選定
  4. 分析・改善

ここでは、BtoB企業がSNS広告を始めるまでの具体的な流れを解説します。

1. 目的・目標の設定

始めに、SNS広告を打ち出す目的と目標を設定しましょう。

SNS広告はBtoB企業にも効果的と考えられていますが、闇雲に広告を出してしまうと逆効果になりかねません。

SNS広告を始める前に、まずは何のために広告を出すのか、いつまでにどのようなゴールで運用するかを検討しましょう。

KPI(重要業績評価指標)を設定しておくと、広告の効果を評価する際に役立ちます。

2. ターゲットとペルソナの整理

設定した目的と目標を達成するため、ターゲットとペルソナを整理しましょう。

誰に向けて広告を出すのかを決めることで、どのような媒体で配信し、どのような広告内容にすればよいかが明確になります。

ターゲットは自社の商品・サービスを訴求したい顧客層に設定し、ターゲットにあたる層のうち、具体的な人物像を落とし込んでペルソナを整理します。

ペルソナを決める際、より具体的に業種や役職、家族構成などを作り込むことで、打ち出すべき広告内容が明確になるでしょう。

3. SNS媒体の選定

整理したターゲットとペルソナから、広告を出すのに適したSNS媒体を選定します。

ターゲットが多く、ペルソナが利用していそうなSNSを選ぶのはもちろん、ターゲット設定しやすい媒体であることも重要です。

4. 分析・改善

実際に広告運用を始めたら、定期的に分析と改善を行いましょう。

最初に設定した目的と目標の到達度はどれくらいか、狙ったターゲット層にアプローチできているかを分析します。

分析後は必ず改善策を講じ、一定期間後には改善策に対する分析・改善を繰り返し行うとより効果的です。

 BtoB企業がSNS広告で成果を出すためのポイント

SNSは低予算で始められるマーケティング手法ですが、成果を出すためにはいくつか押さえておきたいポイントがあります。BtoB企業がSNS広告で成果を出すためのポイントは、次の3つです。

  • 目的とターゲットを明確にする
  • ターゲットに合ったSNS媒体を選定する
  • 広告感を出しすぎない

それぞれのポイントを詳しく解説します。

目的とターゲットを明確にする

SNS広告を運用する際は、「ブランドの認知拡大」「新規顧客の獲得」といった目的を明確にしましょう。

目的が明確になることでターゲット選定が容易になり、ターゲット層に刺さる広告を打ち出せるようになります。

SNS広告プラットフォームはより詳細なターゲティングができるため、ターゲットを明確にすることで、詳細な設定がしやすくなり広告の成果を得やすくなるでしょう。

ターゲットに合ったSNS媒体を選定する

BtoB企業がSNS広告を運用する際は、ターゲットに合ったSNS媒体を選定することが重要です。

近年はさまざまなSNS媒体が登場しており、媒体によって利用者の性別や年齢、主要な利用用途が異なります。

たとえば、総務省の「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によれば、Instagramは10代から30代の利用率が高いのに対し、Facebookの年代別利用率は30代から50代で高くなっています

ターゲットが多く利用しているSNS媒体を選択することで、成果を出しやすくなるでしょう。

広告感を出し過ぎない

SNS広告で成果を出すためには、BtoCの場合と同様に、BtoBでも広告感を出し過ぎないことがポイントです。

SNSは双方がコミュニケーションを取るためのプラットフォームのため、一方的な情報発信で広告感を出し過ぎるとSNS内で浮いてしまい、ユーザーが敬遠する傾向にあります。

最悪の場合、ブランドにマイナスイメージが付いてしまう可能性もあるため、各SNSに馴染むような広告を制作しましょう。

BtoB企業がSNS広告を活用する際の注意点

SNS広告は多くのユーザーに自社ブランドを認知してもらえる可能性のある広告ですが、一方で注意すべき点を押さえていないとトラブルに発展するケースもあります。

BtoB企業がSNS広告を活用する際に注意したいポイントは、次の2つです。

  • 効果が出るまで時間がかかる
  • 炎上する可能性がある

ここでは、上記の注意点を詳しくみていきましょう。

効果が出るまで時間がかかる

SNS広告は新聞やテレビコマーシャルなど即効性のある広告と比較し、効果が出るまでに時間がかかります。

いわゆる「バズ」により短期間で情報が単発的に拡散されるケースもありますが、一般的に効果が表れるのは数週間から数カ月は必要とされています。

しかし、広告運用の分析と改善を繰り返すことで、効果を実感できるまでの期間を短くすることも可能です。

広告配信後にある程度のデータを収集できたら、分析・改善して長期的に効果を生み出せる運用方式を確立していきましょう。

炎上する可能性がある

SNSの拡散性により、多くのユーザーが広告を見ることでターゲット層にリーチしやすくなることがSNS広告の強みです。

一方で拡散力が強いという特徴には、広告内容によっては炎上して企業イメージが損なわれるリスクも孕んでいます。

炎上する原因はさまざまですが、近年は特にセクシャルな問題に起因する広告が話題に上がりやすいことに注意が必要です。

広告内容にその意図がなくても、別の意味に受け取られてしまうケースもあります。

広告を制作する際は、内容を誤解させる部分がないか複数人で精査し、炎上リスクを低減させましょう。

SNS広告は代理店の活用も効果的

SNS広告は低予算から開始でき、情報の拡散性に優れた広告媒体です。

しかし運用経験がないと、期待する成果を得られない可能性もあります。そのため、広告運用のプロである代理店に依頼することで、望ましい結果が期待できます。

代理店を利用すると、どのSNS媒体を選べば期待する成果を得やすいか、などのノウハウを活用できるだけでなく、運用リソースを確保できることもメリットです。

SNS広告を含めさまざまな媒体から自社に適した方法を提案してもらえるため、高額な導入費用を無駄にしてしまう失敗を防げます。

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まとめ:BtoB企業こそSNS広告に取り組むべき!

SNS広告には、細かいターゲット設定や競合他社と差別化といったメリットがあります。

そのため、SNS広告の運用はBtoB企業も取り組むべきでしょう。BtoB企業が活用するなら、特にFacebook・X(旧Twitter)・Instagramがおすすめです。

しかし、SNS広告の運用には目的・目標の設定やペルソナ整理など、広告運用に関する知識が必要です。

運用経験のない企業がSNS広告で成果を出すためには、多くの時間と費用がかかるケースもあります。

そのため、SNS広告を検討する際は代理店に依頼すると、期待する成果を出しやすくなります。

自社に適した広告の種類・運用方法・分析と改善点の提示など、積み上げたノウハウを利用して効率よくSNS広告を運用できるでしょう。

LifunextのSNS広告運用代行サービスは、1社につき運用コンサルタントが最低2名担当します。

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