Instagram広告のターゲティングの種類を徹底解説!

目次

ターゲティングとは

ターゲティングとは、顧客セグメントや受け手を明確に特定し、それに合わせた広告を運用することです。対象を絞り込むことで効果を最大化し、無駄な広告費を削減することができます。

特に、Instagram含むインターネットの広告はCPC(クリック課金)やCPM(表示課金)がメインです。リード(見込み客)とならない相手に広告を配信しても、広告費を無駄に消耗するだけで契約や購入には至りません。例えば、女性用の商品を男性に表示しても購買には繋がらないでしょう。

インターネットのマーケティングは現実世界と違い、さまざまなユーザーに広告を届けられる一方で、ターゲティングしなければ効果が弱まってしまいます。反対に、効果的にターゲティングすることで広告のパフォーマンスを最適化できます。

Instagram広告のターゲティング3種類

Instagram広告のターゲティングには3つの種類があります。

  • コアオーディエンス
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス

コアオーディエンス

コアオーディエンスは「利用者属性ターゲティング」と「インタレストターゲティング」の2つに分かれており、それぞれで設定項目が異なります。

利用者属性ターゲティングインタレストターゲティング
地域年齢性別言語属性興味・関心行動

例えば「地域」の場合、国や都道府県はもちろんのこと市区町村や郵便番号などでターゲティングできます。「年齢」では13歳〜65歳の範囲で、1歳刻みでターゲティングできるのもコアオーディエンスの特徴です。

インタレストターゲティングの「興味・関心」では、フォロー中のアカウントや使用したハッシュタグ、いいね、コメントなどの履歴から、特定のユーザーにターゲティングできます。例えば、次のような項目があります。

  • スポーツ・アウトドア
  • テクノロジー
  • ビジネス・業界
  • フィットネス・ウェルネス
  • レジャー施設
  • 家族と交際関係
  • 食品・飲料品

さらに、「行動」では行動履歴やスマホの利用状況などでターゲティング可能です。このように、ユーザー属性やユーザーの動向でターゲティングできるのがコアオーディエンスです。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスとは、自社のユーザーリストを用いてターゲティングするという手法です。自社のユーザーに再度広告を配信したり、反対に自社ユーザーを配信ターゲットから除外したりすることができます。

具体的には、次のような使い方ができるでしょう。

  • 見込み度が高いユーザーにコンバージョンを促す
  • 自社サイトに訪れたことのあるユーザーにアプローチする
  • 自社のSNS(InstagramやFacebook)に関心を示したユーザーに広告を表示する
  • 自社の動画を再生したりアプリをダウンロードしたりしたユーザーにリーチさせる

Instagram広告では、1つの広告アカウントにつき最大500種類のカスタムオーディエンスを作成可能です。

類似オーディエンス

類似オーディエンスとは、既存顧客に似た属性や興味を持つユーザーをターゲティングするという手法です。カスタムオーディエンスをもとに、似た特性を持つユーザーを選び出して広告を表示します。

例えば、自社のInstagramアカウントを頻繁に閲覧するユーザーだけでなく、そのユーザーと属性(年齢、性別、興味など)が似ているユーザーにもアプローチできます。類似度は1%から10%まで設定可能で、1%が最も高い設定です。

類似オーディエンスのメリットは、潜在顧客にもアピールできることです。ただし、範囲を広げすぎると効果が低下し、範囲を狭く設定しすぎるとリーチが制限されます。1%から始めて段階的に範囲を広げるアプローチがおすすめです。

Instagram広告のターゲティングを活用して成果を出すポイント

Instagram広告の運用を成功させるには、ターゲティングの活用が鍵を握ります。活用のポイントは次の3つです。

  • ターゲット像を具体的に立てる
  • ターゲットに合う広告で配信する
  • 異なるターゲティングで同時に配信する

ターゲット像を具体的に立てる

Instagram広告のターゲティングで成果を上げるためには、具体的なターゲット像を明確に立てることです。対象ユーザーの特性や興味を理解し、それに基づいて広告をカスタマイズすることで、ターゲット層に訴求力のあるメッセージを届けられるでしょう。

例えば、年齢や性別、趣味、購買履歴、地理的な情報などを考慮し、自社の理想的な顧客像を詳細に描き出します。さらに、次の点を明確にして、具体的なペルソナを描きましょう。

BtoCの場合BtoBの場合
職業家族構成ライフスタイル興味・関心消費者が抱える課題や望み問題解決に対する期待使用するメディアやプラットフォーム業界規模売上高所在地決定者の特性課題とニーズ意思決定プロセス: 競合情報

具体的なターゲット像を設定することで広告のパフォーマンスを向上させ、コンバージョン率を高めるのに役立ちます。

ターゲットに合う広告で配信する

ターゲットに合った広告コンテンツを提供することも重要です。Instagramにおける5つの広告タイプを理解して、適切なものを選びましょう。

  • 写真広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告
  • ストーリーズ広告

例えば、自社アカウントのフォロワーに広告を配信したい場合は写真広告がおすすめです。フォロワー以外のユーザーに自社のブランドを認知させたい場合、ストーリーズ広告を利用しましょう。

選択した広告タイプがターゲット層に合致し、訴求力を持つことが成功の鍵です。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

【最新版】Instgram広告の特徴や仕組み、成功させるポイントを解説! 

異なるターゲティングで同時に配信する

異なるターゲティングオプションを使って同時に広告を配信する、という方法もあります。同じ広告を、異なるターゲティングで配信してみましょう。

例えば、年齢や性別、興味関心などを異なる組み合わせで試し、クリック率やコンバージョン率、広告費対効果(ROAS)などの指標を分析します。このようなA/Bテストを行うことで「どのターゲティングが最も効果的か」を分析することができるでしょう。

Instagram広告ターゲティングの注意点

Instagram広告のターゲティングにおける注意点は多々あります。特に気をつけたいのが、ターゲティングの絞りすぎです。

ターゲット層を細かく絞りすぎると、広告の配信数が制限され、パフォーマンスが低下する可能性があるでしょう。広告の運用を始めた際は、広告を見る機会のある新たな層にもアプローチする必要があります。ターゲティングしすぎると認知の拡大につながらず、広告費が無駄になりかねません。

また、過度なターゲティングは広告費の高騰にもつながります。Instagram広告はオークション形式で広告費が決まりますが、ターゲティングが狭いと競争が激化してしまうでしょう。このような点に注意して、適切にターゲティングすることが大切です。

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まとめ:Instagram広告のターゲティングの種類について知ろう!

Instagram広告のターゲティングは種類を理解して、適切な方法を選択することも大切です。同時に、ターゲット像を明確にし、目的に合った広告タイプで広告を配信しましょう。

場合によってはInstagram広告だけでなく、GoogleやYahoo!のリスティング広告も検討することが大切です。

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本記事のポイント

Instagram広告のターゲティングの種類とは?

Instagram広告のターゲティングには3つの種類があります。

  • コアオーディエンス
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス
Instagram広告のターゲティングの注意点とは?

ターゲティングの絞りすぎです。絞り込みすぎると、広告の配信数が制限されてしまいます。また、広告費の高騰につながりかねません。

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