SNS広告のターゲティング方法とは?各媒体ごとに解説!
SNS広告とは
SNS広告は、SNS上で配信される広告のことです。ユーザーの関心や行動に基づいてターゲットを設定し、テキストや画像、動画、CTAボタンなどのコンテンツを使用して宣伝やプロモーションを行います。
SNS広告は、広告主が特定の目標(ブランド認知やウェブサイトへのトラフィック、製品の販売促進)を達成するために利用されます。各SNSの広告プラットフォームは広告予算や目標に合わせてカスタマイズでき、リアルタイムでデータを分析し最適化することも可能です。
SNS広告の媒体別ターゲティング方法
ここではSNS広告の媒体別ターゲティング方法を紹介します。今回紹介するSNS広告は次の通りです。
- Meta広告
- X広告(旧Twitter広告)
- TikTok広告
- LINE広告
- YouTube広告
Meta広告
Meta広告のターゲティング方法は以下の通りです。
コアオーディエンス | 以下の点を設定できる・所在地・年齢・性別・言語・詳細ターゲット設定(具体的な利用者層、興味・関心、行動など) |
カスタムオーディエンス | 以下の4つを設定できる・ウェブサイトカスタムオーディエンス・アプリアクティビティカスタムオーディエンス・カスタマーリストのカスタムオーディエンス・エンゲージメントカスタムオーディエンス |
既存のオーディエンス | 既存顧客と似ていて、自社のビジネスに関心を示す可能性が高いと思われるユーザーに広告を表示する |
※参考:Metaビジネスヘルプセンター|オーディエンスについて
コアオーディエンスとは、Meta広告の基本的なターゲティング(オーディエンス)設定のことです。2023年10月現在は「Advantage+ オーディエンス」という新しい機能が導入され、自動的にオーディエンスが見つかるようになっています。
オーディエンスタイプとは、いわゆるリターゲティングのことです。自社のビジネスに対してなんらかのアクションを示したユーザーをターゲティングする際に使用します。
類似オーディエンスは既存顧客と似ているユーザーにターゲティングするものです。
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X広告(旧Twitter広告)
X広告(旧Twitter広告)のターゲティング方法は以下の通りです。
オーディエンスの特性 | 地域ターゲティング年齢ターゲティング言語ターゲティング性別ターゲティング端末、プラットフォーム、Wi-Fiターゲティング |
オーディエンスタイプ | 会話ターゲティングキーワードターゲティングフォロワーが似ているアカウントのターゲティングイベントターゲティング映画とテレビ番組のターゲティングツイートエンゲージャーターゲティング興味関心ターゲティング |
既存のオーディエンス | フォロワーターゲティングカスタムオーディエンス |
X広告(旧Twitter広告)はオーディエンスの特性に基づいて、地域や年齢、性別、言語、端末などを指定できます。オーディエンスタイプ別にもターゲティングが可能で、キーワードやフォロワーが似ているアカウント、イベントなどを対象に配信が可能です。
さらに、既存のオーディエンスをターゲットにしたり、カスタムオーディエンスを活用したりすることで、より精度の高い配信ができるようになるでしょう。
TiKTok広告
TiKTok広告のターゲティング方法は以下の通りです。
デモグラフィック | 性別年齢地域言語などでターゲティングする |
興味・行動 | ユーザーがTikTok内で示した興味や行動に基づいてターゲティングする |
デバイス | ユーザーのデバイスを指定してターゲティングする |
※参考:TikTokビジネスヘルプセンター|広告ターゲティングについて
TiKTok広告の「デモグラフィック」では、13歳〜17歳といった若いユーザーにもターゲティングできます。
また、上記3つ以外にも、既存オーディエンスをターゲットにできる「カスタムオーディエンス」や類似顧客にターゲティングする「類似オーディエンス」が利用できます。
LINE広告
LINE広告のターゲティング方法は以下の通りです。
デモグラフィックターゲティング | 以下の項目でターゲティングする・地域・年齢・性別・OS・趣味・関心・行動・属性 |
オーディエンス | 以下の項目でターゲティングする・ウェブトラフィックオーディエンス・モバイルアプリオーディエンス・IDFA/AAIDアップロード・電話番号アップロード・メールアドレスアップロード・LINE公式アカウントの友だちオーディエンス・類似オーディエンス・動画視聴オーディエンス |
クロスターゲティング | LINEの他サービスで取得したデータをもとにターゲティングする |
※参考:LINEヤフー for Business|オーディエンスを使って配信する
デモグラフィックターゲティングでは、ユーザー属性でターゲティングできます。ただ、LINEは実名で登録しなくても使えるため、ユーザー属性はLINEスタンプの購入履歴や行動履歴を元に推測した「みなし属性」です。実際の属性とは違う可能性がある点に注意してください。
自社のリストやLINE公式アカウントの友だちに対して配信することもできます。また、他サービスで取得したデータをもとにターゲティングする「クロスターゲティング」という方法もあります。
YouTube広告
オーディエンスターゲティングを用いると、見込みのあるユーザーに対して広告を配信できます。すでに自社の製品やサービスに興味を示している層にリマーケティングしたり、同じ興味を持つユーザーにリーチしたりする際に効果的です。
またYouTubeリマーケティングは、チャンネルを視聴したユーザーにリーチする手法です。サイトに訪問したユーザーに対してリーチする手法だと思われがちですが、こちらとは別だと理解しましょう。
コンテンツターゲティングは、認知度向上やブランディングなどに向いています。特定のトピックに基づいて広告を配信することで、自社の製品やサービスに興味を持ちそうなユーザーにアプローチできます。
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SNS広告の効果測定方法
SNS広告の効果測定方法はSNSによって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
- CTRを計算する
- CVRを計算する
- 広告の目標達成率やエンゲージメントから成功を判断する
- 広告にかけたコストに対する収益を評価する
まず、CTR(「広告がクリックされた回数」と「広告が表示された回数」の比率)を計算します。次に、コンバージョン率を計算し、ユーザーが購入や登録、ダウンロードなどを行った割合を確認しましょう。
また、SNSの提供する分析ツールなどを利用して、広告の目標達成率やエンゲージメント(いいねやシェアなどの反応)をモニタリングし、広告キャンペーンの成功を判断します。最後に、ROI(投資収益率)を計算して、広告にかけたコストに対する収益を評価します。
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まとめ:SNS広告の媒体別ターゲティング方法を理解しよう!
SNS広告は媒体によってターゲティング方法が異なります。今回紹介したポイントを理解して、ターゲティングの精度を高めましょう。
ターゲティングを設定し、広告を配信したら、効果を測定します。ただ、SNS広告は効果を測定して終わりというわけではありません。効果を測定して浮かび上がった課題などを改善し、PDCAを回して次に繋げましょう。
Lifunextは、Meta・X(旧:Twitter)・LINEの認定代理店です。大手代理店出身のコンサルタントが多く在籍し、高品質な運用ノウハウを提供することができます。Lifunextの特徴はコンサルタントの評価制度を「顧客の評価」と連動して行っており、真のクライアントファーストなご提案を行える体制を大切にしています。
無料のご相談・無料のWeb広告アカウント診断を実施しているので、お気軽にお問合せください。
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本記事のポイント
- SNS広告のターゲティングは媒体によって異なりますか?
-
異なります。また、SNSはユーザーの属性も異なるため、それぞれに応じたターゲティングが大切です。
- LINE広告のターゲティング方法を教えてください。
-
3つのターゲティング項目があります。
- デモグラフィックターゲティング
- オーディエンス
- クロスターゲティング
2015年株式会社イー・ステート・オンラインに入社。営業として主に不動産案件のサイトのアクセス解析や市場調査情報を基づいたメディアプランの設計、 販促ツールの導入支援を行う等、Webマーケティングの幅広い業務を従事。社内アワード複数回受賞経験あり。2021年、 Lifunextにジョイン。現在はオペレーションとしてコンサルタントの作業効率化・分析サポートなどを行っている。